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採用担当者必見!親確を取り付ければ内定辞退者を減らせるって本当?|就活応縁くまもと

- 2024.10.17

採用担当者必見!親確を取り付ければ内定辞退者を減らせるって本当?|就活応縁くまもと
 

採用活動で「親確」という言葉を耳にしたり、実際の採用活動で親確の取り付けをされている方も多いのではないでしょうか。

親確とは、内定後に内定者の親に入社を認めてくれるか否かを確認することです。近年は採用活動において親確を実施する企業が増えてきているようです。
親確が行われるようになった背景としては、内定後に親の反対で内定を辞退する内定者が後を絶たないためといわれています。

本記事では、親確が増えている要因・親確が必要な企業の特徴・親確を取り付けるための具体的な対策を解説します。企業の採用担当者の方には、内定辞退を避けるために役立つ情報ですので、ぜひ最後までお読みください。

親確とは?

親確とは

親確とは、内定者の親に自社に入社することを認めてくれるか否かを、確認することを指します。近年は、さまざまな理由により、子どもの就職先を決めるにあたって、親の影響力が増えてきています。

そのため、採用企業側としても親確の重要性が増してきているのが実情です。

親確の取り付けが増えている理由

親確の取り付けが増えている理由

次に、親確が増えている理由について解説します。増えている理由としては、以下の3点が挙げられます。

  • 就活生にとって身近な社会人であるため就職先の相談がしやすい
  • 少子化や時代の変化により親の子離れが遅くなった
  • ブラック企業について報道される機会が増加した

それぞれの理由の詳細について、詳しくみていきましょう。

就活生にとって身近な社会人であるため就職先の相談がしやすい

就活生にとって、就職先を選ぶことは人生の中でも、非常に大きな決断のひとつです。そのため、どの企業を選べばよいか悩むものです。

このような悩みを解決するために、すでに社会人として働いている人に相談したいと考える就活生も多いでしょう。その際、自分にとって最も身近な存在で相談がしやすい社会人の先輩は親です。

そのため、就職先を決めるにあたって、親に相談するケースが多くなったといえます。

少子化や時代の変化により親の子離れが遅くなった

少子化の影響や、時代の変化により成人になった後でも、親が子どもに対してあれこれ干渉するケースが増えています

昔は、子どもは複数人という家庭が一般的であったため、ひとりの子どもに対してだけいろいろと面倒をみることは少なかったものです。現在は少子化の影響により子どもがひとりという家庭が増えており、その結果子どもに対していろいろと面倒がみれる状況です。そのため、成人した後も子どもに対して干渉する機会が増えてきていると推測できます。

その結果、一人っ子が増えることによって、子どもを溺愛することが多くなり、親の子離れが遅くなってしまいます。

ブラック企業について報道される機会が増加した

近年、いわゆる「ブラック企業」と呼ばれる企業が報道される機会が増えています。親からみると、自分の子どもをブラック企業には入社させたくないと思うものです。

そのため、就職先がブラック企業ではないかと心配することにより、子どもの就職先への干渉も増える要因となっています。

親確の取り付けが必要となる企業の特徴

親確の取り付けが必要となる企業の特徴

次に、親確の取り付けが必要となる企業の3つの特徴を紹介します。

  • 会社の規模が大きくない中小企業
  • 業績があまりよくない会社
  • 企業の設立から日が浅い

それぞれの特徴について、詳しく紹介しましょう。

会社の規模が大きくない中小企業

親としては、知名度が高く・倒産などのリスクが低く・高収益であり待遇(給与・休日・福利厚生)が整った企業に、子どもを就職させたいと考える傾向にあります。

中小企業にも、高収益であったり待遇が整ったりする企業はありますが、世間的な知名度が低いことが多いです。その結果、親からするとそのような企業への就職に難色を示すことがあります。

業績があまりよくない会社

業績があまりよくない会社には、倒産リスクが高くまた収益も低く、将来性もあまりよくないという印象を親が持つことになります。そのため、子どもをそのような会社に入社させることに対して、反対という意思表示がなされる場合があるでしょう。

企業の設立から日が浅い

将来性の高い事業を行っており、業績や収益もよく社員の待遇も申し分ない企業であっても、親が子どもを入社させることを認めない場合があります。

それは、設立から日が浅い企業です。設立から間もないことから知名度もまだ高くなく、また事業が軌道にのっておらず、倒産リスクが高いと親が判断してしまうためです。

親確を取り付けるための具体的な対策

親確を取り付けるための具体的な対策

ここでは、親確を取り付けるための具体的な5つの対策を紹介します。

  • 自社の企業紹介資料の送付
  • 自社の企業公式サイト・採用サイトの改善
  • 内定者の親向けに企業説明会・食事会などのイベントを開催
  • 内定者の親に手紙を書く
  • 内定者宅への家庭訪問

いずれの対策も、内定者の親の不安を取り除くことが重要です。ひとつひとつの対策について、詳しくみていきましょう。

自社の企業紹介資料の送付

内定者の親の不安を取り除くために、自社の企業紹介資料を送付する方法です。具体的には、以下のような情報が企業紹介資料で説明されているとよいでしょう。

  • 自社の事業内容およびシェア
  • 事業の将来性
  • 業績(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書など)
  • 主要取引先(なるべく知名度の高い取引先を紹介)
  • 社員の平均年収
  • 福利厚生制度

これらの情報が確認できると、内定者の親の不安も取り除けるでしょう。

自社の企業公式サイト・採用サイトの改善

自社の企業公式サイト・採用サイトの改善も、内定者の親の不安を取り除く効果があります。具体的には、以下のような改善を行うとよいでしょう。

  • 公式サイトの構築(そもそも公式サイトがない企業は信頼性が低いため)
  • スマホでも参照できること
  • 頻繁に更新を行うこと
  • 内定者の親が知りたい情報が紹介されていること(知りたい情報は、前述の自社の企業紹介資料の送付の章を参照ください)

現代は、企業に公式サイトがあることが当たり前の時代です。逆に、公式サイトがない企業の場合、信頼性が下がってしまったり、サイト構築ができないほど収益が上がっていないなど、ネガティブな評価を下されてしまうでしょう。

また、スマホでサイトをチェックすることも増えていることから、スマホでもサイトが見れるように対処することが求められます。公式サイトに掲載されている情報が古い、つまり情報の更新頻度が低い場合にも、企業に対して不安感が芽生えてしまいます。

内定者の親向けに企業説明会・食事会などのイベントを開催

内定者の親を対象とした企業説明会や、企業側の経営者・採用担当者を交えた食事会などのイベントの開催も、内定者の親の不安を取り除くにはよい対策のひとつでしょう。

企業側から、事業内容・社員の待遇や福利厚生制度を説明し、内定者の親が不安な点を直接企業側に聞ける場を設けることによって、親の不安も解消することが期待できます。

内定者の親に手紙を書く

内定先企業の経営層から、内定者の親に手紙を書くということも有効な対策のひとつです。企業のトップから直々に手紙をもらうことによって、企業側の誠意が内定者の親にも伝わるため、内定先企業への好感度も増します。

その結果、子どもをその企業に入社させることを認める可能性も上がるでしょう。

内定者宅への家庭訪問

内定先の企業の担当者が、内定者の実家を直接訪問し、自社の企業の説明を行うとともに、親が不安に思っている点について、誠意を持って回答するという方法もよい対策です。

企業説明や親からの疑問に対して回答することで、親の不安が取り除かれるとともに、その企業に対しての心象もよくなり、子どもの入社を認める可能性が広がるでしょう。

親確は採用活動の一環!

親確は採用活動の一環!

本記事では、親確の取り付けが増えている要因および親確が必要な企業の特徴、親確を取り付けるために有効な対策について紹介してきました。

親確の取り付けが増えてきた理由としては、親の子離れが遅くなり就職先の決定においても親の干渉が多くなってきたこと。親確の取り付けが必要な企業の特徴は、中小企業や業績があまりよくない企業であること。親確の取り付けに有効な対策としては、自社の企業紹介資料の配付・企業公式サイトの改善などがあることを紹介してきました。

企業の採用担当者の方は、本記事を参考に親確の取り付けを行ってみてはいかがでしょうか。

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