みなさんは「自己分析ノート」を作ったことはありますか?今何かで悩んでいる方はぜひ作ってみてください。面倒に感じるかもしれませんが、実はわくわくする楽しい作業なのです。今回は特に就職活動に役立つ自己分析ノートの作り方を解説します。
2. 就活特化型の自己分析ノートを作るメリット
3. 自己分析ノートに書く内容
4. 自己分析ノートで行う作業
5.自己分析ノートの書き方は自由!
6.就活特化の自己分析ノートは「未来の自分の明確化」がゴール
7. スカウト採用におすすめ!就活応縁くまもと
自己分析ノートとは?
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初めに自己分析ノートの特徴や意味、始める時期などについて解説します。
一般的には「自分との対話」
そもそも自己分析とは「自分の経験や思考を振り返って整理し、自分の性格や強み、弱み、価値観などを客観的に分析することで、自己理解を深めるプロセス」のことです。
簡単に言うと「自分と対話すること」です。難しく考えず、自分の中にある考え、希望、悩みなどをありのままに書き出すだけでOK。自分でも気が付かなかった、新たな自分の価値観や魅力の再発見ができるのが醍醐味でもあります。
モチベーションの根拠を探し出す
特に就職活動においては、将来の仕事探しの軸を見つけ出すことが重要になります。仕事をするうえで重要な指針となるのは「自分のモチベーションはなにか」ということです。
長く働いていくため、気持ちよく仕事をするため、社会人として躓きそうになったときには「自分は何のために頑張れるのか」というモチベーションの根拠を知っているのは最大の武器になります。
正解はない!気持ちを自由に書き出そう!
「これを書かないと自己分析ノートではない」ということはありません!感じたことを自由に書いていいのが自己分析ノートです。
やりたいことや希望といった前向きなことはもちろん、不安や悩みといったネガティブな気持ちも正直に書き出すことで、自分が何を考えているかがはっきりするものです。気楽に臨んでください。
いつ始めてもOK!
始める時期にも正解はありません。やりたいことがはっきりしている場合は、早くから始めて問題ありません。
就活に特化することを意識するのであれば、大学3年生や大学院1年生など卒業・修了前年次の6月ごろに始めましょう。
この時期は、インターンシップが盛んになります。インターンシップに参加し、企業分析と自己分析が同時に進められるため、作業がスムーズになります。
1-2か月の短い時間ではなく、半年くらい時間をかけてゆっくり進めるのがポイントです。
就活特化型の自己分析ノートを作るメリット
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次に自己分析ノートを作ることで得られるメリットについて解説します。
志望動機がはっきりする
就活で必ず聞かれる「なぜここで働きたいのか」の根拠がはっきりします。
志望動機は一般的に「その企業に興味を持った理由」を聞かれるものですが、自分が企業のどういうところに関心があるのか、を深堀することで志望動機にも説得力が増します。
強みと弱みが明確化する
同じく就活で避けて通れない「自己PR」のもとになる、自分の強みと弱みがはっきりします。
「コミュニケーション力」「協調性」など、誰にでも言えそうなことではなく、過去の体験に基づいた、あなたにしか語れない強みと改善点を導き出すことで、こちらにも説得力が生まれます。
自分に自信がつく
自己分析ノートを作る作業を通して得られる最大のメリットは「自分への自信がつく」ことです。
強みが明確化し、得意分野を見つけられることで、仕事だけでなく今後の人生の選択もうまくいきますし、何より自分を好きになることができます。
また「ノートを作った」という達成感にもたまらないものがあります。1冊のノートやデータがしあがったら、何度も見返してみるのもよいですね。
進路への迷いがなくなる
自分の選択軸がはっきりすれば、迷った時の判断の後押しになります。
「どの企業が合っているのか?」「どの業界が合っているのか?」などの企業選びはもちろん、選考の過程で内定先を選ぶときや、その後の部署選択など、人生における様々な大事な判断の際にも役立ちます。
自己分析ノートに書く内容
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では実際に自己分析ノートには何を書けばよいのでしょうか。あくまで一例ですが、大まかに内容と作業の流れを解説します。
過去~現在~自分の「感じたこと」
「過去」
幼少期からさかのぼってみて、印象に残っている出来事を書き出してみましょう。
思い出せる範囲で、具体的であればあるほど良いです。プラスの思い出だけでなく、目標が達成できず悔しかったこと、その気持ちをどう乗り越えたか、などもなるだけ詳しく書き出してください。
「現在」
現在の自分が楽しいと感じたこと、やりがいを感じたこと、悔しかったことを書き出してみましょう。
自分の心に負担にならない程度でよいので、楽しく、自分のアルバムを振り返るように気持ちで取り組むといいでしょう。
感じたことに対して「なぜそう感じたのか」の理由
感じたことに対して「なぜそう感じたのか」をできるだけ深くまで思考していきます。「なぜ?」を深堀した先には自分の価値観の根源があります。
一つ学生時代のアルバイトを例にとって「なぜ」を深堀してみましょう。
①なぜ家庭教師のアルバイト選んだ?→時給がよく、長く続けられそうだと思ったから
②なぜ頑張って続けられた?→生徒とのやり取りが盛り上がり、教えているのが楽しかったから
③なぜ楽しかった?→担当した生徒の合格報告や成績上昇など、いい結果を聞くことが多かったから
④なぜいい結果を出せた?→教えるのがもともと好きで楽しく、予習などの準備も怠らなかった
⑤なぜ教えるのが好き?→教えるために自分が勉強を重ねることで自分のためにもなるし、理解してもらった時の笑顔が好き
深堀して見えたのは「誰かに喜んでもらうことが好き」「喜んでもらうために頑張ることがモチベーション」ですね。
これが価値観の根源です!
価値観の根源=「仕事を通して自分が得たいもの」です。答えは一つとは限りませんので、いろんな可能性を考え出してみましょう。
自分の興味・関心がある事柄
どんなことでも構わないので、自分の興味や関心がある事柄を列挙してみましょう。書き出した後、Will(やりたいこと)、Can(できること)、Must(入社後に求められそうなこと)の3つに分類します。
まずはWill(やりたいこと)を書き出し、その中からCan(できること)を選び出します。Must(入社後に求められそうなこと)は企業分析をしないと正しいと正確には導き出せませんが、最初はわかる範囲でもOKです。
この3つが一致することが、自分に一番向いている仕事だといえます。
この際、やりたいという前向きな気持ちだけでなく、「やりたくないこと」や「できないこと」も併せて考えてください。
自分に向いていないものや苦手なことを洗い出し、ミスマッチを防ぐために非常に重要な事柄です。
診断ツールなどで出た自己分析の結果をまとめる
自分の中の考えだけではなく、他社の評価も大事な指標になるので、自己分析ノートにまとめておくと便利です。
就職活動サイトなどを利用した無料の診断ツールの結果をはじめとして、家族や友人に聞いた自分の評価などをまとめるのも面白いですよ。
「家族・友人から見た自分の長所」「家族・友人が考える得意なこと」などを聞いてみましょう。「どんなことをしているときの自分がキラキラしている?」などと聞くといい答えが返ってくるかもしれません。
自己分析ノートで行う作業
次に、自己分析ノートを作るにあたって、実際の作業について細かく解説します。
目的を整理する
まず初めにこの自己分析ノートを作ることで何を達成したいか、を明確にします。
「自分の興味関心を見つける」「強みや長所を見つけて自信を持つ」「仕事選びの軸を見つける」など、ぼんやりとで構いませんので、作った後に何を得られるかを想像しておきましょう。
自分史の作成
自分のこれまでの人生を振り返り、年表のように時系列にまとめる作業です。
誰かに発表するものではありませんので、いい出来事だけでなく、悔しかった出来事も含め、自分の印象に残っている出来事を書き出してみましょう。
モチベーショングラフの作成
モチベーショングラフとは、自分の人生を振り返る際に「モチベーションの上下」に着目するやり方のことです。
縦軸にモチベーション、横軸に時系列を作り、印象に残った出来事とそのモチベーションに点を打って繋げていきます。
モチベーションの変化とともに、どんな出来事があってモチベーションが変化したか、エピソードも忘れないように書いてください。
マインドマップ
マインドマップは頭の中の考えを見える化させることです。
「自分自身」を真ん中に置き、感じている課題を解決させるため、ひたすら「なぜ?」を繰り返していきます。連想されるキーワードをどんどん派生させ、樹木のような形になるまで、頭の中を整理していきましょう。
ジョハリの窓
ジョハリの窓とは、「自分から見た自分」と「他者から見た自分」を知ることで自己分析を行う心理額モデルのことです。
就活においても非常に有効で、自分を客観的に知り、自己分析とのずれを知ることが出来ます。家族や友人に「私ってどんな人だと思う?」と聞いてみて、結果をまとめてみましょう。
【盲点の窓】:自分は知らないが他人は知っている自分の姿
【秘密の窓】:自分だけが知っていて、他人は知らない自分の姿
【未知の窓】:自分も他人も知らない自分の姿(書かなくてOK)
自己分析ノートの書き方は自由!
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自己分析ノートには正解がない、とお伝えしましたが、どんなツールを選択するのも自由です!自分に合った、続けやすい方法を選んでくださいね。
手書きの場合
デザインや形、色など、自分が好きなものを自由に選べるのが手書きならではのメリットです。
いつ見てもテンションが上がるようなお気に入りの一冊を選んでもよし、使いやすく書きやすい実用性の高い一冊を見つけてもよしです。
診断ツールの結果を貼ったりなど、応用が利きやすいA4サイズや、分量の調整がしやすいルーズリーフなども使い勝手が良いですよ。
PCを使う場合
図やグラフなどを活用しやすいのがPCを使うメリットです。
パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを使うと編集がしやすくなります。またスマホやタブレットを使用する際は、マインドマップなどのアプリがあるので、それも活用しましょう。
面接などで見返す際は、PDFにして出力もできます。
就活特化の自己分析ノートは「未来の自分の明確化」がゴール
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いかがでしたか?自己分析ノートは難しいものではなく、楽しく就職活動を進める簡単な作業です。
自己分析ノートを作る作業を通して得られるものは「未来の自分の明確化」です。
「受けたい企業や興味のある職種や業界がない」「自分の特技や長所が分からない」といった悩みを持つ方は特に、自己分析ノートが役立ちます。
「過去の自分を思い出す」ことで「現在の自分を分析」し「未来の自分を明確にする」ことが自己分析ノートのゴールです。
これを読んで興味を持ったのであれば、始めるときは今ですよ!順調な社会人生活の第一歩として、まずは自己分析ノートを作って、新しい自分をスタートさせましょう!
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