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新卒1年目での転職は不利?メリット・デメリットを徹底解説!就活応縁くまもと

公開日: 2024.05.27

更新日: 2024.05.27

新卒1年目での転職は不利?メリット・デメリットを徹底解説!就活応縁くまもと

あれだけ時間と手間をかけてようやく入社した企業。それなのに思い描いていた社会人生活と違う・・・そういった思いを抱いてしまう人も少なくないかもしれません。入社から間もないにも関わらず「辞めたい」「転職したい」と思うのは社会人になれば誰でも一度は思うものです。

しかし新卒で入社してすぐ退職や転職を考えることは決して悪いわけではありませんが、早すぎる転職はリスクが生じることもあります。この記事では新卒での転職についてメリットやデメリット、転職すべきがどうか考えるために参考にしてもらいたいことについて解説します。

新卒で転職はリスクが高い?

新卒で入社したものの転職することは可能なのでしょうか。結論からいうと新卒での転職は可能です。
厚生労働省の「新規大卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業)」によりますと大卒1年目の離職率は10.6%、2年目は11.3%、3年目は10.4%となっており就職から3年以内に転職する割合は32.3%となっており決して少なくはありません。しかし新卒1年目での転職は慎重に検討する必要があります。

早期退職を懸念される

そもそも新卒1年目での転職は企業から評価されておらず、企業側からすると「またすぐに辞める可能性が高い」と懸念を抱かれる可能性があります。また1年目では何かの仕事をやり遂げたということも少なく、「途中で投げ出してしまう」というネガティブな印象を持たれてしまいます。

新卒枠での応募ができない

新卒1年目から3年目は第二新卒となり新卒枠での応募ができません。第二新卒を積極的に採用している企業もありますが、中途枠での応募になるため経験やスキルを持った人たちと転職競争を争うことになります。入社1年未満で経験やスキルもない状態ではかなり競争率が高いといえます。

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退職を考える前に確認したいこと

会社を辞めたい!と思ってすぐに退職を伝える前にもう一度「自分はなぜ退職したいと思うのか」「転職したほうがいいのか」を考えてみることをおすすめします。

退職したい理由をもう一度考える

リスクを背負って転職したほうがいいのか、今の会社を退職して後悔しないか今一度まっすぐに向き合ってみましょう。

やりたい仕事はあるか

仕事を辞めてしまうともちろん収入が途絶えてしまいます。思いつきで退職し転職活動を行っても次の就職先が見つからず時間ばかりが過ぎてしまう可能性もあります。一人暮らしや実家暮らしによって経済状況もさまざまですが、生活費だけではなく社会保険料なども必要となってきます。次の就職先が決まるまで生活していける余裕があるのか、しっかり試算しましょう。

退職しなくてもいい解決策はないか、続けるメリットはないか考える

できれば早期退職せずに働ける可能性があるのであれば、退職したいと思う理由や不満を解消することはできないのか考えてみましょう。労働条件や環境など、自分一人で解決できないことは職場の先輩や上司に相談することで解決できることがあるかもしれません。また新入社員は手厚い指導や待遇面があることがメリットといえます。業務量の配慮や多少のミスが許されるのも新入社員の特権です。退職して転職すると社会人1年未満でもそういった待遇は受けられません。

こんな状況はすぐに退職したほうがいい!

一方で新卒1年目でも転職したほうがいいケースがあります。求人情報や企業説明会だけでは見えにくく、実際に入社してみないとわからないこともあります。転職したほうがいいケースを紹介します。

労働基準法が守られていない

給与が極端に低い場合や、残業代がでないのに過剰な残業をさせられる、労働時間が長いなど労働条件が悪い場合は会社と話をしても改善が難しいと思われるので、転職を考えてみましょう。また必要最低な福利厚生が整っていないなども改善が見込めません。正社員での採用なのに実際は契約社員で叩くことになった場合や、入社前の説明と実情に大きな乖離がある場合も同じです。またパワハラ・セクハラなどが横行しているなどのブラック企業のように労働基準法が守られていない企業であれば躊躇することなく転職すべきです。

企業の経営状況に問題がある

企業の将来性に不安を感じた場合も要注意です。例えば給与が低く今後も昇給ば難しい場合や、業界の先行きが不安で企業の業績も下がってきた場合、経営方針が変更になったことで疑問を感じた場合なども転職を検討したほうがいいケースもあります。経営状態が悪化すると事業撤退や最悪の場合倒産してしまい職を失うことも考えられる。企業の経営状況に問題があると感じた場合は早めに転職の可能性を探っておくことも考えましょう。

POINT!

・長時間労働、パワハラ・セクハラが横行している
・企業の経営状況に不安がある

新卒で転職するメリット

新卒で転職するにはこれまでお伝えしたようにリスクが高くなるのは否めません。しかし早期に転職すること得られるメリットもあります。

精神的な疲労から解放される

職場環境や業務内容など入社前に思い描いていたものと違う場合や、「何か違う」とモヤモヤした気持ちで仕事をすることは精神的な苦痛を感じることになります。精神的に追い込まれながら仕事を続けると心身にも影響を与え、休職や最悪の場合そのまま退職をよぎなくされる可能性もあります。転職をすることで気持ち新たに仕事を向き合える可能性があります。

キャリア採用、企業選択の幅が広がる

新卒で退職した場合、つぎの転職活動はハードルが高くはなりますが、自分のスキルを最大限に活かせる環境へ転職することができます。先述のように新卒入社3年以内での離職率が30%を超えていることからも、業界によっては新卒1年目での転職にも理解がある企業も増えてきました。まだ若いことを考えその将来性に期待できるとポジティブに考える業界や企業を選ぶことで選択肢が広がることになります。

新卒で転職するデメリット

新卒で転職したいと思う人は「思っていたのと違う」「もっといい企業がありそう」と感情面が多いことが挙げられます。そういったなかで新卒で転職するデメリットをお伝えします。

すぐに辞めてしまうのではないかと思われる

やはり「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」といった印象を与えてしまいます。企業は採用に膨大な時間と費用をかけています。せっかく採用したのに早期退職をされてしまうと企業にとっても費用対効果がなく採用には慎重にならざるを得ません。特に入社半年以内での退職はすぐに辞めてしまうといったイメージが強く、向上心がないのではといったネガティブな印象を与えてしまいます。

今後の転職活動にも影響が出る可能性がある

退職をして転職活動をするとなると履歴書が必要になります。職歴欄には新卒で入社した企業を記入しますが、入社してすぐに離職した場合でも記載する必要があります。次の転職活動だけではなく、今後の転職活動にもこの職歴は記載されることになるので「入社してすぐ辞めている」といったイメージを持たれることは避けられません。またアピール材料となるスキルや実績がないため、今の企業よりも条件のいい企業を見つけることも難しくなります。

転職を成功させるためのポイント

転職活動を行ううえで退職理由や自己分析、企業研究を入念に行う必要があります。希望する転職を実現するためのポイントを紹介します。

キャリアプランをもう一度深掘りする

就職活動を行なっていた時にもキャリアプランは考えたと思います。しかし入社してすぐに転職したいと思ったということは、自己分析が十分でなかったために企業選択でミスマッチが起こったと考えられます。自分の強みはもちろん、弱みも把握する必要があります。また学生のころに考えたキャリアプランと就職して経験をしたことで価値観や考え方が変わっていることもあります。もう一度自分のキャリアプランについて深掘りをしましょう。
 

企業研究を徹底的に行う

ミスマッチを避けるためには企業研究は欠かせません。退職してなかなか次の就職先が決まらないと焦ってしまい、企業をよく知らないまま転職先を決めてしまいます。きちんと企業研究をしないと「前職とかわらない」「前職のほうがよかったかも」と後悔する可能性もあります。情報収集はもちろん、企業研究は徹底して行うようにします。

まとめ

新卒1年目での転職についてお伝えしました。新卒1年目でも転職することは可能です。しかしリスクやデメリットを考え「本当に後悔しないか」「次の転職活動はどうすすめるのか」をしっかり考えたうえで決めるようにしましょう。

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