就活といえば、リクルートスーツ。
リクルートスーツが、初めて購入するスーツという方も多いでしょう。はじめてのスーツ選びは
｢ビジネススーツと何が違うの？｣
｢なるべく安く揃えたい…｣
｢購入する時に気を付けることは？｣
｢結局何を着ていいのかわからない｣
など、疑問はつきませんよね。
リクルートスーツの基礎知識からビジネススーツとの違い、選び方のポイントなど、男女別に解説します。
そもそもリクルートスーツとは？
リクルートスーツとは、就職活動に特化したスーツのことです。黒や紺色で無地柄のシンプルなものがほとんど。清潔感や学生らしさを重視したデザインになっています。
基本的にリクルートスーツは就職活動中しか着用しないことが前提として作られています。そのため、高価で丈夫な物である必要はなく、価格もリーズナブルで生地も安価なポリエステル製のものが一般的です。
ビジネススーツとの違い
ビジネススーツは、就活が終わり入社してから着用するスーツです。リクルートスーツとの大きな違いは、色や柄などの選択肢の多さが挙げられます。
ブラック、グレー、チャコール、ベージュなど様々なカラーがあり、柄も無地だけでなくストライプやチェック柄など、個性的なものもあることが特徴です。また、冬仕様のウールやツイード素材のものから、夏仕様のコットンやリネンなど、季節にあわせた素材で作られているものもあります。
基本的にビジネススーツはリクルートスーツと異なり、長期の着用が想定されているので、丈夫な生地で作られています。
就活以外でのリクルートスーツの着用シーン
リクルートスーツは、就活以外でも様々なシーンで着用することができます。
入学式・卒業式
大学の入学式や卒業式にもリクルートスーツを着ることができます。シャツやネクタイをお洒落なものに変えると、リクルートスーツ感が薄まり華やかになります。
インターンシップ・企業訪問
インターンシップや企業訪問では、企業から｢服装の指定がない場合｣や、｢自由な服装でお越し下さい｣と指定があった場合は、スーツで参加するのが無難です。
｢オフィスカジュアルで｣という指定があった場合はスーツより少しカジュアルダウンした服装で参加しましょう。
お通夜
葬儀ではリクルートスーツは避けた方がいいですが、お通夜にはリクルートスーツで参列しても問題ありません。男性の場合シャツは白、ネクタイは黒。女性の場合、黒いストッキング、黒いブラウスを着用しましょう。
【男女共通】リクルートスーツ選びのポイント
リクルートスーツを選ぶときに、注意したいポイントを確認していきましょう。
サイズ感に気を付ける
１番重要になってくるのは、サイズ感です。どんな高級なスーツを着ていても、サイズ感が合っていなければだらしない印象や、野暮ったい印象になってしまいます。
ポイントは｢肩幅・ジャケットの着丈・袖丈・スカート、パンツ丈の長さ｣です。
POINT!
店舗で購入する際は必ず試着をし、必要に応じて丈を詰めるなどちょうど良いサイズで着用できるようにしましょう。
色柄はブラックかネイビーを選ぶ
リクルートスーツの色柄は｢ブラック（黒）｣か｢ダークネイビー（濃紺）｣の無地が定番。
無地のブラック、ネイビーのものを選べばほとんどの業界で問題なく着用できます。
リクルートスーツは個性を出すものではなく、｢学生らしさ｣や｢清潔感｣が重視されます。
個性は入社してからビジネススーツやオフィスカジュアルで出せるので、それまでは少し辛抱しましょう。
ジャケットは「2つボタン」
一般的にリクルートスーツは２つボタンです。
上から1つめのボタンを留め、2つめはボタンを開けるのがマナーになっています。
【男女別】リクルートスーツの着こなし
次はリクルートスーツの着こなしについて男女別に解説していきます。
【男性】メンズリクルートスーツ
男性は、リクルートスーツにワイシャツ、ネクタイ、革靴、鞄という組み合わせが基本です。
それぞれ見ていきましょう。
ワイシャツ
白の無地が基本。衿の形はレギュラーカラー。ワイシャツの袖がジャケットの袖が1㎝～1.5㎝ほど見えているのが理想です。
シャツの試着はシャツだけを着るのではなく、実際にジャケットを羽織って丈感を確認しましょう。
ネクタイ
シンプルな無地の他に、細めのラインのストライプなども人気です。｢知性｣や｢清潔感｣を出したいなら青系、｢情熱｣や｢積極性｣を出したいなら赤系など、自分のイメージにあった物を選びましょう。
革靴
リクルートスーツに合わせる靴は、合皮または本革のブラックの靴紐です。つま先部分に装飾のない｢プレーントゥ｣、もしくはつま先に一直線の切り替えラインがある｢ストレートチップ｣を選びましょう。就活時に使う靴下で試し履きをすると失敗が少ないです。
鞄
就活用の鞄はブラックで装飾が少なく、シンプルなデザインのものを選びましょう。A4の書類が入るサイズで、素材は軽くて丈夫なポリエステル製やナイロン製のものがおすすめです。
最近では背負うタイプのビジネスリュックも認知されるようになってきましたが、リュックはカジュアルな印象を与えるため業界や企業によってはマイナスポイントになってしまう場合もあります。TPOや、自分が希望する業界や企業の雰囲気で選ぶようにしましょう。
【女性】レディースリクルートスーツ
レディースのリクルートスーツにはパンツスタイルとスカートスタイルがありますが、どちらを選んでも問題ありません。どちらもブラウス、パンプス、鞄という組み合わせが基本です。
それぞれ見ていきましょう。
ブラウス
ブラウスは白の無地で、衿の形は｢レギュラー｣もしくは｢スキッパー｣タイプのものを選びましょう。どちらの形にするかは、ジャケットを羽織ったときのバランスで決めて問題ありません。
パンプス
ヒールの高さは3～5㎝、太めのヒールが疲れにくいのでおすすめです。装飾がない黒のものをえらびましょう。パンプスの試着はストッキングをはいて試すとサイズ感での失敗が少なくなります。
鞄
女性は肩にかけてもつ長いハンドルのタイプが就活では一般的。色は無地の黒色、A4の書類が余裕で入るサイズものを選びましょう。
荷物が多くなりがちな女性は、内ポケットなど仕切りが多くついているものがオススメです。
リクルートスーツはどこで買う？お得に用意する方法は？
リクルートスーツの平均購入額は、平均2万～5万程度が一般的となっています。
リクルートスーツを購入出来る店舗や、金額を抑えて購入する方法などご紹介します。
スーツ専門店で購入する
特にこだわりがない方や、何を選べばいいのか分からない方はスーツ専門店で購入するのがおすすめです。
スーツ専門店の店員さんは知識が豊富なので、色味やサイズなど、自分にぴったりなものを選んでくれます。スーツからネクタイ、靴、鞄などトータルでコーディネートしてもらえるので、一日で全て揃えることが出来ます。
ショッピングモールで購入する
大型のショッピングモールにはスーツや礼服売り場が併設されている所も多くあります。
スーツ専門店より身近な存在で、手軽に足を運べることが魅力ですね。
ファストファッションで揃える
最近ではファストファッションでも就活に使えるスーツを販売している店舗もあります。
セットアップのものを選ぶとジャケットとボトムスの色味が揃うのでおすすめです。
レンタルサービスを活用する
就活以外でリクルートスーツを着る予定がないから、購入するのはもったいない…という方は、レンタルサービスを活用するのも手です。
2泊3日などの短期間のレンタルから、就活が終わるまでの長期間レンタル、実際に店舗で試着が出来るなど、様々なレンタルサービスがあります。
レンタルは実際に自分の元に届くまで時間がかかるので、余裕を持って準備をしましょう。
まとめ
リクルートスーツの基礎知識や選び方のポイント、着こなしなどをご紹介しました。
就活では、面接での受け答えと同じくらい見た目の印象も大きな評価ポイントになります。
しかし清潔感、社会人としてのマナーを守る、相手に失礼のないようにすることを大切にすれば、あまり悩みすぎなくても問題ありません。
就活応援くまもとでは、清潔感を大きく左右するヘアスタイルについても男女別で解説しています。
リクルートスーツの不安は早々に解決し、すっきりと就活をはじめましょう！
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