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【例題あり】SPI推論 頻出パターン8つの解き方のポイントを解説!|就活応縁くまもと

公開日: 2024.12.09

更新日: 2024.12.09

【例題あり】SPI推論 頻出パターン8つの解き方のポイントを解説!|就活応縁くまもと

SPI推論とはSPIの非言語問題のひとつです。論理的思考力や問題解決能力について問われる、最も難しい問題といわれています。そんな情報を聞いてしまうと、SPIの推論に取り組む前に「推論は捨てる」と考えてしまう人もいるようです。今回は、SPI推論の中でも頻出パターン8つを中心に解き方を解説します。ポイントを押さえてSPI推論で高得点を取るコツを掴んでみてください!

SPIの推論とは?

SPIの推論とは?

SPIの推論とは、一体どんな問題なのでしょうか?
SPIはリクルートマネジメントソリューションズ社が開発した適性検査で、「Synthetic Personality Inventory」の略です。企業の採用試験で多く活用されている適正試験です。SPIは「能力検査」「性格検査」の2つから構成されています。

SPIの能力検査は、言語分野と非言語分野の2つの分野があり、基礎的な計算能力と論理的思考力が求められます。SPIの推論は、非言語分野のひとつとして頻度の高い分野といえます。

推論は非言語問題のひとつ

SPIの推論は、非言語問題の中でも論理的思考力を試される問題として出題されています。

非言語問題を通じて、「数的な処理ができるか」「論理的思考力があるか」など応募者のスキルをチェックしています。

非言語問題は30問あり、試験時間は40分です。与えられた情報から正しい回答を導き出します。

回答時間の目安は1問あたり約1分です。短時間で問題パターンを特定し、情報を整理して回答する必要があります。

推論は苦手…と感じる人が多い理由

SPIの推論は苦手意識を持っている人が多くいます。しかし、SPIの推論は回答パターンの対策をするだけで問題を解けるようになります。

まずは、自分が推論に対してどのような苦手意識を持っているか、以下を参考に考えてみてください。

論理的思考ができない

論理的思考とは、直感や感覚ではなく論理に基づいて理解する考え方のことをいいます。

物事を筋道立てて考えることができるか」がポイントになります。論理的思考ができないと感じる方は、「なんとなくそう思うから」「こっちだと思う!」など感覚や直感的に思考してしまうため、情報を読み取る力をつけるように対策すると良いでしょう。

基礎的な計算ができない

計算力は日常的に必要なスキルです。正確に早く計算ができれば、効率良く問題を解けるようになります。

計算ができないと感じる方は、きっとできないと考えるジャンルがあるはずです。一通り問題を解いてみて何ができないかを明確にしたうえで、計算を解く習慣をはじめましょう。

問題文の読解ができない

文字を目で追っているだけで、問題文として読解できないという悩みを聞きます。問題文は問題を解くための情報が網羅されているので、問題文を読み取れないと、正解を導くことができません。

問題文を読んでも「何を言っているかわからない」と感じる方は、まずはゆっくり丁寧に問題文を読む練習から始めましょう。問題文を理解することで、問題のパターンがわかるようになります。

解き方のパターンを知らない

SPI試験は出題される問題の傾向があるとはいえ、試験当日は緊張しているでしょう。

緊張している中で、初見の問題を解くことはさらに緊張を高めてしまいます。出題頻度の高い問題を解き、解き方の傾向を掴んでいきましょう

SPI推論を苦手だと感じる方の傾向と対策をご紹介しました。次に、SPI推論で高得点を取るコツをご紹介します。

SPI推論で高得点を取るコツ

SPI推論で高得点を取るコツ

SPI推論では、論理的思考力が問われることが明確です。

論理的に考えるように意識し、問題文を丁寧に読み、情報を整理して問題を解きましょう。また、上記で記したように、苦手意識を持っている分野を克服できるように意識することも大切です。

頻出頻度の高いパターンの問題を何度も解くことも大切です。
SPI推論が解けるようになった就活生の声を聞くと、何度も繰り返し解くことで理解が深まり得点アップに繋がったといいます。SPI推論の対策時間を確保し、頻出頻度の高いパターンの問題を何度も繰り返し解いて高得点を目指しましょう。

SPI推論 頻出問題8パターンの例題を紹介

実際にSPI推論でよく出題される8パターンの例題を交えご紹介します。

SPI推論例題①:対戦の解き方のポイント

【対戦の例題】
A、B、C、Dの4人がバドミントンのリーグ戦に参加しました。勝敗について以下のことがわかっています。
Ⅰ BはAだけに負けた。
Ⅱ DはAに勝った
必ず正しいといえる推論はどれか、1つ選びなさい。ただし、引き分けはないものとする。
ア Aが1勝2敗なら、Dも1勝2敗
イ Cが全敗なら、Aは2勝1敗
ウ Dが1勝2敗なら、Aは2勝1敗

<選択肢>
アだけ
イだけ
ウだけ
アとイ
アとウ
イとウ
アとイとウ
正しい推論はないがBが正しければAは必ず正しい

【対戦の回答】
イだけ

【対戦の解説】
ア Aが1勝2敗なら、Dも1勝2敗 ←①が×で確定するが、②が確定しない
イ Cが全敗なら、Aは2勝1敗 ←①も②も×で確定する
ウ Dが1勝2敗なら、Aは2勝1敗 ←②が×で確定するが、①が確定しない
よってイのみ正しい。

POINT!

問題文の条件をよく読み、それぞれの対戦成績を理解し、正しい選択肢を選びます。問題文から対戦表を書いて、情報を整理できるようにしましょう。

※対戦図例(A=X、B=Y、C=Z、D=W)
対戦

SPI推論例題②:順序の解き方のポイント

【順序の例題】

a、b、c、dの4人は駅伝の同じ区間に出場した。この順番にレースをスタートし、それぞれが区間を完走した。これに関して次のことが分かっている。
Ⅰ aは2つ順位を落とした。
Ⅱ bはこの区間を最も短いタイムで走った。
Ⅲ cはdよりも短いタイムで走った。

4人のゴールした時の順位として正しいのはどれか。
Ⅲ cはdよりも短いタイムで走った。
Ⅱ bはこの区間を最も短いタイムで走った。
Ⅰ aは2つ順位を落とした。
a、b、c、dの4人は駅伝の同じ区間に出場した。この順番にレースをスタートし、それぞれが区間を完走した。これに関して次のことが分かっている。

<選択肢>
A. bcad
B. bacd
C. cbad
D. bdac

【順序の回答】
正解:A. bcad

【順序の解説】
a、b、c、dの順でレースがスタートしています。今回は条件のⅡ、Ⅲ、Ⅰの順で考えると回答を導くことができます。
順位を推測する問題は、条件を元に違った視点でも考えることが必要になります。
例えば、条件Ⅱの「bはこの区間を最も短いタイムで走った」は、「bは誰にも抜かれなかったという条件に言い換えられます。

POINT!

条件を理解して、他の視点で考えられないかを意識して何度も解いてみましょう。

SPI推論例題③:正誤の解き方のポイント

【正誤の例題】
A、B、Cが同じイラストを見て、次のように発言した。

A このイラストには青色が使われている。
B このイラストには黄色が使われている。
C このイラストには少なくとも青色か黄色が使われている。

全員が本当のことを言っているとは限らない。そこで、以下の推論がなされた。次のうち正しいものを一つ選びなさい。

<選択肢>
1. Bが正しければAは必ず正しい
2. Cが正しければBは必ず正しい
3. Aが正しければCは必ず正しい

【正誤の回答】
正解:3

【正誤の解説】
推論の正誤問題は、それぞれの立場から条件を整理してみましょう。

POINT!

問題文と条件をよく読み、理解しましょう。

SPI推論例題④:平均の解き方のポイント

【平均の例題】
24個のチョコレートをA、B、C、Dの4人に配った。これについて次のことが分かっている。
Ⅰ AとCがもらった個数の平均は、BとDがもらった個数の平均と等しい。
Ⅱ Aがもらった個数は4人の中で最も多い。
Ⅲ 4人がもらった個数は全て異なる。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。

ア Bがもらった個数は4人の中で最も少ない。
イ BかDのうちどちらかは、4人がもらった個数の平均よりも多い。
ウ Bがもらった個数はDがもらった個数よりも多い。

<選択肢>
1. アだけ
2. イだけ
3. ウだけ
4. アとイ
5. アとウ
6. イとウ
7. アとイとウ
8. 正しい推論はない

【平均の回答】
正解:2

【平均の解説】
AとCの平均とBとDの平均が等しい、かつ、合計が24個なのでA+C=B+D=12であることがわかります。B+D=12、かつもらった個数は同数ではないため、BかDのいずれかは、4人の平均(6)よりも多い7個以上をもらう組み合わせのみ成立するため、正しい推論となります。

SPI推論例題⑤:位置の解き方のポイント

【位置の例題】
A、B、C、Dの4人が、カウンターに向かって1列に並んだ5つの席に座っている。各自の座り方について次のことが分かっている。
Ⅰ Dは奇数番号の椅子に座っていた。
Ⅱ Bからみて右隣にはDが座っていた。
III CとDは隣同士だった。
IV 5番の席は空席であった。

Aが座っているのは何番か。

<選択肢>
E. 1
F. 2
G. 3
H. 4

【位置の回答】
正解:E

【位置の解説】
条件からA、B、C、Dの4人の位置を把握します。IとIVより、Dは1か3のいずれかであることがわかるので、Dが座っている場所を特定していくとわかりやすいでしょう。Vより、(ADBC)の順番で左から座っていることがわかり、Aが座っているのは「1」となります。

SPI推論例題⑥:割合の解き方のポイント

【割合の例題】
遊園地ではチケット料金を30%値上げしました。すると、販売枚数が20%減少してしまいましたが、全体として売上は上がりました。売上高は何%増加したでしょうか?
(ただし、必要に応じて小数点第二位以下を四捨五入。)

<選択肢>
A. 1.0%
B. 2.0%
C. 4.0%
D. 6.0%

【割合の回答】
正解:C. 4.0%

【割合の解説】
以前の料金を1、入場者数を100と仮定した場合、以前の売り上げは、1×100=100です。30%値上げした料金は1.3、20%減った入場者数は80になります。よって、値上げ後は、1.3×80=104。したがって4.0%増加したことになります。

SPI推論例題⑦:内訳の解き方のポイント

みかん、りんご、キウイフルーツが合わせて7個ありますそれぞれの個数について次のことが分かっています。
Ⅰ みかん、りんご、キウイフルーツは、それぞれ少なくとも1個はある
Ⅱ りんごの数はみかんより少ない
 

次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
ア:みかんが3個であれば、りんごは2個である
イ:りんごが2個であれば、キウイフルーツは1個である
ウ:キウイフルーツが3個であれば、みかんは3個である

1. アだけ
2. イだけ
3.ウだけ
4. アとイの両方
5. アとウの両方
6. イとウの両方
7. アとイとウのすべて
8. 必ず正しい推論はない

【内訳の回答】
正解:C ウだけ

【内訳の解説】
条件i、iiより、みかん、りんご、キウイフルーツ内訳は、みかん2個、りんご1個、キウイフルーツ1個となります。

よって、残り3個の内訳について考えれば答えがわかります。

りんごが3個のとき、残りは4個ですが、みかんがキウイフルーツよりも多くなる内訳は、みかん3個、キウイフルーツ1個の場合のみ。正解はウだけとなります。

SPI推論例題⑧:整数の解き方のポイント

【整数の例題】
A、B、Cはそれぞれノートを持っていて、次のことがわかっている。
Ⅰ 3人合わせて8冊のノートを持っている。
Ⅱ AとBは同じ冊数のノートを持っている。
Ⅲ CはAの2倍のノートを持っている。
このとき、Cは何冊のノートを持っているか。

<選択肢>
D. 1
E. 2
F. 4
G. 5
H. 6

【整数の回答】
F. 4

【整数の解説】
Ⅱ、Ⅲの条件の情報から、A=x、B=x 、C=2xとあらわすことができます。Ⅰの情報からノートの冊数の合計が8冊なので、x + x +2x = 8 より、x=2であり、Cの持っている個数は4個になります。

SPI推論は対策できる!

SPI推論は対策できる!

この記事ではSPI推論について例題を交えながら、頻出パターン8つの解き方や高得点を取るコツについてご紹介してきました。

SPIの中でも非言語問題の推論は論理的思考力や問題解決能力について問われるため、苦手意識を持っている就活生がたくさんいます。限られた時間の中で推論の問題を解ききれるよう、何度も解き直しを行うなどの対策をしてみてください

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