大学2年生からインターンは可能か?

結論から言うと、大学2年生からインターンに参加することは可能です。特にIT業界やベンチャー企業では、大学2年生のインターンを積極的に受け入れている企業も少なくありません。
そのため、大学2年生でインターンにチャレンジしたい方は、企業に問い合わせの上受け入れている場合には、ぜひ参加してみることをおすすめします。
大学2年生でもできるインターンの種類

インターンとは、正式名称をインターンシップ制度と呼び、学生による就労体験のことを指します。発祥地はアメリカといわれており、日本では2000年代から本格的に実施されています。
インターンは、その実施時期や期間によって3種類に分けられます。それぞれの種類について、詳しくみていきましょう。
長期インターン
文字通り、長期間にわたるインターンであり、期間の目安としては3か月~1年程度となっています。実際に企業の職場で週3日程度仕事を行い、有給である場合が多いです。
4年制大学生の場合、大学3年生の夏ごろから参加する学生が多いようです。また、採用直結型のインターン制度が認められたことにより、長期インターンを採用活動の一環として実施する企業も増えています。
短期インターン
短期インターンとは、1日~1週間程度のスケジュールで開催されるインターン制度です。長期インターンに比べて期間が短いため、実際の業務が行える企業は少ないです。
短期インターンでは、社員が業務内容について座学形式で解説するセミナー方式、職場見学がメインとなる体験方式、あるテーマについてインターン生間でディベートや議論を行うプロジェクト方式などがあります。
サマーインターン・ウィンターインターン
サマーインターンやウィンターインターンは、それぞれ学生の夏休み・冬休み期間中に開催されるインターンです。開催時期や期間は企業ごとにまちまちとなっています。
比較的長期間にわたって開催される場合は、長期インターンと同様に実際の業務を経験するタイプが多く、短期間に開催される場合は短期インターンと同様に、セミナー方式や体験方式などといった形で開催されることが多いようです。
大学2年生からインターンに参加するメリット

一般的には、4年制大学生の場合は大学3年生になってからインターンに参加することが多いですが、大学2年生のうちからインターンに参加できる企業もあります。
大学2年生のうちから、インターンに参加するメリットとしては、大きく以下の5点があります。
- ビジネスマナーが早期に身に付く
- 就活前に業界・企業の理解が深まる
- 人脈が広がる
- 仕事を行うためのスキルが早くから身に付く
- 報酬がある
それぞれのメリットについて、具体的に解説します。
ビジネスマナーが早期に身に付く
ビジネスマナーとは、社会人が仕事を行ううえで必要なマナーのことを指します。例えば、身だしなみ・挨拶・名刺交換・来客電話対応などがあります。
ビジネスマナーを早期に身に付けることで、就活時の面接対応などの際に、面接官に好印象を持ってもらえるため、有利に就活が進むというメリットがあります。
また、入社後に行われる新入社員研修においても、スムーズに研修が進むといったメリットもあります。
就活前に業界・企業の理解が深まる
自分が志望する業界・企業でインターンを行うことによって、その業界・企業に対する理解が深まります。就活セミナーやパンフレットだけでは分からない、業界・企業の仕事内容の実態を知ることにより、本当に自分に合っている業界・企業であるかがよく分かります。
そのため、就活において本当に仕事をしてみたい業界・企業が明確になり、入社後に企業側と自分の間でのミスマッチを防ぐことができます。
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人脈が広がる
大学2年生という早い段階でインターンを行うことによって、目指している企業での人脈構築が早くなることが期待できます。
人脈が広がることによって、就活を有利に進めることができたり、入社後にいろいろと相談に乗ってくれたりするというメリットがあります。
仕事を行うためのスキルが早くから身に付く
インターンで実務を経験することにより、仕事を行うためのスキルが早くから身に付くといったメリットがあります。
スキルが早く身に付くことで、実際にその企業に入社後に仕事のやり方で戸惑うことが少なくなり、インターン未経験者よりも即戦力として働くことができます。
報酬がある
長期インターンの場合には、有給であるケースが多いです。そのため、一定の収入が得られる点がメリットといえます。
収入が増えることによって、経済的な面で心配なことが少なくなり、余裕を持った学生生活が送れます。
大学2年生からインターンに参加するデメリット

大学2年生からインターンに参加するにあたってはデメリットもあります。主なデメリットは、以下の3点です。
- 自由な時間が削られる
- アルバイトに比べて責任が重い
- 他の業界・企業を知る機会が失われる
それぞれのデメリットについて、詳しくみていきましょう。
自由な時間が削られる
特に、長期インターンに参加する場合には、企業に拘束される時間も長くなるため、その分自分の時間が削られてしまうというデメリットがあります。
学業とインターンを両立していかなければならないため、これらに時間を取られてしまい、友人と遊んだり趣味に興じたりできる時間が少なくなってしまいます。
アルバイトに比べて責任が重い
インターンで業務を行う場合には、先輩社員のフォローはあるものの、基本的にインターン先の企業の社員と同様の責任が求められます。
そのため、アルバイトに比べると仕事に対する責任が重くなる点が、デメリットの一つといえます。
他の業界・企業を知る機会が失われる
長期インターンの場合には、一つの企業での就労期間が長くなるため、インターン先の業界や企業とは異なる業界・企業を知る時間が少なくなってしまいます。
多くの業界・企業を研究して、就活を行っていくことが物理的に難しくなる点がデメリットといえます。
大学2年生がインターン先の企業を選ぶときのポイント

インターン先の企業を選ぶときのポイントは、以下の3点です。
それぞれのポイントを具体的に解説します。
インターンに参加して得たいことの整理
まずは、インターンに参加することによって、自分が得たいことの整理を行いましょう。この整理を行わずに、漫然とインターンを行っても得られることが少ないためです。
例えば、先輩社員に実際の仕事内容を聞いてみたい、実際に自分で業務を行い仕事で必要なスキルを学んでおきたいなど、自分がインターンを通して得たい点を整理しましょう。
業界の決定
次に行うべきことは、インターンに参加したい業界を決めることです。
仕事内容に興味がある・自分でやってみたい職種の仕事がある・自分に合った仕事であるなどといった点を踏まえて、自分がインターン経験をしてみたい業界を決めていきましょう。
企業の決定
インターンを志望する業界が決定した後に、実際にインターンをしてみたい企業を決めることになります。企業を決めるためには入念なリサーチが必要です。リサーチ方法としては、以下の3点があります。
大学のキャリアセンターで調査
- 企業の公式サイトで調査
- OB・OGにインターン内容をヒアリング
それぞれのリサーチ方法について、具体的にみていきましょう。
大学のキャリアセンターで調査
各大学では、学生の就活をサポートするキャリアセンターが設置されています。キャリアセンターには、各企業の業務内容・特徴・待遇などが記載されている募集要項があります。
これらの募集要項などをチェックして、自分が志望したい企業を決定していく方法です。
企業の公式サイトで調査
多くの企業では、自社の公式サイトを保有しています。公式サイトには、その企業の売上額や社員数・業務内容・職種・実際に勤めている先輩社員の声などが掲載されていることが多いです。
これらの公式サイトの情報をチェックして、実際に自分がインターンに参加してみたい企業を調査する方法もあります。
OB・OGにインターン内容をヒアリング
自分がインターンとして参加したい企業のOB・OGを訪ねて、その企業の仕事内容や社風・職場環境・インターン内容などをヒアリングして、インターン先の企業を決める方法です。
OB・OGからは、募集要項や公式サイトだけでは分からないような、インターンの実態などの生の声が聞けるため、インターン先の企業を決めるにあたって良い調査方法といえます。
大学2年生のインターンの申し込み時期・応募方法

インターンの実施申し込み時期は、企業によってまちまちですが、多くの企業では6~8月に申し込み時期を設定しています。これは、インターンの実施時期を7~9月としている企業が多いためです。
応募方法もまちまちですが、「インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム・就活準備情報サイト」から応募している学生が多いようです。次いで、「企業のホームページ」「学校のキャリアセンター」といった順番になっています。
大学2年生がインターンに参加する場合の準備
次に、インターンに参加するにあたって準備すべき点を紹介します。大きく以下の3点があります。- 事業内容のチェック
- ビジネスマナーのチェック
- 応募書類の準備
それぞれの準備項目のポイントについて、詳しく解説します。
事業内容のチェック
まずは、インターン参加希望企業の事業内容などのチェックです。その企業の公式サイトやパンフレットに記載されている範囲での事業内容については、しっかりと把握しておきましょう。
事業内容を知らないと、インターン受け入れ先企業側からすると、本当に自社に興味があるか疑問に思われる可能性があるためです。
また、インターン参加希望企業の業界で利用される、基礎的な業界用語についても合わせてチェックしておくと、インターンの選考において有利になるといわれています。
ビジネスマナーのチェック
インターンの選考にあたっては、面接を行う企業が多いです。そのため、基本的なビジネスマナーについては、事前に確認しておくとよいでしょう。
特に、身だしなみや言葉遣いなどについては、十分に注意を払いましょう。
応募書類の準備
インターンに参加するにあたっての、応募書類の準備も忘れずに行いましょう。書類の過不足がないか、誤字脱字などがないか、応募期限内に準備されているかなどについては、特に入念に確認をしておきましょう。
また、応募書類が手書きの場合には、丁寧に読みやすい字を書くことを心掛けるとよいでしょう。
大学2年生のインターン参加における注意点

次に、インターンに参加するにあたっての3つの注意点を以下に紹介します。
それぞれの注意点ついて、具体的にみていきましょう。
明るく礼儀正しく社員に接する
インターン応募時の面接はもちろんのこと、インターンに参加しているときもインターン先の企業の社員に明るく礼儀正しく接することが重要です。
明るく礼儀正しい人材の方が、先輩社員からみると一緒に仕事をしていきたいと思われるためです。特に、長期インターンの場合には、就活に直結するようになるため、好感が持たれるようにふるまうことが大切です。
積極的に社員とコミュニケーションを取る
インターンに参加する際には、先輩社員と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
コミュニケーションを取った方が、志望先企業の先輩社員から見るとやる気が感じられますし、学生側から見るとその企業の実態や現場の生の声が聞けるため、就活における志望先企業の選定にあたって有意義な情報を得られるためです。
目的を持って参加する
インターンに参加するにあたっては、インターン参加の目的を明確にしておく必要があります。目的を持たずに漫然とインターンを行ってしまうと、自分がインターンを通じて得たい情報を取得できないためです。
そのため、インターンの参加を有意義なものにするために、事前にインターンに参加する目的をしっかりと決めておきましょう。
大学2年生からのインターンで未来を切り拓こう!
本記事では、大学2年生からインターンに参加可能か、インターンに参加するメリット・デメリット、インターン先の企業の選び方のポイント、インターンに参加するために準備しておくことなどを中心に紹介してきました。
大学2年生からインターンを募集している企業も少なくないこと、ビジネスマナーが早期に身に付いたり人脈構成ができたりするといったメリットがあることが分かったかと思います。
一方、インターンに参加することにより、自由な時間が削られてしまうといったデメリットがあること。また、インターン先の企業を決めるにあたっては、大学のキャリアセンターで情報収集をすると良く、インターンに参加する前にはインターン先の企業の事業内容などをしっかりと把握することが重要であることも理解できたのではないでしょうか。
本記事を参考に、大学2年生のうちにインターンに参加してみてはいかがでしょうか。
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