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アピール力Up!意気込み伝え方のコツ| 就活応縁くまもと

公開日: 2024.05.13

更新日: 2024.05.13

アピール力Up!意気込み伝え方のコツ| 就活応縁くまもと

意気込みの書き方を知りたい就職活動中の学生へ、参考になる例文や伝え方を解説します。差がつく意気込み書き方・伝え方のポイントやコツもご紹介。自己アピールの上手な方法を学んで、就活に役立てましょう。

企業が意気込みを質問する理由

「企業から意気込みを聞かれたら、とにかくやる気や熱意をアピールすればいいのかな?」と考えている就活生のみなさん!実は、見当違いなアピールは熱意が伝わらないだけでなく、マイナス評価になる場合があります。まずは企業が意気込みを尋ねる理由をしっかり押さえて、伝え方の方向性を間違わないようにしましょう。
就活中の選考において、企業は、あなたが入社後に自社で活躍してくれるのかを見極めています。意気込みを聞くことで企業に対する志望をの強さ、自社との相性をみています。
自己PRや志望理由でもそういった部分はみられていますが、学生側があらかじめ準備していることの多いこの2つの質問よりも、意気込みを聞かれたときの返答の方が学生の本音が表れることがあります。

志望意欲の確認をしたい

意気込みは、質問の回答に幅がある分、志望度の違いが分かりやすく出てくるため、企業側は、意気込みを尋ねることによって学生の志望意欲を確認しています。
あなたが、企業への志望度が高く、業界・企業研究をしっかり行っているのであれば、「なぜこの企業に就社したいのか」「入社したらどんなことがしたいのか」など意気込みも具体的な内容になるはずです。具体性があると説得力が増します。意気込みを聞かれた際は、表面的な内容でなく、自身の考えを具体的に伝えられるように準備しておきましょう。

自社との相性をチェックしたい

採用した人材が、職場に適応できず短期間で辞めてしまうのは、採用担当としては避けたいところです。学生の企業と相性を事前に確認しておくためにも、入社後に職場に上手く馴染めるか、仕事で最大限のパフォーマンスを発揮できるかどうかを、意気込みに対する学生の回答からみています。
採用担当者がこうした観点で意気込みを聞いているからこそ、見当違いな方向で回答することがないよう、学生は事前に企業の社風や仕事内容を正確に把握しておく必要があります。
採用担当はあらゆる質問を通じて、総合的に自社で働ける人材かどうかを判断しています。本音が出やすい回答だからこそ、事前準備をして気を抜かないようにしましょう。

意気込みを書くための準備

いきなり意気込みを考えても、なかなか企業に好印象を与える文章は作れません。あなたの頭の中にある漠然としたやる気を企業側に伝わるよう、具体的に言語化しましょう。「意気込み」を明確に分かりやすく伝えるために以下の3つに対し、入念に準備しましょう。

①業界・企業研究ノートづくり

「やる気があります」とただ伝えるのではなく、その業界・企業の求める人物像に合わせた意気込みにしたり、業界・企業のどんなところに魅力があって、なぜ志望するのかを具体的に伝えることができたりすると、説得力が増し、企業に対する熱意も伝わります。
企業研究用のノートを作り、業界研究や企業研究について書き出しましょう。業界研究では、その業界の特徴をおおまかに把握し、業界地図が載っているサイトや書籍を参考にまとめてみましょう。

次に企業研究で社風や仕事内容、求められる人物像やスキルなどを確認していきます。企業の採用HPだけでなく、OB・OG訪問の活用や新聞記事、IR情報なども含め、多方面からも企業を分析して書き出してみましょう。自分が企業のどこに魅力を感じ、どんな仕事がしたいかがより明確になり、志望意欲をアピールするのに役立ちます。

②徹底した自己分析

業界・企業分析と合わせて徹底した自己分析をしましょう。
自己分析を徹底して行うことも意気込みをアピールする上でとても大事です。仕事への意気込みはただ単に頑張りたい、やる気がある、という言葉では企業への面接官には伝わりません。
入社後の仕事に対する熱意だけでなく、どんな活躍がしたいか、企業にどのような貢献ができるのかまで意識しましょう。
自分の長所・短所、スキルを徹底的に洗い出してみましょう。自己分析がしっかりできていないと就活そのものの意欲が疑われてしまいます。

「自己分析」をもっと詳しく知りたい方はこちら

③就職する目的を明確に

最後に、就職する目的を自分の頭の中で整理しておきましょう。なぜ、その企業に就職したいのか、就職後はどんなことがしたいのかを考えましょう。それらを踏まえた上で意気込みを伝えると、就職に対する真剣な姿勢をアピールすることができます。
例えば、「人の役に立ちたい」「自分がやりたいことを実現したい」という目的が浮かんだら、「どういった人の役に立ちたいか」「なぜ自分はこれをやりたいのか」というように突き詰めて考えていきましょう。就職する目的が整理されると、そこから目的を達成するために必要なことがみえてきます。入社後に目指す姿が明確になることで、意気込みの内容もより具体的になってきます。

差がつく意気込みの書き方のコツ

意気込みを伝えるときに重要なのは、伝わりやすさです。ポイントを2つ紹介します。

POINT!

1:短文で明確に伝える
2:難しい言葉は使わない

短文で明確に伝える

意気込みは、分かりやすく簡潔にまとめましょう。長く熱く語れば気持ちが伝わるというものではなく、だらだらとした文章ではかえって印象が悪くなってしまいます。簡潔な内容の方が、相手に言いたいことをストレートに伝えられ、好印象を与えられます。

難しい言葉は使わない

意気込みを書くときに、難しい表現や言葉を使ってかっこよくスマートに見せようとする必要はありません。相手に理解しづらい専門用語や、独特な表現を使うと、かえって内容が伝わりづらくなります。また、相手に分かりやすい言葉を選べない人は「コミュニケーション能力が低いのでは?」と思われてしまうリスクもあります。意気込みはシンプルに分かりやすい表現を心がけましょう。
実際に意気込みを書いてみたら、第三者にチェックしてもらいましょう。誰が読んでも分かりやすい文章かをみてもらいます。自分では完璧にかけたと思っていても、相手からすると分かりづらいことはよくあります。

参考にしよう!意気込みの例文

以下の、3つの意気込みの伝え方の例文を参考に、より具体的にイメージを膨らませ、自身の意気込みを丁寧にまとめてみましょう。

業界・業種に合わせた意気込みを伝える

業界・企業研究で得た情報をもとに、自分の強みと合わせて伝えるようにすると企業で活躍できる人材であることをうまくアピールできます。

【例】営業職

私は貴社の半導体部門における営業を通じて、製品を国内外に広めていき、社会インフラの構築に貢献していきたいと考えています。
所属するゼミの研究の中で、半導体は電化製品から鉄道まで広く使われ、日常から切り離せない重要なものであると学び、業界に興味を持ちました。
半導体産業は需要が拡大する一方ですが、今後はアジア企業の台頭により、企業の差別化が求められていくと考えます。そんな中でも貴社は幅広い部門でトップシェアを誇り、企業としての総合力を武器に事業を拡大しており、ぜひ貴社に入社したいと感じました。
私は研究で培った情報収集力を武器に、技術革新が早いこの業界において多方面に情報のアンテナを張り、時代のニーズに適した営業をおこなっていきます。

過去の経験をもとに意気込みを伝える

サークルやアルバイトなどの過去の経験を中心として意気込みを伝えることもできます。過去の具体的なエピソードを根拠として、入社後に何がしたいかを伝えることによって、人物像がより明確になり、内容の説得力が増します。

【例】サークル活動を踏まえる

私は大学時代、学内での学生団体で積極的に活動し、イベントの企画・運営に携わりました。特に、販促活動を担当した経験があります。私は販促チームのリーダーとして、企画段階から実行に至るまでの一連のプロセスを率いました。この経験から、顧客のニーズを的確に把握し、効果的なコミュニケーションを行う能力を身につけました。
将来、営業職で活躍するために、サークルで培った経験を活かしたいと考えています。顧客との関係構築やセールスプロセスの最適化において、私のリーダーシップとチームワーク能力が役立つと確信しています。また、イベントの企画や実施を通じて培った問題解決能力や柔軟性も、営業の現場で活かされると信じています。
私は営業職においても、チームと協力して目標を達成することに情熱を燃やしています。サークル活動を通じて培ったリーダーシップとコミュニケーションスキルを活かし、顧客との信頼関係を築きながら、貴社のビジネスを更に発展させることができると確信しています。

目指したい人物像をもとに意気込みを伝える

意気込みを、目指したい人物像から考えて作成してみましょう。入社後、どのように活躍したいかをイメージし、そこに照準を合わせて伝えることができると、先を見据えて自分で考えて就活している学生だと好印象を持ってもらいやすくなります。

【例】チームをまとめる立場になりたい

私は、学生時代の経験から、自分の強みであるリーダーシップと調整力を活かしてチームをまとめ、仕事をしていきたいと考えており、貴社の施工管理職を志望しました。
貴社のインターンに参加した際、社員の方が「施工管理で大切なのは、現場の職人と信頼関係を築き、適切な指示を出しながら協力し合える環境を作ること」とおっしゃっていました。
私はバスケットボール部部長として、メンバー同士に意見の相違があった際に調整をおこなったり、部員全員に対して毎日声かけをおこなってきました。そうすることで、部内のコミュニケーションを円滑にし、チームとしての結束力強化に努めてきました。
この経験を活かし、施工管理の仕事においても、ただ仕様書通りに進めるだけではなく、職人の方の現場の声を大切にしながら円滑な業務進行を心がけ、貴社に貢献していきます。

意気込み欄にはじっくり時間をかけて全力を尽くそう

就職活動での意気込みに対する質問は、あなたの志望度や熱意を確認する目的で行われています。あなたのやる気を企業の採用担当者に、より明確に伝えるために、企業研究や自己分析にじっくり取り組みましょう。難しく考えすぎず、素直に自分と向き合ってみると、自分を上手にアピールすることができますよ!

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