ビッグファイブ理論の「誠実性」について知っていますか?ビッグファイブ理論とは、人間の性格特性を 「誠実性」「調和性」「外向性」「開放性」「情緒不安定性」という5つの主要な要素で説明する性格理論です。この記事ではその中のひとつ、「誠実性」について解説します。
2. ビッグファイブ理論の「誠実性」が高い人の特徴
3. ビッグファイブ理論の「誠実性」が低い人の特徴
4. 【組み合わせ別】ビッグファイブ理論の「誠実性」×他因子の特徴
5. ビッグファイブ理論で「誠実性」を調べてみよう!
6. 誠実性は伸ばせる!
7. ビッグファイブ理論の「誠実性」を理解して自分の強みを活かそう!
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ビッグファイブ理論の誠実性とは
「誠実性」は、真面目さや自分をコントロールする力(セルフコントロール)に関係する性格の特徴を表します。この性格を持っている人は、計画的で責任感が強く、一生懸命に物事に取り組むタイプです。
たとえば、誠実性が高い人は、計画をきちんと守り、自分のやるべきことに集中できます。一方、誠実性が低い人は、急な変化に強く、柔軟に対応するのが得意です。
この「誠実性」を見ると、目標に向かう姿勢や、自分の「これをやりたい!」という気持ちをどうコントロールするかがわかります。「誠実性」は、他の性格の特徴と比べても、仕事の成果に関わりやすい大事なポイントと言えます。
ビッグファイブ理論の「誠実性」が高い人の特徴
誠実性が高い人は、目標に向かって一つのことに集中して取り組むのが得意です。自分をコントロールする力が強く、最後までやり遂げる責任感や忍耐力も持っています。さらに、集中力が高く、長い時間をかけて計画を立てたり、コツコツと努力を続けたりすることができます。
ただし、行動する前にじっくり考えすぎてしまうため、動き出しが遅くなることがあります。急な変化に対応するのはあまり得意ではなく、臨機応変に動くような環境や仕事では苦労することもあります。
誠実性が高い人は、計画を立てて物事を進めるのが得意なので、プロジェクトマネージャーや管理職など、長期的な目標を達成する役割が向いています。責任感が強く、やるべきことを着実に実行する力があるため、事務作業や経理、財務といった正確さが求められる仕事にも適しています。
また、自分が取り組んだことを「成功させられる」と信じ、苦手なことにも一生懸命挑戦する姿勢があります。このため、誠実性が高い人は、業界や職種を問わず、幅広い場面で活躍できる可能性が高いでしょう。
POINT!
▼誠実性が高い人に向いている仕事・ポジション
リーダー・管理職・事務全般・経理や財務・機密情報を扱う仕事等
ビッグファイブ理論の「誠実性」が低い人の特徴
誠実性が低い人は、柔軟性が高く、予想外の出来事や突発的な状況にも慌てずに対応できるのが強みです。アドリブが得意で、その場の状況に合わせた判断や行動ができます。また、頭の回転が速い人も多く、変化の多い環境で力を発揮します。
ただし、自分の感情に正直で、自分をコントロールするのが少し苦手なところがあります。そのため、困難な状況に直面したり、「自分には無理だ」と感じたりすると、途中で諦めてしまうことがあるのも特徴です。
誠実性が低い人は、アドリブ力や柔軟性を活かして、予想外の状況に対応する仕事に向いています。たとえば、トラブルにすばやく対応することが求められる経営者や専門職では、その能力を発揮できるでしょう。
創造性や即興力が必要な分野でも活躍が期待されます。たとえば、パフォーマーやスポーツ選手、俳優、デザイナー、クリエイターなどの仕事は、誠実性が低い人の強みを活かせる職種と言えます。
POINT!
▼誠実性が低い人に向いている仕事・ポジション
パフォーマー・スポーツ選手・俳優・デザイナー・クリエイター等
【組み合わせ別】ビッグファイブ理論の「誠実性」×他因子の特徴
ビッグファイブ理論には誠実性以外にも、「調和性」「開放性」「外向性」「情緒不安定性」があります。他の因子との関係性から、誠実性の高い人の特徴を見てみましょう。
誠実性が高い×他因子
誠実性が高い人は、責任感が強く、計画的に物事を進めることが得意です。しかし、その特徴は他の性格要素と組み合わさることで、さらに多様な個性を生み出します。
たとえば、調和性が高い人は、思いやりがあり責任感も強いので、周囲から信頼される頼れる存在になることが多いです。一方、調和性が低い場合は、自分に厳しく、目標達成に向けてストイックに努力する姿勢が際立ちます。
開放性が高い人は、新しいことを学ぶ意欲が高く、勤勉で洗練されたアイデアを持つことが特徴です。開放性が低い場合は、伝統やルールを大切にし、安定感のある行動が得意です。
外向性が高い人は、競争心があり、チャレンジ精神が旺盛でエネルギッシュに物事を進めます。一方、外向性が低い場合は、慎重で用心深く、リスクを管理しながら確実に進むタイプです。
情緒不安定性が高い場合は、細かい部分に気づく繊細さを持ち、サポート役として力を発揮します。逆に、情緒不安定性が低い人は、落ち着きがあり、周囲を安心させる安定感のある行動が特徴です。
どの組み合わせも、それぞれの強みがあり、適した場面でその力を発揮することができます。自分の性格を理解し、得意なことを活かす働き方を考えることが、充実したキャリアにつながるでしょう。
誠実性が低い×他因子
誠実性が低い人には、柔軟な発想やアドリブ力があり、予想外の出来事にも素早く対応できるという強みがあります。ただ、その性格は「調和性」「開放性」「外向性」「情緒不安定性」など、他の性格の特徴によって少しずつ変わってきます。
たとえば、調和性が高い人は周りと協力しながら柔軟に動くのが得意ですが、調和性が低い人は自分のアイデアや考えを重視し、一人で行動することを好む傾向があります。
開放性が高い人はクリエイティブで新しいアイデアを生み出すことが得意。一方、開放性が低い人はすぐに行動に移し、実践する力が光ります。
外向性が高い人は明るく社交的で柔軟性を活かして人と関わるのが得意ですが、外向性が低い人は冷静に物事を判断し、一歩引いた視点で対応します。
情緒不安定性が高い人は感情をエネルギーに変える力があり、低い人は落ち着いて安定感のある行動が特徴です。
どの特徴も「強み」として活かせる場面があり、誠実性が低いからといってネガティブに捉える必要はありません。自分の特徴を理解して、それをどう活かすかを考えることが大切です。
ビッグファイブ理論で「誠実性」を調べてみよう!
あなたの誠実性が高いか低いか診断してみましょう。下記の5つの質問に対して該当するものに◯をつけてください。
◯の数が多いほど誠実性が高く、◯の数が少ないほど誠実性が低い可能性が高いです。ただし、簡易診断にすぎないため、正確に診断したい場合は、診断サービスなどを活用しましょう。
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誠実性は伸ばせる!
誠実性は、生まれつきの性格だけで決まるものではなく、年齢や性別に関係なく伸ばすことができます。
具体的には、計画を立てて実行する練習や、目標を定めて達成する経験を積むことで、少しずつ高めることが可能です。
たとえば、仕事の場面では、「計画を作る方法」や「進捗を管理するスキル」を研修に参加することで、誠実性を育むことができます。また、目標を共有し、小さな成功体験を積み重ねることで、自己コントロール力や責任感を強化することもおすすめです。
誠実性が高いから良い、低いから悪いというわけではありません。
誠実性は努力や習慣の積み重ねで成長できる性格特性です。誠実性を育てられる環境に身を置き、自己意識を高めることが大切です。
ビッグファイブ理論の「誠実性」を理解して自分の強みを活かそう!
誠実性は、計画力や責任感を活かせる仕事に強みを発揮する一方、柔軟性やアドリブ力を活かす働き方も可能です。
つまり、誠実性が高いか低いかに優劣はなく、それぞれの特性を理解して活かすことが大切です。
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