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中小企業が人手不足でも人材を雇わないのはなぜ?原因と対策を解説!|就活応縁くまもと

- 2025.01.20

中小企業が人手不足でも人材を雇わないのはなぜ?原因と対策を解説!|就活応縁くまもと

「人手不足なのに、会社が新しい人材を雇ってくれない…」「会社は現場の人手不足の現状をまるで理解していない!」
こんな風に思ったことはありませんか?
中小企業の人手不足は、多くの企業で慢性化している問題です。将来的にも優秀な人材を確保するのはさらに難しくなってくると考えられます。
今回は中小企業が人手不足でも人材を雇わないのはなぜか?その原因と対処法を探っていきましょう。

中小企業における人手不足の原因 

中小企業における人手不足の原因

まず、多くの中小企業が人手不足に陥っている原因をみていきましょう。

人口減少と労働人口の減少 

日本の人口減少は、日本の経済活動に大きな影響を与えています。

15歳から64歳の生産年齢人口の減少は深刻で、2030年にはこの層が現在よりも約800万人減ると予測。労働人口の減少は現在も中小企業の人材確保をますます困難にしていますが、将来的にも人材は企業間での取り合いが予想されます。

中小企業庁の「中小企業白書2024」によれば、労働力不足は中小企業経営者の最も大きな課題の一つとして挙げられています。

若者の都市部集中と地方の衰退

地方では人口減少が都市部以上に進行しており、中小企業の人手不足を加速させています。

リモートワークの普及により、東京圏一極集中が緩和されたとの見方もありますが、若者の多くは都市部への就職を希望するため、地方の中小企業は必要な人材を確保できずにいます。

例えば、2015年から2020年の間に、20代の若者の地方から都市への転出が加速しており、特に東京圏への集中が顕著です。若者の都市部への流出で地方経済が衰退し、地元企業の魅力がさらに低下する悪循環が生まれています

 

求人倍率の高騰と競争の激化 

全国的に求人倍率が高騰しており、特に中小企業は大手企業との競争に苦しんでいます

厚生労働省のデータによると、2023年の有効求人倍率は1.2倍を超え、特に専門職や技術職では2倍以上となる地域もあるのです。

この状況で、中小企業は給与面や福利厚生で優位性を持つ大手企業に対抗するのが難しく、人材確保が困難になっています。

 

職場環境や給与条件のミスマッチ 

中小企業が人手不足に陥る原因のひとつに、職場環境や給与条件のミスマッチがあります。

中小企業は大手企業と比べて賃金が低く、労働時間も長い傾向が多いです。「中小企業白書2024」でも、従業員が求める条件と、企業側の条件とのギャップが指摘されています。

 

中小企業が人手不足で直面する重大な問題とは? 

中小企業が人手不足で直面する重大な問題とは?

中小企業が人手不足に陥ると起こる問題をみていきましょう。

 

業績への影響と売上の減少 

人手不足は、中小企業の業績に直接的な影響を及ぼします

例えば、製造業では生産ラインがフル稼働できず、受注の取りこぼしが発生します。サービス業では、スタッフ不足により営業時間を短縮せざるを得なくなり、売上減少につながるケースが多々見られます。

 

従業員の負担増大と離職率の上昇 

人手不足が続くと、従業員に大きな負担がかかります。

業務量が増え、長時間労働が常態化すると、従業員の健康が損なわれるリスクも。人手不足は離職率の上昇を招き、さらなる人手不足を引き起こす悪循環が生まれます。

サービスや商品の質の低下 

人手不足により、サービスの質や製品の品質が低下も懸念されます。

例えば、飲食業ではスタッフ不足による待ち時間の増加やサービスの質の低下が、顧客満足度の低下につながるのです。製造業では品質管理が行き届かず、不良品が増えるリスクがあります。

事業継続のリスクと倒産の可能性 

人手不足が深刻化すると、事業の継続が難しくなる場合があります。

地域に根ざした中小企業では、後継者不足や業務の引き継ぎができずに廃業に追い込まれるケースが多いようです。

 

人手不足でも採用に動けない中小企業の本音とは? 

人手不足でも採用に動けない中小企業の本音とは?

このように、中小企業が人手不足に陥ると企業の経営まで傾いてしまうような結果になりかねません。
では、なぜ多くの中小企業が人手不足でも人材を雇わないのでしょうか。その原因をみていきましょう。

採用コストの負担と資金不足 

採用活動には求人広告の掲載費用や採用イベントへの参加費、採用後の研修費用など多くのコストがかかります。中小企業は大企業に比べ、採用活動に資金をかける余裕が少ないため、採用活動に踏み切れない場合が多いです。

中小企業白書2024でも、採用コストの高騰が中小企業にとって深刻な課題だと指摘されています。

労働環境の改善が困難 

労働環境の改善には、時間とコストが必要です。中小企業ではリソースが限られているため、大規模な労働環境の改善が難しい状況にあります。

例えば、設備投資や福利厚生の充実を行いたくても、それを実現するだけの資金やノウハウが不足しているケースが多いです。

経営者の人的資源管理への意識不足 

中小企業の経営者の中には、即時的な利益や成果を求め人的資源管理のような長期的な投資には消極的で、人的資源管理の重要性を十分に認識していない場合もあります。

そのため、採用や育成に力を入れることが後回しになり、人材不足が深刻化します。

採用活動におけるリソース不足 

中小企業では、採用活動を専門的に担当するスタッフがいない場合が多いです。

求人票の作成から面接まで、専門の知識を持たない限られた人員で行う必要があり、採用活動を効率的に行えず、十分な時間と労力を割けない場合が多いです。

中小企業白書2024のデータが示す現状 

中小企業白書2024のデータが示す現状

中小企業白書は、中小企業庁が中心となり日本政府が毎年発行する報告書で、中小企業の動向や施策を分析・報告しています。中小企業白書2024に基づいた中小企業の現状についてみていきましょう。

参考:https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2024/PDF/chusho.html

 

業界別の人手不足の実態 

中小企業白書2024では、業界ごとに人手不足の実態が分析されています

例えば、建設業や介護業では特に深刻な人手不足が続いており、2つの求人に対して1人の求職者しかいない状態を指す「求人倍率が2倍を超える」地域も少なくありません。

これらの業界では、高齢化や需要増加により、今後さらに人材不足が深刻化すると予測されています。

地域別の求人倍率比較 

地域別の求人倍率を比較すると、都市部と地方で大きな差が見られます

例えば、東京や大阪などの都市部では求職者が多いため求人倍率が低い一方で、地方では求職者が少なく、求人倍率が高い傾向にあります。

従業員数と離職率の推移

中小企業では、従業員数の減少と離職率の上昇が顕著です。

新型コロナウイルスの影響を受けた2020年以降は、離職率が急増しており、人手不足の一因となっています。「中小企業白書2024」でも、従業員の定着率向上が重要な課題として挙げられています。

雇用のミスマッチ 

求職者が求める条件と企業が提供する条件のミスマッチも、人手不足の要因の一つです。

フルタイム勤務を希望する求職者に対して、パートタイムのポジションしか提供できない企業が多いことが挙げられます。

このようなミスマッチを解消するためには、企業側からの柔軟な採用条件の提示と、優秀な人材との早期接点づくりが重要です。就活応縁くまもとのスカウト機能を活用することで、フルタイム勤務を希望する意欲的な人材とピンポイントでマッチングすることができます。
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人手不足に対する中小企業の具体的な解決策 

人手不足に対する中小企業の具体的な解決策 

では、中小企業の人手不足はどのように解決すればいいのでしょうか。具体的な方法をみていきましょう。

社内教育とスキルアッププログラムの導入

従業員のスキルを向上させ、人手不足を補えます。
社内でスキルアッププログラムを導入し、既存の従業員が複数の業務をこなせるような教育が効果的です。

柔軟な勤務形態の導入 

リモートワークや時短勤務など、柔軟な勤務形態を導入し、幅広い人材の確保が可能です。

特に、子育て中の女性や高齢者など、多様な背景を持つ人々を積極的に雇用することで、人手不足の解消に繋がります。

外部リソースを活用する 

アウトソーシングや派遣社員の活用も、人手不足を解消するために有効です。専門的なスキルを持つフリーランスをプロジェクト単位で雇用し、即戦力として活用できます。

また、クラウドソーシングを利用して一時的な業務を外部に依頼し、社内リソースの効率的な活用も可能です。

ミスマッチの少ないスカウト型採用を活用する 

従来の求人広告や紹介だけでなく、スカウト型採用の活用も有効です。

求職者のスキルや経験を事前に確認し、企業側が直接アプローチできるため、求職者と企業のミスマッチを減らし、採用の成功率が高まります。

 

人手不足な企業こそスカウト型採用を活用!

スカウト型採用は、人手不足の中小企業に特におすすめです。就職活動が売り手市場の今、求職者の中には待ちの姿勢で、自分のスキルや経験を適切に評価してくれる企業を探している人も多くいます。

スカウト型採用はそんな潜在的な人材を発掘できます。特定の地域での就職を希望しているのであれば、地域密着型のサイトの活用がおすすめ。

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