若い世代を中心にSNSで様々な情報収集することが当たり前となった今、採用活動のあり方も変化を求められています。これまでのようなリクルートサイトに登録する、自社サイトで求人情報を出すというようなやり方だけでは、アピール力のある企業に人材が流れていってしまう可能性も。
SNS採用はメリットが大きく、始めるのも比較的簡単である反面「どのSNSを選べば効果が高いのか」「炎上を避ける為にはどうしたらいいのか」という方も多いのではないでしょうか。
この記事ではSNS採用のメリット、デメリット、SNS別のユーザー傾向などをご紹介します。採用担当者必見です!
1. SNS採用とは
2. SNS採用のメリット
3. SNS採用のデメリット
4. 【こんな企業におすすめ】SNS別ユーザー傾向と特徴
5.SNSを活用している企業
6.新卒採用でSNSを活用してみましょう
7.スカウト採用におすすめ!「就活応縁くまもと」
SNS採用とは

SNS採用とは、SNS採用とは、企業がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を活用して人材を募集・採用する手法です。
従来の求人サイトやエージェントを通じた採用活動とは異なり、SNS採用は企業の公式アカウントや社員の個人アカウントを通じて行われます。
SNS採用のメリット

SNS採用は、求職者と企業の距離が近いことで生まれるメリットが多くあります。SNS採用のメリットを見ていきましょう。
幅広い層にアプローチできる
SNSは年代、属性、地域を問わず様々なユーザーが利用しているため、1つの発信で幅広い層にアプローチすることができます。
就活生だけでなく、話題が幅広く拡散されればその親世代の方にも認知してもらうことも可能です。
比較的低コストで運用できる
各種SNSはどれも無料で始めることができ、利用するための料金も発生しないことがほとんどです。
利用料がかかるリクルートサイトとは違い、運営費用が掛からないため採用コストを削減することが出来ます。
企業の魅力がダイレクトに伝わる
SNSを通じて企業の魅力や企業理念、どんな社員が活躍しているのかなどをダイレクトに伝えることができます。
自社の雰囲気を詳しく知ってもらうことで、就活生のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
SNS採用のデメリット
SNS採用はメリットも多いですが、デメリットもあります。特に気になる「SNS炎上」など含めて、対処法と一緒に詳しく解説していきます。
即効性が低く、貢献度も数値化しにくい
SNS上での活動の貢献度を数値化するのは難しく、「具体的に何が何パーセントアップした」のような効果を測定するのが難しい側面があります。
SNSの運用は短期的な成果を求めず、長期的な視点で運用することが必要になります。フォロワー数やエンゲージメント率、応募数など、数値化しやすいものを目安に戦略を立てることが重要です。
ネットリテラシーに注意
誤った情報の発信や、不適切な投稿、アカウントを間違って投稿してしまう「誤爆」などは企業のイメージを著しく損ねる可能性があります。企業としては絶対に炎上は避けたいですよね。
このような炎上、誤爆を防ぐためには、以下の方法があります。
- SNS運用のガイドラインを作成し、全社員に周知徹底する。
- ネットリテラシーの教育を受け、適切な情報発信の方法を学ぶ。
- 偏った情報にならないため、複数人で内容をチェックする。
- ChatGPTなどで、不適切な内容がないか確認する
- 誤爆を防ぐために、SNS投稿は個人の端末からは行わない。可能なら専用の端末を用意する、もしくは社内のパソコンからのみ行う。
常に発信し続ける必要がある
SNSは常に新しい情報を発信し続ける必要があります。SNSはとても情報の動きが速いメディアであり、更新が滞ってしまうと情報が埋もれてしまいます。定期的に更新を続けることでアカウントと企業の信頼性を高めることができます。
常に最新の情報を発信するためにはSNS運用を専門とする担当者を配置し、HootsuiteやBufferといったSNS管理ツールなどをうまく活用しましょう。
【こんな企業におすすめ】SNS別ユーザー傾向と特徴

いざ企業のSNSを開設しようと思っても、どのSNSを始めればいいか迷ってしまいますよね。次に、有名なSNSのユーザー傾向と、おすすめの企業を紹介していきます。
LINE
ユーザー傾向:10代~60代以上まで、男女ともに幅広い層が利用しているため、就活生や、就活生の親世代にマッチします。
こんな企業におすすめ:地域の就活生をターゲットにした、地域密着型の企業におすすめです。LINEで就活説明会のお知らせや、イベントの情報を発信することができます。
YouTube
ユーザー傾向:10代から50代まで幅広い年齢層が利用していますが、特に20代の利用率が最も高いです。男女比は男性がやや多い傾向があります。
こんな企業におすすめ:その業界ならではの光景や、製品やサービスを動画で紹介したり、職場の雰囲気をわかりやすく紹介したい企業におすすめです。
ユーザー傾向:10代~30代の年代の利用率が高く、男女比はやや女性が高い傾向があります。
こんな企業におすすめ:ファッション、ブライダルなどのビジュアルコンテンツが重要な業界におすすめです。Instagramの投稿で企業ならではの特徴を出すことで、企業の価値観や世界観をダイレクトに伝えることができます。
X(旧Twitter)
ユーザー傾向:20代を中心に、男女問わず幅広い年齢層が利用しています。
こんな企業におすすめ:リアルタイムで情報を発信したい企業や、エンターテインメント業界など、就活生や他社のアカウントのやりとりを面白く行い、堅苦しさを感じず身近に感じてもらいたい企業におすすめです。
TikTok
ユーザー傾向:10~20代の若年層が中心。男女比は女性の割合がやや高いです。
こんな企業におすすめ:トレンドに敏感な若年層の利用率が高いので、ファッション関係や化粧品メーカーなどの企業におすすめです。短い動画で、商品やサービスをアピールできます。
SNSを活用している企業

実際にSNSを活用している企業をいくつかご紹介します。どのような内容が効果的なのか、どのようにSNSを活用しているのか、参考にしてみてください。
テレビ東京 (X, 旧Twitter)
テレビ東京はX(旧Twitter)で最新の番組情報やイベント情報を発信しています。また、撮影の裏側を発信したり、視聴者とのリアルタイムでのコミュニケーションをとることによって番組の魅力を広く伝えています。
テレビ東京のXはこちら
(X, 旧Twitter)
Nabtesco株式会社は、X(旧Twitter)で「ナブテスコモンスターズ」というマスコットキャラクターと共に企業の技術や製品情報を発信しています。個性的なマスコットキャラクターとユニークな呟きが人気を集めています。
Nabtesco株式会社のXはこちら
Sansan株式会社 (X, 旧Twitter)
Sansan株式会社は、X(旧Twitter)を通じて、企業文化やイベント情報を発信しています。社員の声や企業の取り組みを紹介することで、企業の魅力を伝えています。
Sansan株式会社のXはこちら
新卒採用でSNSを活用してみましょう

SNS採用は、新卒採用において欠かせない手法となりつつあります。これまでのやり方に固執するのではなく、新しい手法や戦略を取り入れ、就活生にとって魅力を感じる企業作りや、時代の流れについていく必要があります。
また、SNS採用にはメリットもありますが、大きなデメリットもあることを忘れてはいけません。
どのSNSを選ぶかや、どのように運用するかもポイントになってくるので、実際にSNS運用で成功を収めている企業を参考に、是非SNSを効果的に活用してください。
スカウト採用におすすめ!「就活応縁くまもと」
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