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初心者必見!熊本での新卒採用の始め方と採用動向やトレンドを徹底解説!| 就活応縁くまもと

- 2023.12.05

初心者必見!熊本での新卒採用の始め方と採用動向やトレンドを徹底解説!| 就活応縁くまもと

「新卒採用を行いたいけど、積極的に取り組めていない・・・」
多くの採用担当が一度はそう感じたことがあるのではないでしょうか?

そんな悩みを持つ採用担当はもちろん、新しく新卒採用を担当することになった方や、
媒体の活用ができていない方、新卒採用の始め方に課題を感じている採用担当者に向け、
熊本県の採用の流れや気をつけるポイント、新卒採用の流れや正攻法を徹底解説します!

新卒採用を行うメリットとは? 

  • 優秀な幹部候補の育成
  • 知名度向上
  • 雰囲気活性化

などさまざまなメリットがあげられますが、
「人材が最大の投資」という考え方が示しているように、会社の永続的な成長のために必要不可欠な活動です。

ですが同時にデメリットとして

時間とコストがかかる

のも事実です。すぐに成果の出る活動ではありませんので、
根気強く、中長期的な目標を立て、常に振り返りと改善のPCDAを行っていきましょう。

近年の学生の変化 

超売り手市場 

企業規模や業種、職種によって多少異なる部分はありますが、
就職求人市場において、買い手である就職候補者に対して売り手(供給)が多くなっている、
いわゆる「売り手市場」が加速した「超売り手市場」になっています。
学生目線でいうと「求人が多すぎて選べない」という思考になっているため、より学生に「選ばれる」意識が求められます。

タイパ重視 

近年ビジネスシーンで用いられることも増えた「タイパ」=タイムパフォーマンスを重視する学生が増えています。

タイムパフォーマンス

意味:かけた時間に対する効果、すなわち「時間対効果」のことである。かけた費用に対する効果(費用対効果)を意味する「コストパフォーマンス」の「コスト」を「タイム」(時間)に置き換えた造語で、和製英語。                                          引用元:Wikipedia

就職活動においては、
「長い説明会よりも短時間で終わる説明会に参加したい」
「選考回数がより少ない企業に応募したい」

など、時間的な効率のよさを重視して就職活動を行っています。

見えない就職活動  

これまで学生たちの就職活動のメインツールは大手ナビサイトでしたが、
コロナ禍を経て、現在はSNSなどを駆使し、自らで情報収集を行っています。
企業発信のSNSアカウントではなく、「就活インフルエンサー」「就活お役立ち情報」など、
より客観性が高い&有益な情報が多い、学生が判断したアカウントに信頼が集まっているようです。

同時に学校離れも加速し、大学主催の合同企業説明会などへの参加数も低下しています。
 
これら2つに共通しているのは「学生の動きが見えづらい」ということです。
この「見えない就職活動」に対し、効果のある採用活動を立案することが求められます。

新卒採用の市況

さきほど「超売り手市場」について触れましたが、さらに細かく市況をみていくと

  • 求人倍率の上昇(図1)
  • 人口減による応募数減少(図2)

図1:求人倍率の推移


 

図2:就職希望新卒者の予測推移


出典元『ベネフィット・ワン』就職希望新卒者(大卒、専修卒、高卒)の推移予測

この2つが重なって、新卒採用の取り合いはますます激化することが予想されます。

特に中小企業(従業員数300人未満)においては有効求人倍率が約5倍となっており、
採用コストや人員、母集団形成の難しさも相まって、さらに厳しい状況になりそうです。(図3)

図3:企業規模ごとの有効求人倍率

熊本の採用状況  

※2023年11月撮影 建設中の様子

今熊本の経済界でホットな話題といえば、「TSMCの参入」ですが、新卒採用に与える影響も大きいことが見込まれます。

  • 関連企業や周辺地域の求人が増えるため、企業としてより選ばれる立場になる
  • 外資系企業ということで待遇や働き方が国内企業と異なり、魅力的に感じる求職者が増える

などが主な懸念点ですが、

半導体関連のスキルを持った新たな人材が熊本に増える

などのプラスの影響ももちろん考えられます。
熊本大学では半導体関連の新学部を開設することも発表していますし、
様々なスキル、経験を持った人材がいることを前提とした採用戦略を立案しましょう。

また熊本に限らず、地方企業の採用で抱える課題として「東京や福岡など大都市圏への流出」は積年の課題です。
さらに地方の特徴として「トレンドが数年遅れでやってくる」という特性もあります。
東京や大阪などの学生の動きが必ずしも熊本の学生の動きと同じになるとは限らないので、
こちらも採用戦略立案時に注意が必要になります。

スケジュール・流れ 


基本のスケジュールは「3月の広報活動解禁・6月の選考活動解禁」です。
このスケジュールは日本経済団体連合会(経団連)が決めたルールに企業が従って動いています。
これは就職活動が、学生本来の目的である学生生活や勉強の妨げになることを防ぐためのもので、
ルールを破ったからと言って罰則があるわけではありません。
近年、「優秀な学生を早いうちに採用したい」という企業の思いや、経団連に加入していない外資系企業やベンチャー企業などによって、
採用スケジュールを前倒し傾向にあるのが実情です。

上記を踏まえ、企業・学生とものおおまかな就職活動と採用のスケジュールが以下になります。

学生の就活スケジュール のポイント

①大手志望の学生は早期の動き出し&積極的なインターンシップ参加
大手志望やどうしても行きたい業界がある熱意の高い学生は、スケジュールをもとに早期に準備をし、
かつインターンシップや業界研究イベントなどに積極的に参加をします。

②6月に本命、3月or夏以降に第2希望
6月に大手や有名企業の内定が出そろい、1ターム終了となります。
本命を6月と見据え、滑り止めや第2希望として3月もしくは7月の選考に参加し、
内定が出てから比較検討する、という売り手市場ならではの動きが起こります。

③内定式ギリギリまで悩みたい
内定を複数持っている状態で、内定式のタイミングである9月末まで比較検討します。
最後に選んでもらう企業になるため、この時期まで学生へ接触を図りましょう。

企業の採用スケジュール のポイント

①学生の動きに合わせた採用スケジュール
「どの大学を狙うのか」「体育会系の学生が欲しいのか」など、狙うべき学生の特性に合わせたスケジュール組が欠かせません。
インターンシップ参加が必要なら夏と冬2回開催、インターンシップが不要なら説明会に時間をかける、などを考えつつ、
長期休暇や試験期間の時期を避ける、などなるだけ学生が参加しやすいスケジュールを考慮してください、

②広報物の制作は早めに
パンフレットやHP、動画制作には想定より多くの時間と工数がかかります。
3月の説明会実施としても遅くとも半年前の9月ごろには制作にとりかかりましょう。
突貫工事でつくった制作物では学生の気を引ける魅力的なものをつくるのは難しいです。

②公務員試験落ち学生の動向も把握
公務員試験が終わる夏~秋採用も必要に応じて注視し、選考を行えるよう準備しておきましょう。
求人数が減った中での採用活動なので、より仕事内容や働きやすさなど、働いた後を具体的にイメージし、
選考に臨む学生が増えるので、情報発信の仕方にも変化を加えましょう。

採用担当者がやるべき「正攻法」 


最後に採用担当者が押さえておきたい「正攻法」をお伝えします。
採用活動と一口に言っても幅広く、工数も多く何から手を付けたらいいかわからない場合は、
まずは下記の4つから取り組んでみてください。

ナビ媒体の活用 

「マイナビ」「リクナビ」などの大手就職情報サイトは、もはや企業学生ともにインフラ化しています。
つまり企業、学生ともに最も人が集まる場であるといえますが、その分企業数が多く埋もれてしまう可能性もあります。
ですが母集団形成という観点では最も効率が良いので、できる限り情報を掲載し、発信を心がけましょう。
先輩社員情報、というOBOGの活躍やコメントが載せられる機能もあり、信頼性のある客観的な情報発信を多く行うのがおすすめです。

単独説明会の実施や合同企業説明会への参加

母集団形成で集めた学生により深く自社のことを知ってもらうために、「質の良い説明会」の実施は不可欠です。
「実際に働く社員の話を聞ける場」、として参加した学生に会社やそこで働く自分の姿をイメージしてもらうことがゴールです。
近年はタイパを重視する傾向から、説明会に参加する数も減少傾向、
かつ1回の説明会の時間が短いほうが参加を検討した際選ばれやすくなっているため、
説明会のコンテンツ(話す内容やタイムスケジュール)に工夫をしましょう。

自社が単独で行う「単独説明会」や複数の企業が一堂に会する「合同企業説明会」など、形式は様々です。
それぞれメリットやデメリットがあるため、自社でかけられるコストや人員と相談し、適したやり方を選びましょう。
 

学校訪問 

各大学の就職課やキャリアセンターと呼ばれるところを直接訪問します。
学内企業説明会や学校主催の合同企業説明会へ参加したり、学校から直接学生を紹介してもらうなどが可能になります。

直接の訪問となると労力は多少かかりますが、

  • 学校や学部を絞り込んで選考できる
  • コストがかからない
  • 大学との関係が構築されれば、継続した採用がしやすくなる

などのメリットも大きい採用手法の一つといえます。

ダイレクトリクルーティング 

ダイレクトリクルーティングとは
「企業が求職者へ直接アプローチする採用手法」
のことを指します。

従来の求人媒体への掲載や人材紹介会社への依頼は、求職者からの応募を待つしかありませんが、
ダイレクトリクルーティングではスカウト機能などを使い、自社にマッチする人材にこちらから攻めていく
という積極的なアプローチがカギになります。

有効求人倍率の低下や労働人口減で人材獲得が激化する中、選ばれるのを待つのではなく、
「企業から攻める」ことで、質の良い人材をコストを抑えて獲得できる採用手法のひとつです。

また、近年注目されている採用手法として

  • web広告などの新媒体の活用
  • 採用代行を利用して説明会や面接を外注(採用のアウトソース化)
  • カジュアル面談、ミートアップなど選考フロー外の気軽な学生との接触機会を作る

などの手法もあります。
自社の採用にかけられるコストや人員、長期的な採用戦略から逆算して
「どのやり方が自社に適しているか」「どのやり方で自社の欲しい人材が確保できるか」をもとに実践しましょう。

まとめ

今回は新卒採用のトレンドや学生の動向、新卒採用を始める際に抑えておきたいスケジュールや正攻法を紹介しました。
採用活動はやりだせばキリがないほど手法が多く存在しますが、自社にあったやり方、欲しい人材が採用できるやり方が必ずありますので、
根気強く継続していくことで、自社のさらなる成長につなげてください。

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