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【例文あり】自分らしい「就活の軸」の決め方を解説!面接・ESにも| 就活応縁くまもと

公開日: 2023.09.01

更新日: 2025.04.23

【例文あり】自分らしい「就活の軸」の決め方を解説!面接・ESにも| 就活応縁くまもと

就活面接やESなどで聞かれることの多い「就活の軸」「企業選びの軸」。実は就活の軸が明確になることで、企業側・就活生側共に大きなメリットがあるのです。この記事では就活の軸がなぜ必要なのか自分らしい就活の軸とは何かを解説。選考で差が付く「就活の軸」の見つけ方について、対策もあわせてご紹介します。 

この記事で分かること
  • 「就活の軸」とは何か
  • 企業が就活の軸に注目する理由
  • 自分らしい「就活の軸」の探し方と決め方

就活の軸とは?メリットを知ろう

就活の軸とは

「就活の軸」とは企業や業界、仕事を選ぶ際に重視する「自分の価値観や絶対に譲れない条件」のことです。

自分に合う企業や好きな仕事がわからない人就活の方向性に不安を感じている人は、就活の軸が定まっていない可能性が考えられます。

就活の軸を明確にすることで、2つのメリットがあります。自分の進むべき方向性が見え、効率的に就活を進められるでしょう。 

【就活の軸を定めるメリット①】企業選びで迷わなくなる

就活では数多くある企業の中から、自分に合った1社を選ばなければなりません。

自分の中で「この条件だけは叶えたい」という価値観や基準があれば、企業の比較がしやすくなります。応募したいと思える企業は自然に絞られ、入社後のミスマッチも防ぎやすいでしょう。

POINT!

選択肢が少なければ業界研究や試験対策にしっかり時間を使えるため、自信を持って就活試験に挑むことができます。

【就活の軸を定めるメリット②】面接での質問に答えやすくなる

多くの企業では面接の際「就活の軸」や「企業選びのポイント」を質問します。そのため自分の中で就活の軸を定めておけば、面接シーンで焦る事態を防げるでしょう。

就活面接では志望動機や自己PRに重点を置きがちですが、実はこれらも就活の軸があることで一貫性のある受け答えができます。深掘りした質問をされても、内容の矛盾を避けられるメリットもあります。 

企業が「就活の軸」を面接で聞く理由は?

企業が「就活の軸」を面接で聞く理由は?

就活シーンにおいて、聞かれることの多い「就活の軸」。ではなぜ企業は、面接で就活の軸について質問をするのでしょうか。その理由は、就活生の価値観を知り、自社とマッチしているかを確認するためです。 

厚生労働省が公表した「新規大卒者の離職状況」によると、令和3年度における大卒の離職率は34.9%新卒社員の約3人に1人が早期離職している計算で、企業の事業規模に関わらず、前年度よりも増加しています。

Openworkが運営する「働きがい研究所」の調査によると、退職理由として最も多いのが「キャリア・個人成長」でした。昇給や役職アップ、スキルの獲得など自分を成長させたいと思っている人が多く、入社後に企業体質とのミスマッチが生まれているようです。

POINT!

企業にとって早期離職は損失が大きいため、長く自社で働き貢献できる人材なのかは慎重に見極めたいところ。そのため「就活生が何を大切にしているのか」といった価値観を非常に重視しています。

参考:新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します|厚生労働省
参考:3年以内に辞めたZ世代の入社&退職理由ランキング(vol. 130)|働きがい研究所  

就活の軸の決め方は?4つのポイントを基準にしよう

就活の軸の決め方は?4つのポイントを基準にしよう

就活の軸の考え方は、大きく分けて以下の4タイプに分類されます。自分がこれから働いていくうえで何を大切にしていきたいのか、それぞれの具体例に当てはめて考えてみるとよいでしょう。

  • 人や文化、風土
  • 事業や仕事内容
  • 働き方や待遇
  • 企業理念、将来のビジョン

人や文化、風土を重視する:どんな人と一緒に働きたいか

就活ではどうしても企業の知名度や給料、仕事内容などに目が向きがちですが、人や文化の軸も大切な要素です。

企業に属せば周囲の人と協力して業務を進めることになるため、1日の大半を過ごす会社でどんな人と一緒に仕事をするのかはとても重要です。

職場の人間関係を理由に退職する人も多いのが現状です。どんな人と一緒に働きたいかをしっかり考えておきましょう。

【具体例】
・主体的に仕事をする人と一緒に働きたい
・ひとつの夢に向かって情熱を注ぐ人と一緒に働きたい
・周りの人を信頼して尊重している人と働きたい

事業や仕事内容を重視する:どんな業界・業種に携わりたいか

どのような業界に携わりたいかで就活の軸を考えることもできます。好きなことを仕事の軸にするとやりがいを感じやすく、モチベーションを保つことができるでしょう。

ただしどんな仕事に就きたいのかだけではなく、その業務に携わることで自分はどうなりたいのかを考えることも大切です。 

【具体例】
・人が楽しく過ごせる場を提供できる業界で働きたい
・商品やサービスの魅力を伝えたい
・働く人の役に立ちたい

働き方や待遇を重視する:どんな環境で働きたいのか

勤務地や福利厚生だけでなく、どんな経験が積めるのかといった環境から就活の軸を考えることもできます。

これからの社会人生活で自分にとって働きやすい環境とはどんな環境なのか、どういった環境であれば能力が発揮できるのかどのようなキャリアアップができるのかなど、環境を考えることは重要です。

【具体例】
・何事にもチャレンジできる環境で働きたい
・海外駐在を経験したい
・ひとつの企業で長く働き続けたい
・チームワークの経験を活かしチームの皆で力を合わせて働きたい

企業理念、将来のビジョンを重視する:どんな目標をもって働きたいか

企業理念とは、企業が最も重視する価値観のことであり、企業を運営していく行動の基準となります。

企業理念に共感できる会社であれば、就職後にキャリアを積んでいく過程においても価値観のミスマッチが起こりにくいといえるでしょう。

POINT!

企業理念や将来のビジョンを就活の軸にする場合、他の就活生と内容が被ってしまうことも。エピソードも含めて説明できるような、オリジナリティのある理由がベターです。

【具体例】
・CO2削減など、環境への配慮を大切にしている企業で働きたい
・国際協力をおこなう御社(貴社)の理念に共感している
・商品やサービスを通じて、地域の暮らしに貢献したい

自分らしい「就活の軸」の見つけ方

就活の軸の見つけ方

就活の軸がない、わからないという学生はどのように就活の軸を見つけたらいいのでしょうか?ポイントはまずは自己分析をして自身の理解を深め、業界や企業を知るために行動することです。

まずは自己分析を深めよう

自己分析とは今までの経験や考えを整理し、自分の強みや弱み、好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことなど全て洗い出すことです。

そのなかで喜怒哀楽の感情が揺さぶられたできごと記憶に残ったできごとを振り返り「なぜ感情が揺さぶられたのか」と自問自答を繰り返し深掘りしていきましょう。 

家族や友人など第三者に自分の長所や短所を聞いてみることで、自分では思いつかない気付きがあるかもしれません。

第三者に聞く際にエピソードも一緒に聞いてみると、自分が忘れていた気付きを得られる可能性もあります。 

「自己分析」をもっと詳しく知りたい方はこちら

インターンシップへの参加やOB・OG訪問をしよう

インターンシップに参加し、実際にその企業で働く従業員の方々と話をしたり、仕事をしているところなどを見ることで就活の軸が見えてくることもあります。

複数のインターンシップに参加し、それぞれの企業の雰囲気や仕事内容、入社後のキャリアなどについて、自分がどのように感じたかを書き出しましょう。

OB・OG訪問をしてみて実際に働く先輩から話を聞くことで、その企業や仕事内容の理解を深めることができます。

「会社の雰囲気がとてもよかった」「先輩のような働き方がしたい」などを書き、それらを「どうしてそう思ったのか?」「どこに魅力を感じたのか?」と深掘りしていきましょう。

POINT!

実際にリアルな話を聞くと「思っていたのと違うな……」と感じることも。それは新しい軸が見えてくるきっかけになるかもしれません。

【例文あり】面接で好印象を与える!就活の軸を聞かれたときの答え方

【例文あり】面接で好印象を与える!就活の軸を聞かれたときの答え方

企業が面接で就活の軸を聞くのは「志望度をはかるため」と「自社との相性をはかるため」です。

「なぜ他社ではなくこの企業なのか」といった、就活生の価値観と企業の社風や企業理念がマッチしているかを確かめています。

入社後にやりたいことや貢献できることも伝えれば、よりよい印象を残せるでしょう。

軸を選んだ根拠を明確に伝える

面接では「どうして当社を志望したのか」「入社後はどのようなキャリアを積みたいと考えているのか」など就活生の考えを深掘りして質問されます。

どんな軸なのか」「なぜその軸なのか」、就活の軸として選択した根拠を明確に伝えることが重要です。 

【例文:サービス業の就活の軸】
人や社会の役に立ちたいという思いが強く、企業の理念やビジョンに共感できることが、自分のモチベーションや成長につながると感じています。
とくにサービス業では、お客様の声に直接触れ、笑顔や感謝といった反応を得られる「人との関わり」に大きなやりがいを感じるため、この軸を大切にしています。 

一貫性を持って答える

質問によって答えが変わるようでは「自己分析ができていない」という印象を与え、強みや志望動機に対する信頼性を失う可能性も。就活の軸と志望動機、自己PRに一貫性を持たせることが大切です。

【例文:大学時代の経験を基にした就活の軸】
私の就活の軸は「人の成長を支える仕事」です。
大学時代のオープンキャンパス運営を通じて、高校生の進路選択をサポートする中で、人の可能性を引き出すことにやりがいを感じました。
御社(貴社)の教育事業では、自分の強みである傾聴力と共感力を活かし、多くの人の成長に貢献できると確信しています。

「就活の軸」は焦らずじっくり取り組もう

「就活の軸」は焦らずじっくり取り組もう

就活の軸は、人生と仕事を自分らしく楽しんでいくために必要なものです。自分は何を大切にしたいのか?将来どうなっていきたいのか?など、就活の軸を決める工程で再確認していくと良いでしょう。

まずは自己分析をおこない、自分自身をよく知ることが大切です。すでに自己分析が済んでいる場合でも、何度か繰り返して分析し、客観的に自身を見つめ直してみるのがおすすめですよ。

自己分析を通して「自分が大切にしたいこと」が見えてきたら、それに合った企業と出会う準備も進めていきましょう。

たとえば、地元・熊本での就職を考えているなら、地域に根ざした企業情報をチェックしてみるのも一つの方法です。就活応縁くまもとでは、無料のAI自己分析ツールも提供

スカウト型の就活サービスを活用すれば、自分の軸に合った企業から声がかかることもあり、効率的に就活を進められます。ぜひ登録してください。

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