新卒採用は企業にとって、企業の将来を決めるといっても過言ではない重要な事業です。しかし、限られた予算内で最適な人材を見つけることは簡単なことではなく、頭を悩ませている採用担当の方もいるのではないでしょうか。このコラムでは、新卒採用コストの種類から、採用コストを抑える具体的な方法まで詳しく解説していきます。
2. 採用コストの種類は大きく分けて2つ!
3. 新卒採用コストの平均
4. 採用コストの見直しポイント
5.新卒の採用コストを削減する具体的な方法
6.まとめ
7.スカウト採用におすすめ!「就活応縁くまもと」
新卒採用コストとは?
新卒採用コストとは、企業が新卒の就活生を採用する過程で発生する一連の費用を指します。
これには、求人広告の掲載料、企業説明会への参加費、採用した新入社員のトレーニングにかかる費用などが含まれます。新卒採用は、これらのコストを最小限に抑えつつ、自社の求める人材を確保することが重要になってきます。
採用コストの種類は大きく分けて2つ!
採用コストの種類について見ていきましょう。
内部コスト
内部コストとは、企業が新卒採用を行う際に自社内で発生する費用のことです。
これには、人事部門のスタッフの給与、採用関連の研修やイベントの開催費用、面接などにかかる時間コストなども含まれます。また、内部の採用担当者が行う履歴書の確認や面接の実施なども内部コストです。内部コストは予測と総額が把握しにくく、削減も難しいという傾向があります。
外部コスト
採用活動における外部コストとは、企業が新卒採用を行う際に外部のサービスを利用することによって発生する費用です。
具体的には、求人広告の掲載料の利用料、採用パンフレットの印刷費、プロモーション動画の制作費などが含まれます。また、採用イベントへの参加費用、集団面接の開催費用なども外部コストになります。
外部コストは、内部コストに比べて総額の予測と把握がしやすい傾向があります。内部コストに比べて削減もしやすいですが、外部コストを削りすぎると学生との接点が少なくなってしまうので注意が必要です。
新卒採用コストの平均
皆さんの企業では、新卒採用はどれくらいの予算感で行っているでしょうか?
新卒採用にかけるコストの様々な企業全体の平均、新卒一人あたりにかかる平均コストを見ていきましょう。
企業全体での採用コスト
新卒採用に関するコストは、企業の規模や業界によって大きく異なってきます。2019年のデータに基づく新卒採用にかかる平均コストは以下のようになります。
- 50名以下規模の企業…年間約162.7万円
- 51名以上かつ300名規模の企業…約322.4万円
- 301名以上かつ1000名以下規模の企業…約535.5万円
- 1001名以上規模の企業…約1809.9万円
新卒1人当たりにかかる採用コスト
新卒1人当たりの採用コストは企業や職種により、大きく変動します。
例えば、中小企業では平均して50万円から100万円程度、大企業ではそれ以上になることが多いです。しかし、この数字は業界や地域、企業の規模によって異なるため、採用コストの予算設定は各社の状況に応じて変ってくるでしょう。
採用コストの見直しポイント
ここからは気になる採用コストの見直しポイントを確認していきましょう!
採用の目的を明確化する
企業が新卒採用を行う理由は主に、人材不足による欠員補充のためと、企業の発展のための増員です。
「企業の発展のための増員」ならば、早期退職を防止するための環境作りを行い、「人材不足による増員」ならば入社後に即戦力となるように教育体制を整える必要があるなど、採用の目的を明確化することで現状何をすべきなのかが分かってきます。
採用の優先順位を付ける
社内で人員が不足している部署がないか、部署に合った能力や専門知識を有している社員がいるかを確認します。そして、急務で補填が必要な部署や技術者、将来的に必要になる部署、十分間に合っている部署などに分類し、優先順位をつけます。
求める人物像を明確化する
上記でご紹介した「採用の目的を明確化する」「 採用の優先順位を付ける 」を元に、最終的に「現在、どのような人材を求めているのか」を明確にします。これにより適切な人材像を社内で共有することが可能です。就活生のミスマッチを防ぐことで時間とコストの削減に繋がります。
新卒の採用コストを削減する具体的な方法
次に採用コストを削減するための具体的な方法を見ていきましょう。
リファラル採用を活用する
リファラル採用は、社内の信頼できる従業員を通じて新卒者を採用する方法です。リファラル採用は、採用コストを大幅に削減できると同時に、社員の人脈を活用して質の高い候補者を見つけることができるのが魅力です。
リファラル採用を活用した採用は、離職率が大幅に低くなるという統計もあります。
オンライン採用イベントの活用
オンライン採用イベントは実際に出展する企業説明会などの対面イベントとは異なり、交通費や会場費用が必要ないため大幅なコストカットが可能になります。
また、オンラインで行うことによって地域を限定せず全国の学生と接点を持つことができ、より広い範囲から、質の高い人材を発掘することもできるようになることもメリットです。
しかし、オンラインは対面イベントとは異なり、自社の雰囲気が伝わりにくいこと、志望度が低い学生も気軽に参加できることから、より丁寧な説明と学生との対話が重要になってきます。
自社の採用ページを充実させる
自社の採用ページを充実させることも、求人広告で必要になる利用料金が発生しないことからコストカットに繋がります。
就活生が知りたい詳細な職務内容や福利厚生、一日のスケジュール感などを記載し、就活生が入社後のイメージをより明確にできるようにしましょう。
詳細なイメージを就活生側に持ってもらうことにより、就活生が自分にあった企業なのかを判断することができるので、大幅なミスマッチを減らすことができます。
求人サイト・媒体の見直し
求人サイトの掲載費用は、採用活動中で最もコストがかかる部分の一つです。この部分を見直すことで、大幅なコスト削減が期待出来ます。
自社がどのような求人サイトに掲載しているのか見直しましょう。たとえば、多くの企業が利用する一般的な求人サイトに複数掲載するのではなく、業界特化型や職種特化型の求人サイト1本に変更してみましょう。
これにより、求める人材にマッチした就活生の目につきやすくなり、コスト削減に繋がります。
まとめ
新卒採用におけるコストを効率化する秘訣は、既存の流れに囚われず時代の流れに沿った柔軟な対応にあります。しかし、現在の日本の就活市場は売り手市場であり、学生は企業を選べる優位な立場です。
採用コストを抑えることは非常に重要ですが、それを第一に新卒採用を行ってしまうと、学生にもそれは伝わり自社を選んでもらうことは出来ないでしょう。
企業と学生は対等な立場であることを念頭に置き、その上で採用コストをどう削減するかを考えることが重要です。また、学生との接点が最も多い採用担当の教育も大切です。企業の「顔」としての側面も持つ採用担当が働きやすい環境を作ることで、より質の高い新卒採用活動が可能になるでしょう。
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