就活の面接やES(エントリーシート)において、聞かれる機会が多くなった「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」。必ず求められるわけではありませんが、事前に考えておけば、いざ聞かれたときに焦らず対応ができます。
また、キャッチコピーは就活だけでなく、転職やプライベートなコミュニティでの自己紹介にも活用できるため、考えておいて損はありません。自分の魅力を端的に表す、印象的なキャッチコピーを作ってみましょう!
2. 就活でキャッチコピーを聞かれる理由は?企業視点で考えてみよう
3. 好印象な就活キャッチコピーを作るためのポイント4つ
4. 好印象どころか逆効果?就活キャッチコピーを作るときの注意点3つ
5. 手順を踏めば簡単!就活キャッチコピー(キャッチフレーズ)の作り方
6. 就活ES(エントリーシート)用 キャッチコピーの書き方例文
7. 「人柄」で被らないための言い換えバリエーション一覧
8. 就活キャッチコピーは「今の自分」をアピールしよう
9. 熊本で就職するなら「就活応縁くまもと」
一言で自分を表す「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」とは?

「キャッチコピー」は広告業界で使われるもので、短い言葉で人の注意をひく宣伝・広告文のことをいいます。つまり就活で必要となるキャッチコピーとは、自分に興味を持ってもらうための端的なPR文のこと。
書店やコンビニで雑誌の表紙を眺めていると、「この特集、読んでみたいな」と感じる一文(キャッチコピー)に出会うことがありませんか?就活キャッチコピーも「もっとこの人の話を聞いてみたい」と企業側に思わせる役割があります。
「キャッチフレーズ」はキャッチコピーとほぼ同じ意味を持ちますが、宣伝以外にも幅広い目的で使えるという違いがあります。ただし、就活シーンでは区別なく使われていることが多いため、どちらを聞かれても同じ答え方で問題ありません。
就活でキャッチコピーを聞かれる理由は?企業視点で考えてみよう

「面接やESで自己PRをする機会があるのに、なぜわざわざキャッチコピーを聞くの?」と思う人もいますよね。キャッチコピーを求めるのはなぜなのか、理由を企業視点で考えてみましょう。
自己分析ができているか確認するため
自己分析とは自身の長所や短所、得意なことなどを洗い出し、把握することです。自己分析が適切にできている人は、自分の強みや将来の目標などを明確にしていることが多く、入社後の業務ミスマッチリスクも抑えられるでしょう。
自己分析がしっかりできていない「なんとなく付けたキャッチコピー」では、説得力やインパクトにも欠けてしまいます。多くの就活生と面談をする企業側もすぐに分かってしまうため、まずはしっかりと自分を理解することが大切です。
自己分析に使える方法・おすすめツール
マインドマップ
MBTI診断
他己分析
ジョハリの窓 など
もし「キャッチコピーに活かせそうな自己分析ツールはどれ?」「まだ自己分析してない!」と悩んでいるなら、「就活応縁くまもと」の性格分析ツール「ビッグファイブ」での診断がおすすめ!

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伝える力があるか確認するため
企業には幅広い年齢層の、さまざまな属性の人がいます。業務を円滑に進めるためには、基本的なコミュニケーション力と伝える力がとても重要。伝えるための努力ができるかどうかも、チェックポイントになるでしょう。
企業側はキャッチコピーを通して、創造力や知識、自分の考えを持っているか、などもあわせて見ています。日頃から本やニュースに目を通し、語彙力や情報をしっかりと身に付けておくのがおすすめですよ。
好印象な就活キャッチコピーを作るためのポイント4つ

2022年に帝国データバンクが行ったアンケート調査によると、企業側が新卒採用に求める人材像として「コミュニケーション能力が高い」「意欲的である」「素直である」などが挙げられています。
つまり、新卒採用の際に企業側が知りたいのは就活生の人柄や基本的な能力など。自分を飾らず、ありのままの自分を表現すればよいと考えれば、あまり難しくないかもしれませんね。
参考:企業が求める人材像アンケート|株式会社帝国データバンク
一番伝えたいことや強みを盛り込もう
企業側が聞きたいと思っているのは、主にあなたの人柄や強みです。端的に自身の人柄や強みを盛り込めば、企業側にとって十分な情報となるでしょう。
ひねりすぎない、分かりやすい表現を使おう
キャッチコピーは短いフレーズのため、いろんな意味を込めたひねりのある表現を使ってしまいがちです。しかし相手に意味や意図が伝わらなければ本末転倒。年齢や趣味などに左右されない、誰にでも理解しやすい表現を使いましょう。
具体的にイメージしやすいよう、数字を取り入れるのもおすすめですよ。
企業が求めている人材をリサーチしよう
いくら魅力的なキャッチコピーを作っても、企業が求めているものとミスマッチであれば注目を集めにくいでしょう。例えば「積極的な人」を採用したい企業に向けて「コツコツ努力して結果を出せる」というアプローチは、あまりインパクトがないかもしれません。
企業が求める人材は、企業サイトの求人欄などに記載されていることもあるため、必ず目を通しておきましょう。
採用後の活躍をイメージしてもらおう
キャッチコピーで自分の強みをPRしたら、その根拠となるエピソードも含めて「こんなシーンで強みを活かせます」といったアピールをしましょう。
自分をアピールするだけでなく企業のベネフィットまで提示できると、意欲的な姿勢と熱意を見せることができます。
好印象どころか逆効果?就活キャッチコピーを作るときの注意点3つ

大げさに盛りすぎるのはNG
キャッチコピーは短いフレーズで、興味をひく表現が求められます。しかしインパクトを出そうとして面白い表現にこだわる、盛りすぎた表現をするなどはNGです。
コピーを盛った分、根拠となるエピソードが弱く感じられて期待外れ感を生むほか、エピソードとの矛盾が発生しやすくなるリスクがあります。
ネガティブな表現はできるだけ避けよう
就活キャッチコピーは自分をアピールするもののため、ネガティブな表現は「意欲がない?」「本命の別の企業があるのかな?」などと思われてしまう可能性があります。
ネガティブな性格や言葉はマイナスに捉えられやすい反面、使い方によっては意外性で興味を引くこともできます。
ただし、言葉選びが難しいので、就活キャッチコピーに盛り込むのは避けるほうが無難です。
内容がブレないようにしよう
ESでは「粘り強さ」をアピールしたのに、面接では「フットワークの軽さが強みです」と答えてしまうと、企業側は不信感を抱いてしまいます。
就活シーンではキャッチコピーと裏付けエピソードを何度か聞かれることになるため、内容がブレてしまわないように注意しましょう。
手順を踏めば簡単!就活キャッチコピー(キャッチフレーズ)の作り方

自分を的確に表した就活キャッチコピーを作るのは、意外と難しくありません。必要な情報を順番に集めて、強みを絞っていきましょう。
【STEP 1】自己分析をしよう
前述した「自己分析に使える方法・おすすめツール」を使って、まずは自分について掘り下げ、キャッチコピーのメインとなる強みや魅力、得意なことを見つけましょう。
「自分には簡単にできることだけど、友人にはすごいと言われる」ことなども強みである可能性が高いため、友人に話を聞いてみるのもおすすめです。また、好きでずっと続けていることや今までに経験してきたことも、振り返って掘り下げてみるとよいでしょう。
【STEP 2】企業に合った強みを書き出そう
自己分析をしたら、次は企業が求める人材と自分の強み・特徴を照らし合わせ、アピールの仕方を考えましょう。
接客や営業であれば「聞き上手」や「人懐っこさ」、クリエイティブな仕事であれば「チャレンジ精神旺盛」「新しいもの好き」などもアピールできる強みになりますね。
【STEP 3】定型フレーズに当てはめて言い換えを考えよう
企業に合った強みを書き出したら、「〇〇のような〇〇」「〇〇する〇〇」などの定型フレーズに当てはめ、可能であればより興味を引く言葉に言い換えてみましょう。
インパクトを与えたいなら、意外性のある言葉を組み合わせるのもおすすめです。ただし、理由のない組み合わせでは意味がないので、納得できる説明が必要です。
就活ES(エントリーシート)用 キャッチコピーの書き方例文

就活シーンにおいてキャッチコピーを書く・話す順番は「キャッチコピー→関連エピソード→入社後にどう活かすか」が、まとめやすくておすすめです。
ただし、流れは同じですがESと面接では「テキストで伝える」「言葉で伝える」という違いがあります。伝える内容は同じでも、ESなら「貴社」、面接なら「御社」など、適切な表現や言い回しを選びましょう。
例文を紹介します。
私のキャッチコピーは「魅力を引き出すコンサルタント」です。
幼少時代から化粧品のデザインや色、香りが大好きで、小さな頃はおもちゃを、成長してからは実物を集め、使い比べて楽しんできました。
私の、化粧品への意識が変わったのは大学時代。ある友人が「お化粧が上手くできなくて自信が持てない」と言うので、彼女に似合うと思った化粧品でメイクを施しました。すると彼女はとても喜んでくれたうえ、自信がついたようで、以前から気になっていたという海外留学を決めました。
他の知人や家族にもアドバイスを求められておすすめを伝えたところ、「あなたは人に似合うものを見つけるのが上手だね」と言われ、そのとき初めて「大好きな化粧品を使って、もっと多くの人の役に立ちたい」と思いました。
「化粧品の知識に関しては誰にも負けない」という自負のもと、さらに知識と技術を高め、貴社製品の開発や提供に貢献したいと考えています。
この例文を参考にして、自分のキャッチコピーを作成してみましょう。
「人柄」で被らないための言い換えバリエーション一覧

人柄を強みとしてアピールする場合、他の就活生と表現が被ってしまうことは避けられません。だからこそ自分の言葉で表現できれば、逆に大きく差をつけられるチャンスになるでしょう。
比喩表現や四字熟語を使う、具体的にイメージできる表現を使うなどすれば、グッと興味を引けますよ。ぜひ活用してみてくださいね。
努力家
目標達成を追い続けるランナー
未来を切り拓く原動力
全力を尽くすゆるぎない信念
絶え間ない挑戦の夢追い人
責任感が強い
誠実に任務を全うする牽引役
使命感に満ちた信頼の人
期待に応える安心の実績
結果を追求する柔軟な頑固者
行動力がある
思い立ったが吉日人間
チャンスを逃さない機動力の人
迷わず進むファンタジスタ
考えるよりまず動く実行派
継続力がある
日々の積み重ねを大切にする人
石の上にも15年
日進月歩の実力派
決して諦めない努力の人
就活キャッチコピーは「今の自分」をアピールしよう

就活は、人生を大きく左右するイベントのひとつです。つい気合が入りすぎて「なりたい自分」「理想の自分」をアピールしたくなりますが、企業が知りたいのはありのままのあなた。
まずしっかりと自己分析をして、正しく自分を把握することから始めましょう。きっとアピールするべき強みが見えてくるはずですよ。
熊本で就職するなら「就活応縁くまもと」
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