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新卒エンジニアが知っておきたい「エンジニアの資格」について徹底解説!| 就活応縁くまもと

公開日: 2024.06.07

更新日: 2024.06.07

新卒エンジニアが知っておきたい「エンジニアの資格」について徹底解説!| 就活応縁くまもと

エンジニアの資格は数や種類がたくさんあります。多すぎて何を選べばよいか、多くの学生さんが悩むことだと思います。
資格選びは今後のキャリアの方向性に直結する大事なことなので、ここでしっかりエンジニアの資格について学んでください。

資格がないとエンジニアとして働けない? 

資格がなくてもエンジニアとして働くことは可能です。資格よりも実績が重要視され、
新卒の学生であればポートフォリオなどがあれば十分高評価となります。

また働きながら資格取得のための勉強をしてく中で知識は身についていきますので、知識面の心配も不要です。
「エンジニアとして働きたい」という強い気持ちがあれば資格がなくてもエンジニアを目指すことは問題ありません。

資格取得のメリット


 

資格がなくてもエンジニアとして働くことはできますが、資格があると大きなメリットがたくさんあります。

キャリアアップに困らない

資格を取得することで、任せてもらえる仕事の幅が広がるため、キャリアアップの可能性が高まります。
また転職を検討する際にも転職先や職種が幅広く、非常に有利です。

給料が上がる

エンジニアの資格については会社が資格手当を支給しているところが多くあります。
資格の難易度によって異なりますが、およそ月3000円~10万円、最難関資格であれば月20万円ほどの手当が支給される場合もあります。

自分の知識の再確認になる

資格試験の過程を経て、体系的に知識やノウハウが身につき、応用力が高まります。
実務だけでは得られない基礎知識の再確認になるため、自己成長やキャリアアップの後押しにもなりますね。

エンジニアの資格は2つに分けられる

エンジニアの資格は大きく分けて2種類です。提供元が国か企業かで分類されます。

国家資格

国家資格は国によって認定されています。
IT系の国家資格はIPA(情報処理推進機構)が運営しており、経済産業省が認定を行います。
そのため、信頼性や認知度が高く、有効期限などがなく、受験料も安めという特徴があります。
試験範囲は広いですが、その分ITエンジニアに必要なスキルを広範囲にわたって学ぶことができます。

ベンダー資格

ベンダー資格はIT製品(コンピューターやソフトウェアなど)を取り扱う企業が独自に実施している資格です。
提供元は海外企業が多く、中には世界で通用するグローバルな資格もあります。
より専門的なスキルを証明できるので、該当する製品やシステムを取り扱っている企業にとっては有利ですが、
その製品を利用していない企業にとっては意味のない資格になることもあります。

3代IT資格



エンジニアの資格には「これは押さえておきたい」という3つの資格があります。

ITパスポート

国家資格に該当し、社会人が備えるべきIT基礎知識が問われる試験です。
難易度も比較的低く、取得することでITを正しく理解し、業務で効果的にITを活用できることが期待できます。
情報技術に関わる仕事に就きたい人におすすめの資格で、IT資格取得の第一歩として受験するとよいでしょう。
試験はCBT方式・四肢択一式で行われ、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3つの分野に分かれています。

試験概要 詳細
試験時間 120分
合格率 約50%
出題数 100問(小問形式)
以下の3つの分野について出題
・ストラテジ系35問程度…経営全般に関する考え方、特徴などが出題されます。
・マネジメント系20問程度…IT管理に関する考え方、特徴などが出題されます。
・テクノロジ系45問程度…IT技術に関する考え方、特徴などが出題されます。
出題形式 CBT方式・多肢選択式(四肢択一)
受験費 7,500円(税込)
受験場所 全国(試験会場)
開催時期 通年
URL 公式ページ

基本情報処理技術者

国家資格に該当し、最も基礎的なITエンジニアの登竜門として位置付けられる資格です。
企業も新人エンジニアに取得を推奨するところが多くあります。
内容はハードウェアからソフトウェア、プログラミング、プロジェクト管理、IT戦略など幅広い分野から出題され、
基本といえど参考書や過去問などでの対策が必須です。

試験概要 詳細
試験時間 科目A:90分
科目B:100分
合格率 25%
出題数 科目A:60問
科目B:20問
出題形式 科目A:多肢選択式(四肢択一)
科目B:多肢選択式
受験費 7,500円(税込)
受験場所 全国(試験会場)
開催時期 通年
URL 公式ページ

MOS.

Microsoft 社が提供している有名なベンダー資格です。
Microsoft Office ソフトの操作技能を測定し、試験の内容はパソコンを使った実技試験です。
試験科目は Word、Excel、 PowerPoint、 Access、 Outlookの5種類があり5科目のうちWordとExcelには、一般レベルとエキスパート(上級レベル)の2レベルがあります。業種・業界問わず、大変人気のある資格の1つです。

試験概要 詳細
試験時間 50分
合格率 一般レベルで80%、上級レベルで60%
出題数 全部で50問前後
出題形式 CBT方式
受験費 10,780円(税込)※学割制度あり
受験場所 全国(試験会場)
開催時期 通年
URL 公式ページ

職種別おすすめ資格

エンジニアといっても分野ごとに職種があります。職種ごとに取得をおすすめする資格を紹介します。

システムエンジニア

システムエンジニアとは主にシステム開発の企画や設計を行うエンジニアです。
希望条件をヒアリングし、システムの仕様書を作成したり、さらに開発後に行うテストや運用も含めたシステム開発全般に携わる仕事です。

エンジニアにおすすめな資格は以下の3つです。

・応用情報技術者試験:ITエンジニアに必要な応用レベルの技術を問われる国家資格
・システムアーキテクト試験:システム開発の上級スキルを証明する国家資格
・プロジェクトマネージャ試験:上流工程のスキルを高めていくには、おすすめの資格(ベンダー資格)

プログラマー

主にシステムやアプリ開発のプログラミング(コーディング)を行うエンジニアです。
システムエンジニアが決定した設計書を基にプログラム言語を使ってあらゆるシステムやアプリを作ります。

プログラマーにおすすめな資格は以下の6つです。

・Oracle Certified Java Programmer, Silver SE11 :Java SliverはOracle社が主催する、Java SEの認定資格
・Javaプログラミング能力認定試験
・Ruby技術者認定試験:Ruby言語を使用した開発スキルを認定する資格
・PHP8技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級):PHPの基本的な知識や技能を問う資格
・Pythonエンジニア認定試験:Pythonを使用した文法や専門知識を証明する資格
・C言語プログラミング能力認定試験:C言語を駆使して応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)を作成する能力を認定

Webエンジニア

Web上で利用できるシステムやアプリを開発するエンジニアです。
主にWebサイト、ECサイト、ブログサイト、SNSなどの開発を行います。

Webエンジニアにおすすめな資格は以下の3つです。

・Javaプログラミング能力認定試験:Java言語の知識やプログラミング力が問われる資格
・Webクリエイター能力認定試験:WebデザインやWeb開発における基本的な技能を測定する試験
・HTML5プロフェッショナル認定試験:HTML5、CSS3、JavaScriptなどの言語を扱う技術力を証明する資格

資格選びのポイント

まずは自分のキャリアや目的に合った資格を選ぶようにしましょう。
無作為に資格を選んでしまうと、時間と労力の無駄になりかねません。

また面接で取得した資格をアピールする際は、取った内容よりも「なぜその資格を選んだのか」をしっかり伝えるようにしましょう。

勉強の仕方

まずは自分にどんな資格が必要なのかを見極めてください。
目標が決まれば試験までの学習計画を、目標から逆算して立てるようにしましょう。
また、受けたい試験の概要、過去問があれば過去問など試験自体の研究も大事な対策です。

バイトや学校との両立、もしくは仕事をしながらなど、スキマ時間に勉強を行うのはとても大変なことです。
モチベーションを保つためにSNSで勉強仲間を見つけ、交流を図るのもよいかもしれませんね。

まとめ

新卒のエンジニアが知っておきたいエンジニアの資格の基本について解説しました。
ここで触れた以外にもエンジニアの資格はたくさんあります。目指したい職種がなにか?何が必要か?など、
自身の目指すキャリアと向き合いながら資格を選んでください。

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