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グループディスカッションの「流れ」「対策」「評価のポイント」をわかりやすく解説!| 就活応縁くまもと

公開日: 2023.11.22
更新日: 2024.05.03

グループディスカッションの「流れ」「対策」「評価のポイント」をわかりやすく解説!| 就活応縁くまもと

就職活動の選考はいくつかありますが、中でも「グループディスカッション」について悩む方は多いのではないでしょうか。
グループディスカッションが具体的にどんなものかわからず、対策方法もわからない・・・と不安な方のために、 種類や役割、企業側が見るポイント、対策方法など、グループディスカッションのすべてを丁寧にご紹介します。

なぜグループディスカッションをするの?



グループディスカッション(GD)とは、選考の過程で行われる選考方法の一つです。

  • 複数人がグループになり議論を行う
  • 与えられたテーマに対して学生同士で議論を行う
  • 時間内にチームとしての結論を導いて、発表をする

などがグループワークの特徴として挙げられます。
目的はずばり面接や書類選考では評価が難しい学生の個性や能力を、様々な観点から評価することにあります。

企業の視点としては、「学生の入社後の仕事に取り組む姿勢」や「パーソナルな部分」を知れる絶好の機会でもあります。通常の面接対策だけでは思うようにいかないことも多々あり、苦手意識を持ってしまう人も多いと思いますが、エントリーシートや面接で伝えられなかった自分の魅力を採用担当者に見せるチャンスでもあるのです!

グループディスカッションの流れ・進め方



基本的な流れは以下の通りです。時間はおよそ30分~45分ほどで実施されることが多いです。

① 自己紹介・役割分担決め(目安:2-3分)

簡単に自己紹介をし、それぞれの役割を決めましょう。
まずは司会を決めてからほかの役割を決めると議論がスムーズになります。

<主な役割>
◆司会・進行役(リーダー)
◆時間管理(タイムキーパー)
◆書記
◆発表者

② 時間配分決定(目安:2-3分)

「いつまでに」「何を決めるのか」の大枠を決めましょう。いきなり議論やアイディア出しの時間に入らないよう注意してください。

③ 意見やアイディアを自由に出す時間(目安:15-20分)

メンバー全員参加で、なるだけ多くの意見やアイディアを出し合いましょう。「これが正解!」はないので、否定やマイナスな発言は控えましょう。

④ 意見やアイディアをまとめる時間(目安:5-6分)

結論を導くために意見やアイディアを取捨選択し、整理します。意見やアイディアをタイプ別にまとめるなど、工夫が必要です。

⑤ 結論を出して発表の準備(目安:5-6分)

グループとして一つの結論にし、発表の準備をします。他のグループや参加者にも伝わるような言葉や表現を検討しましょう。

⑥ 発表(目安:1-2分)

特に指定がなければ、およそ1分程度で短く簡潔に発表しましょう。

グループディスカッションの種類と出題例 



取り上げられるテーマは様々ですが、代表的な例をいくつかご紹介します。

課題解決型

提示された課題に対して、解決策を議論します。
課題を確認したら、目標を設定し、現状分析しながら解決に向けて議論を進めます。時事問題が取り上げられるケースもあります。
「誰の立場」で具体的に「何を目的に」議論するのかをきっちり決め、仮説をベースにして議論するポイントを絞ることが重要です。

例) 売上を2倍にするには?、会社の知名度をアップするには?、経費削減方法など

ディベート型

2つの異なる意見が向かい合う形式の議論になるため、白熱しすぎて結論までたどり着かない・・・ということがないように注意しましょう。
自分の意見を強く押し通すのではなく、お互いの意見や主張を聞き入れ、どちらを最終的な結論にするか決定します。

例) 仕事で大事なのはお金?やりがい?、大企業と中小企業どちらで働くべき?など

自由討論型

明確な答えや選択肢が決まっていない抽象的なテーマを議論します。
自由で幅広い意見が出るため、話が脱線しないよう注意が必要です。

例) 社会人にとって大切なものは?仕事をするうえで大事なものは?など

選択型

いくつかの答えや選択肢の中から一つの答えを導いたり、優先順位をつけていきます。
複数の選択肢があるなか、多数決や話し合いなど、効率的かつ意見をまとめやすいやり方を取り入れながら、
メンバー全員が納得する結論を導きましょう。

例) 宇宙船で遭難したときにもっていく優先順位、経営者と従業員どちらを大事にすべきか、など

役割と向いている人 


代表的な役割は以下の通りです。
どれが有利、などはありません。それぞれの役割で求められる能力は異なるため、
「自分はどれが得意そうか」をあらかじめイメージし、得意な役割を伸ばしてもOKです!

司会・進行役(リーダー)


議論を進める役割です。自ら発言するだけでなく、周囲に意見を求めたり、全体の雰囲気を活性化することが求められます。

\向いている人/
傾聴力がある人・リーダーシップに自信がある人

時間管理(タイムキーパー)

時間内に決めたことが実行できているか、を管理します。時間の管理だけに気を取られず、自らも発信をするよう心がけましょう。

\向いている人/
目標から逆算した行動が得意な人

書記

グループで出た意見をメモに残す役割です。ただメモするだけでなく、要点を見やすくまとめたり、
意見の共通点をみつけるなども重要な役割です。

\向いている人/
文章力がある人・全体俯瞰や状況把握に自信がある人

発表者

チームで出た意見を全体に発信します。「わかりやすく」「論理的に」「聞き手が理解しやすいよう」な話し方が大切です。
また話すトーンや声の大きさも意識する必要があります。

\向いている人/
人前で話すことが苦痛ではない人

評価のポイント


企業によってポイントは様々ですが、先に述べた「書類や面接ではわかりにくい部分」として主に下記のようなポイントを判断しています。

積極性

積極的に発言ができているか。
※ただ発言の回数が多い、ではなく周囲の意見も取り入れたり、反対意見を言い過ぎていないか注意!

論理性

わかりやすい説明ができているか。
※限られた時間内で簡潔に発言するよう心がけましょう!

協調性

メンバーとスムーズなコミュニケーションがとれているか
※反対意見の出し過ぎや議論の妨害になるような発言は控えましょう!他社への気配りができているか、も重要です。

発想力

新しい意見、オリジナルの意見が出せるかどうか
※一見難しそうですが、経験や知識を増やすことで自分の引き出しを多く準備しましょう

知識力

一般常識や時事、ニュース、経済などの知識は事実に基づいた強い根拠になります。
※「実際に〇〇という結果もでているので~~」と議論の後押しとして発言しましょう

この5つを見ながら、「一緒に働きたいと思えるか」「ビジネスの素養が高いか」を評価するのがグループディスカッションならではのポイントと言えます。

事前準備と練習



最後にグループディスカッションに臨む前の準備や練習方法をご紹介します。

テーマを決める 

先に案内した例をもとに、いくつかのテーマを用意します。日頃ニュースで目にするような社会課題や時事問題、
志望業種や企業の出題傾向を調べると、業界研究にもつながり、選考の対策につながります。
テーマを決めたらまずは、「自分一人でもゴールまで順序立てて考える」練習をしてみましょう。

自己紹介を準備しておく

「当日緊張して話せない」、「時間をかけて話しすぎてしまった」とならないよう、要点だけ準備しておくと当日の進行がスムーズになります。
名前・学校名・専攻して学んでいること・出身地、などが話せれば問題ありません。

仲間を集めて実践!オンラインでもOK

自分一人でももちろんOKですが、一緒に練習するメンバーをあつめて実践するとより効果的です。
6-8名ほどの、真剣に議論してくれそうな仲間を集めましょう。友人、ゼミやサークルのメンバー、バイト仲間など関係性は自由です!
直接集まるのが難しい場合はオンラインツールなども利用してみましょう。

よくあるグループディスカッションでの不安と解決策


グループディスカッションについて、多くの人が感じる不安とその解決策を見ていきましょう。

自分の考えを発信することが苦手

「自分の意見が間違っていたら恥ずかしい」「人見知りで初対面の人と話せない」
このような場合、練習や経験を重ねましょう。グループディスカッションについての動画を見てイメージを掴むのもひとつの方法です。
また、友人と模擬グループディスカッションを行ったり、就活支援企業などが主催するセミナーに参加したりするのもいいでしょう。

話題の進行についていけるか不安

課題の進行についていけないと感じるのは「議題のスピードについていけない」「内容やテーマに関して詳しくない」の2つのパターンにわけられます。
自分の知らない分野で内容についていけない場合は、知ったかぶりなどはせずに分からない点を聞くようにしましょう。
議論のスピードについていけない場合、議論の要点をメモすることで流れを把握することができます。頻繁に発言できなくても、論点がずれてきていると感じた場合に軌道修正するなどの役割を果たすことができます。

意見がまとまらなかった場合

ディスカッションをしている間に論点がずれた方向へ流れてしまい、意見がまとまらなかったらどうしようと不安に感じる人も多いようです。
論点がずれてきているなと感じたら「それも重要な意見ですが、論点が少しずれていると感じます。○○について考えていきましょう!」と相手のことを否定することなく軌道修正すると、採用担当者からの評価にも繋がるでしょう。
 

よくある失敗例を知ろう


最後に、グループディスカッションでのよくある失敗例を見ていきましょう。

クラッシャー行為に注意

クラッシャー行為とは、グループディスカッションにおいては、自己中心的で話し合いの進行を妨げ、場を乱すことを指します。
クラッシャー行為は本人だけでなく、チーム全体の全体の評価を下げてしまいます。常に自分の意見は本当に正しいか客観的に見ること、グループディスカッション後に自分の言動はクラッシャー行為になっていなかったか振り返ることが大切です。

過度な主張はマイナスになる可能性も


「絶対に通過したい!」「人と違う所をアピールしたい」など、強い思いを持っていると
つい自己主張が強くなってしまいます。
グループディスカッションでは周りとのチームワークや協調性が大切な評価ポイントです。過度な主張は、クラッシャー行為になってしまうこともあるので注意しましょう。

まとめ


グループディスカッションに苦手意識を持っている人も多いかと思いますが、グループディスカッションの目的や、評価のポイント、対策法などをしっかりと理解し、

日頃からの準備も万全に行えば、怖いものではありません!面接やエントリーシートに加えて、さらに自分の魅力を企業に伝える場として、積極的に参加しましょう!

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