「求人を出しても学生が集まらない」「理系の子に会えない」「大手ばかりに流れてしまう」熊本で採用を担当されている方の中には、そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
この記事では、「スカウト型新卒採用」を軸に、熊本の企業でも実践できる活用法を紹介します。特に理系学生へのアプローチや、返信率を上げるメッセージの書き方など、現場で役立つコツをまとめました。
2.スカウト型新卒採用のメリットと導入効果
3.新卒向けスカウト型サービスの使い方【企業担当者向け】
4.新卒向けスカウト型採用サービスの選び方
5.成功するスカウト型新卒採用のコツ
6.スカウト型採用を戦略的に活用し、採用競争を勝ち抜く
7.スカウト採用におすすめ!「就活応縁くまもと」
スカウト型新卒採用とは?逆求人サイトの仕組みを理解しよう
まずは、「スカウト型採用って何なのか?」を押さえておきましょう。
最近では「逆求人サイト」や「ダイレクトリクルーティング」という言葉も耳にしますが、要は企業が動く採用です。
従来型との違い:応募を待つ採用から、企業が動く採用へ
これまでの新卒採用といえば、求人票を出して応募を待つのが一般的でした。でも、スカウト型はその逆。
学生が登録したプロフィールを見て、「この子、うちに合いそうだな」と思ったら、企業の方から声をかけに行くスタイルです。
この仕組みを支えているのが「逆求人サイト」。学生が自分の専攻や研究テーマ、価値観などを登録しており、企業はそこから検索してスカウトを送れます。
たとえば、AI研究をしている理系学生に「うちの製造現場でもAIを導入している」と伝えたり、地域貢献に関心を持つ学生に「地元熊本で社会を支える仕事がある」と紹介したりします。
企業の知名度に関係なく、学生と「共感」をきっかけに出会えるのが魅力です。
スカウト型採用が注目される背景と市場動向
なぜ今、スカウト型採用がこれほど注目されているのでしょうか。
一言でいえば、「学生が動かない時代」になったからです。売り手市場が続き、特に理系の学生は早い段階で大手企業に囲い込まれてしまう。
結果として、地域の企業は「応募が来ない」「母集団が集まらない」と悩むようになりました。
そうした中で、「待っていても出会えないなら、探しに行こう」という発想が広がりスカウト型の逆求人サイトは全国的に増えています。
熊本でも、製造業やIT、医療系企業などが導入を進めており、「知名度に頼らない採用」が少しずつ広がっています。
スカウト型新卒採用のメリットと導入効果
スカウト型の魅力は、「効率」だけではありません。一人ひとりの学生とじっくり向き合える点こそが、最大のメリットです。
母集団形成の効率化と理系学生へのリーチ拡大
同説明会に出ても学生が集まらない。そんな悩みを抱える企業にとって、スカウト型は強力な武器になります。
たとえば理系学生を探す場合、学部や専攻、研究テーマで絞り込めば、これまで出会えなかった学生ともつながれます。
「県外の大学に通っている熊本出身の学生に出会えた」「AIを学んでいる学生に、うちの製造業の話を聞いてもらえた」といった声も多く聞かれます。
地元企業の強みを知ってもらえる機会が増えるだけでも、大きな変化です。
マッチング精度が高く、早期離職リスクを下げられる
スカウト型は、企業と学生の価値観のすり合わせができるのが特徴です。
企業は学生の自己PRや希望条件を見て、「この子の考え方、うちと合いそうだな」と感じた上で声をかけます。
学生の側も「自分のことをちゃんと見てくれた企業」として好印象を持ちやすい。そのため、入社後のミスマッチや早期離職を防ぐ効果があると言われています。
新卒向けスカウト型サービスの使い方【企業担当者向け】
「いいのはわかったけど、実際どう使うの?」 という方へ、ここでは基本の流れと、返信率を高めるコツを紹介します。
プロフィール検索とスカウト送信の流れ
多くのサービスでは、企業専用の管理画面から学生を検索できます。
専攻・希望勤務地・スキルなどで条件を絞り、気になる学生を見つけたらスカウトを送ります。
学生が「興味あり」と返してくれたら、そこから説明会や面談へつなげる流れです。
初めてでも直感的に使える設計になっており、少人数の採用チームでも十分運用できます。
返信率を上げるスカウト文面のポイント
スカウトの成否を分けるのは「メッセージの温度」です。
テンプレート文のような無機質なスカウトより、「あなたのプロフィールを読んで、ここに共感しました」という一文を添えるだけで、返信率が大きく変わります。
【例】
「〇〇大学でロボット制御を研究されている点に興味を持ちました。当社でも自動化技術の開発を進めており、ぜひお話ししてみたいです。」
このように、学生の研究内容や想いと自社の事業を結びつけて書くと効果的です。
「あなたのことを見ています」という誠実さが伝わります。
新卒向けスカウト型採用サービスの選び方
スカウトサービスにもさまざまな種類があります。
自社の採用目的に合ったものを選ぶことが、成功の第一歩です。
企業・学生双方から評価されるポイント
サービスを選ぶときに見てほしいのは、「登録学生層」「操作性」「返信率」。文系中心か理系中心か、地方大学の登録が多いかなど、特徴を確認しましょう。
学生からの評判が良いサービスは、返信率が高い傾向にあります。口コミや導入企業の事例を参考に、自社に合うプラットフォームを見つけてください。
目的別に選ぶ:理系採用・地方採用・早期接触型などの分類
目的別に見ると、以下のような特徴があります。
地方・地元学生との接点を作りやすい:キミスカ、dodaキャンパス
早期接触・長期フォローに適している:ONE CAREER Cloud
熊本の企業なら、「地元志向の学生」と「熊本出身で県外進学した学生」の両方にアプローチできるサービスを選ぶと効果的です。
成功するスカウト型新卒採用のコツ
スカウトを送るだけでは終わりません。
実際に「会ってみたい」と思ってもらうためには、ちょっとした工夫が必要です。
理系学生を惹きつけるメッセージ設計を行う
理系学生が気にするのは、「技術的な面白さ」と「社会での活かし方」。
「うちはアットホームです」より、「あなたの研究が現場でこう役立つ」と伝える方が響きます。
【例】
「AIの研究を熊本の農業に活かす」「環境データを活用して地域防災を支える」「素材の研究を活かして盛り上がっている熊本の半導体関連の事業にコミット」
以上のように、専門性×社会的意義のメッセージを意識してみましょう。
スカウト送信後のフォローと選考フローを改善する
スカウトを送った後の対応も大切です。
返信が来た学生には、なるべく早く、そして丁寧に返す。そのスピード感が信頼につながります。
また、選考フローも「話を聞いてみたい」という軽い接点から始められるようにするのがおすすめです。
最初から面接ではなく、カジュアル面談を設けることで、学生の心理的ハードルを下げられます。
スカウト型採用を戦略的に活用し、採用競争を勝ち抜く
熊本の採用市場も、少しずつ変化しています。
かつての「待つ採用」では、もう十分な出会いを得るのが難しくなってきました。
スカウト型採用は、知名度に頼らず、自社の魅力を“伝える力”で勝負できる仕組みです。
理系学生との接点づくり、地元志向の若者へのアプローチ——どれも熊本の企業にぴったりの方法です。
学生は「働く場所」よりも「働く人」や「考え方」を見ています。
だからこそ、企業側も「自分たちらしさ」を言葉で伝えることが大切です。
一歩踏み出して、スカウト型採用を戦略的に取り入れてみませんか?
きっと、自社にぴったりの人材と出会えるはずです。
スカウト採用におすすめ!「就活応縁くまもと」
最後にスカウト採用におすすめの「就活応縁くまもと」を紹介します。
就活応縁くまもとは、熊本で働きたい新卒学生に特化した県内初の採用支援サイトです。特におすすめしたい就活応縁くまもとの特徴は次の4つ。
- 低コストで採用ができる
- 運営に学生メンバーがいるためリアルな情報を提供
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