「尊敬する人はだれですか?」という質問を面接では聞かれることがあります。 質問に答えるときには、まず面接担当者の質問の意図を理解するとよいでしょう。
この記事ではなぜ面接で尊敬する人を質問されるのか、質問に答えるときのポイントについて解説します。また、質問への解答例を紹介しますので参考にしてください。
- 尊敬する人の答え方
- 尊敬する人を聞かれる意味
- 尊敬する人を聞かれた際の回答例
2. 「尊敬する人」の質問は禁止されている?
3. 面接で「尊敬する人」について答える際のポイント
4. 【例文】実際の面接での「尊敬する人」の回答例
5. 面接で聞かれる「尊敬する人」はあなたらしさを伝えるチャンス
6. 熊本で就職するなら「就活応縁くまもと」
なぜ面接で「尊敬する人」を質問されるのか
面接で「尊敬する人」を尋ねられるのは、単なる雑談ではありません。
あなたの価値観や人柄を知るための重要な質問です。どんな人を尊敬しているかによって、企業は「この人はどんな考え方をするのか」「チームでどんな役割を果たしそうか」を見極めようとしています。
価値観・自己理解・伝える力を見ている
面接官がこの質問をする理由は、主に次の3つを確認するためです。
まず1つめは「価値観」です。尊敬する人を通して、就活生が何を大切にし、どんな生き方を理想としているのかを把握できます。たとえば「挑戦する姿勢」を尊ぶ人を挙げれば、成長意欲の高さを感じ取れるでしょう。
2つめは「自己理解」。尊敬する人には、自分の内面が反映されていることが多く、どんな人物像を目指しているのか、自己分析ができているかを測る手がかりになります。
そして3つめは「伝える力」です。限られた時間の中で、自分の考えや感情を整理し、相手にわかりやすく伝えられるかどうか。これは入社後に欠かせないプレゼン力・コミュニケーション力にも直結します。
つまり、「尊敬する人」というテーマは、就活生の価値観・自己理解・伝える力を総合的に見極めるための質問なのです。
単に著名人の名前を答えるだけでなく、なぜその人を尊敬しているのか、そこから何を学び、どう活かしたいのかを語れるかが評価のポイントとなります。
「尊敬する人」の質問は禁止されている?
「尊敬する人物」の質問は、就活生の価値観や人格を深くの質問ですが、不適切な質問となることがあります。
ここでは、尊敬する人の質問が不適切な質問になる理由と不快な思いをした場合の対処法について紹介します。
思想や信条にかかわる質問は禁止されている
「尊敬する人物」に関する質問は、個人の思想や信条に深く関わる質問です。
そのため、採用選考の場で不適切な質問であると厚生労働省が定める「公正な採用選考の基本」に記載されています。
選んだ人物の思想や政治的見解に共感していると誤解され、結果的に不公平な扱いにつながる恐れがあるからです。
【例文】
歴史上の有名な人物でも犯罪的な行為をしている人であったら、面接担当者は違和感を覚えてしまう
選考面接において思想や信条に関連する質問は避けるべきと考えられています。
しかし、志望者の価値観やプレゼンテーション能力などを知りたくて「尊敬する人」の質問を選んでいる企業がほとんどです。
不快な思いをした場合の対応方法
面接中に自分の思想や信条に対して不快な質問を受けた場合は、落ち着いて対応しましょう。
就活生が面接で差別的な対応を受けることは、厚生労働省で禁止されています。 怒りや悲しみなどを抱くかもしれませんが、毅然とした姿勢でいてください。
不快な思いをした場合は、自治体などの就活生の相談に応じてくれる窓口に相談しましょう。
面接で「尊敬する人」について答える際のポイント
それでは、面接で「尊敬する人」を質問されたときの答え方について紹介します。
偉人を答える
誰もが尊敬するような歴史上偉人を答えると共感を得やすいです。
例えば、マザー・テレサや野口英世などです。人のために献身的に努めた人は、人間性や価値観のアピールにつながります。
偉人を選ぶときには、誰もが共感できるような人物を選びましょう。
POINT!
【おすすめの偉人】
- 織田信長
- 徳川家康
- 聖徳太子
- 坂本龍馬
- 西郷隆盛
- 伊能忠敬
- 野口英世
- エジソン
- ナイチンゲール
- マザー・テレサ
- ヘレンケラー
- ベートーベン
尊敬する人から学んだことを伝える
「尊敬する人から何を学んだか」を伝えるようにしましょう。
就活生の学ぶ姿勢やこれまでの成長過程を伝えるきっかけになります。学んだことを伝えるときは具体的なエピソードを交えると効果的です。
【例文】
尊敬する恩師から「逆境こそが最大のチャンスだ」と教えもらいました。上手くいかないときはいつも恩師の言葉を思い出しています。
「尊敬する人」のエピソードを伝えだけでなく、「何を学んだか」を具体的に答えましょう。
「好き」ではなく「尊敬」する人を選ぶ
「好きな人」と「尊敬する人」の違いを理解しましょう。
「尊敬する人」とは自分に学びと成長を与え、自分が「なりたい人」です。
「好きな人」は、自分の理想像ではなく、好感を持てる人になります。 そのため、「自分がなりたい人」を考え、尊敬する人を選ぶようにしましょう。
誰もが好印象を抱く人物を選ぶ
「尊敬する人」は、なるべく多くの人に好印象を持たれる人を選ぶとよいです。
例えば、ノーベル平和賞を受賞した人物や、社会貢献に尽力した人物などは共感を持たれやすいです。
宗教や政治に関係する人は、人によって受け止め方が大きく変わるため、控えることをおすすめします。
尊敬する理由も含め、面接担当者に理解されやすい好印象な人物を選ぶとよいでしょう。
【例文】実際の面接での「尊敬する人」の回答例
上記の、面接で「尊敬する人」について答える際のポイント をふまえながら、回答を考えていきましょう。 ここでは、回答例を紹介しますので参考にしてください。
親族を選ぶ場合
【例文】
私が一番尊敬しているのは、私の父方の祖父です。
祖父の生き方や他人との接し方から私は多くのことを学びました。 祖父とのエピソードで印象的なのは、近所の人が病気で困っていた時です。
祖父が自ら庭仕事を手伝い、買い物の手伝いをするなど、親身になってサポートしていたことです。
その姿から、私は「困っている人がいれば手を差し伸べる」という当たり前でも、簡単にできないことを積極的に行う大切さを学びました。
社会人になってからも「困っている人がいれば手を差し伸べる」という姿勢で、人と関わっていきたいと考えております。
教師を選ぶ場合
【例文】
私が尊敬する人物としてあげたいのは、高校時代に英語を担当していた私の恩師です。
恩師は語学を通して、異文化を理解し、広い視野を持つことの重要性を教えてくれました。
それから私は、国籍問わず、さまざまなな人々と交流する機会を積極的につくってきました。
そこで世界中には文化や考え方の違いが多くあると知り、視野を広く持つことの大切さを実感しました。
人と話すときは、自分だけの価値観で人をみるのではなく、それぞれに価値観があると考え、コミュニケーションをとるようにしています。
歴史上の有名人を選ぶ場合
【例文】
私が尊敬する歴史上は、パナソニックを一世代で築き上げた松下幸之助です。
彼はパナソニック株式会社の創業者であり、その経営哲学は現代においても多くの人々に影響を与え続けています。
彼の「企業は人なり」という言葉の中にある、企業中核は人間であるという考え方に深く共感しています。
また、彼は従業員一人ひとりの幸福を企業の成功と同様に重視し、その理念を自社の経営方針として実践していました。
「人間尊重の精神」は、私がこれから社会人になり最も大切にしたい価値観の1つです。
面接で聞かれる「尊敬する人」はあなたらしさを伝えるチャンス
面接で「尊敬する人」という質問では、自分について深く知ってもらうことが大切です。
答えを通して、自分の価値観やプレゼンテーションのスキル、自己分析スキルを知ってもらいます。
面接官が知りたいのは、誰を尊敬しているかではなく、 その人を通して「あなたがどんな価値観を持ち、どう成長してきたか」です。
自分の経験や考え方を素直に言葉にして伝えられれば、それが最大の自己PRになります。
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