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第二新卒の転職事情とは?実態を詳しく解説!|就活応縁くまもと

公開日: 2023.11.30
更新日: 2023.11.30

第二新卒の転職事情とは?実態を詳しく解説!|就活応縁くまもと

新卒後、企業に入社したものの、さまざまな理由で転職を希望している人が、かなりいるのではないでしょうか?しかし、こういったいわゆる第二新卒の転職事情は、あまり情報が多くないため、不安が多いものです。

そこで今回は、第二新卒の転職事情について、求人ニーズ・メリット・デメリット・転職に成功するための注意点を中心に、詳しく紹介します。この記事を読むことにより、転職に関する不安も解消しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

第二新卒とは



日常生活の中で、第二新卒という言葉は一般的にはなっていますが、その定義について正確に知っている人は少ないでしょう。ここでは、「定義」・「新卒・既卒との違い」、および第二新卒となった理由である「主な転職理由」の3点について紹介します。

定義

第二新卒とは、「学校を卒業し新卒で会社に入社し、転職を希望している社会人経験が3年未満の人」を一般的に指しています。年齢でいうと、20代前半ころの若年層といえます。

新卒・既卒との違い

第二新卒と似たような言葉として、「新卒」・「既卒」がありますが、これらとの違いは、以下のとおりです。

新卒:学校をその年に卒業し、初めて社会人として働く人
既卒:学校を卒業した後、就職をしていない人
つまり、第二新卒と新卒・既卒の大きな違いは、社会人経験があるかないかということです。

主な転職理由

第二新卒として転職を考えている人の転職理由としては、主に以下の5点があります。

  • やりがいや達成感のある仕事をしてみたい
  • 給与・年収をアップさせたい
  • 残業を減らし、休日はキチンと休めるようにしたい
  • 社風や考え方が今の企業と合わない
  • 幅広い経験・専門知識・技術を習得したい

このように、「やりがいや経験・知識・技術を習得したい」・「労働条件を良くしたい」といった理由で転職を考えている人が多いようです。

第二新卒としての強み



つぎに、第二新卒が転職にあたって武器となる「強み」について解説します。それは、「社会人としてのマナーがある」・「就業意欲が高い」・「教育に必要なコストが少なくすむ」の3点です。
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。

社会人としてのマナーがある

第二新卒は、前職で社会人経験が3年程度あることから、いわゆるビジネスマナーがすでに身についているというメリットがあります。
たとえば、電話の受け答えであったり、勤務態度・チームとして仕事を行うにあたっての仕事の取り組み方・周囲とのコミュニケーション方法(いわゆる報・連・相)などが挙げられます。

就業意欲が高い

前職からの転職理由が、ポジティブなものが多いため、第二新卒の就業意欲は高いという特徴があります。何ごとに対しても、自主的・積極的・前向きに、与えられた仕事に対して取り組む能力が高いため、採用企業側からしても欲しい人材といえるでしょう。

教育に必要なコストが少なくすむ

第二新卒は、一定の社会人経験を経ているため、社会人として必要とされる能力・スキル・知識のうち、基本的なものはすでに兼ね備えていることが多いです。
そのため、新卒と比べて教育が必要となる項目が少なくすみ、教育コストが比較的少なくすむといったメリットがあります。

第二新卒の弱み


第二新卒は、多くの「強み」を持っていますが、新卒に比べて「弱み」となる点もあります。それは、「早期退職のリスクがある」・「即戦力としては期待できない」の2点です。
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。

早期退職のリスクがある

第二新卒は、ポジティブな理由であったとしても、前職を3年以内で退職しています。そのため、転職先でも同じように短期間で退職してしまうのではないかという懸念があります。
そのため、採用企業担当としても、せっかく入社してもすぐ辞めてしまうとなると、本格的な戦力となる前にフェードアウトする可能性があるため、採用に二の足を踏む可能性があります。

即戦力としては期待できない

前職で社会人経験があったにしても、経験年数は3年未満です。入社3年程度であれば、まだそれほど重要な仕事を任された経験も少なく、ただ上司・先輩から言われた仕事を淡々とこなしていたと推測されます。
そのため、業務経験・スキル・知識などはまだ一人前というほどではないでしょう。つまり転職してもいきなり即戦力として、バリバリ働いてもらえる可能性はどうしても低くなってしまいます。

採用企業側が第二新卒に望んでいること


実際に転職活動を成功させるための重要なポイントは、採用企業側のニーズと自分のニーズが合っていることです。ここでは、採用企業側が第二新卒に望んでいることを解説します。それは、以下の4点です。

  • 社会人としての最低限のマナーを持っていること
  • 仕事に取り組む姿勢に柔軟性があること
  • 前職で培ってきたスキル・知識を発揮すること
  • 何ごとにも素直に対応できること

それぞれのポイントについて、さらに具体的にみていきましょう。

社会人としての最低限のマナーを持っていること

第二新卒は、社会人経験があるため、社会人としての最低限のマナーがあることを、採用担当者は期待しています。たとえば挨拶の仕方や名刺の渡し方など、一から教える必要がないという前提に立っています。
また、前職と同一職種・同一業界であれば、その職種・業界の基本的な知識も持っており、あまり教育しなくても早く戦力になるということも期待しています。

仕事に取り組む姿勢に柔軟性があること

社会人経験があると、どうしても仕事の取り組み方や進め方について、知らず知らずに、自分流のやり方が身についてしまっていることが多いです。
転職先の会社は、前職の会社とは社風や仕事の進め方など、全く異なっていることもありえます。そのため、そういった場において自分流の仕事のやり方を続けていくことは、他の社員と軋轢を生むなどのデメリットとなりえます。
そのため、転職先に入社したときには、まずはその会社でのやり方を勉強し、実行していくことが重要です。仕事に取り組む姿勢に柔軟性がないと、なかなか新しい会社での仕事のやり方に慣れることは難しいものです。よって、仕事に取り組む姿勢に柔軟性がある人材を、採用担当は望んでいます。

前職で培ってきたスキル・知識を発揮すること

第二新卒は、社会人経験者であるため、前職の実務を通して培ってきたスキルや知識を、新卒に比べて多く持っているはずです。そのため転職先の会社でも、これらのスキル・知識の中から活用できるものは、きっとあるといえます。
採用担当は、前職で培ってきたスキル・知識を積極的に転職先でも発揮し、活躍してもらいたいと考えています。

何ごとにも素直に対応できること

前職と転職先の会社の間では、同じ部分より違う部分の方が多いものです。そのため、場合によっては前職の経験が全く役に立たないこともあるかもしれません。こういったときには、上司・先輩・同僚・後輩などから積極的に仕事のやり方などを勉強する必要があります。
転職早々の場合には、人に教えを乞うシチュエーションが非常に多いものです。教えて貰った方法を、実際に自分が理解し実行するためには、教えを素直に受け入れる必要があります。そのため、素直に対応できる人材を、採用担当側では求めているわけです。

第二新卒が転職に成功するためのポイント


つぎに、第二新卒者が転職に成功するためのポイントを紹介します。そのポイントは、以下の5点です。

  • 自己分析をしっかりと行う
  • 企業研究を怠らない
  • 納得感のある転職理由を整理しておく
  • 履歴書・職務経歴書の作成に力を入れる
  • 面接対策も万全を期する

それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。

自己分析をしっかりと行う

転職活動を始める前に、まずは自己分析をしっかり行っておきましょう。自己分析を行うことによって、自分自身がやりたいことや自分の長所・短所などを客観的に見つめなおすことができます。
自己分析をすることにより、転職してみたい仕事や自分の強み・弱みなどを明らかにしていくことができます。自己分析のやり方としては、過去の経験や体験・考えたことなどを深く掘り下げてみるとよいでしょう。そうすることによって、自分自身がどういう人間であるのか、つかむことができます。

企業研究を怠らない

自分自身のことが分かったところで、つぎに転職先企業の研究を行いましょう。研究すべきポイントとしては、会社の理念・事業内容・商品・サービス・採用条件といったところが挙げられます。
これらのポイントを研究することによって、自分自身のニーズと企業側のニーズが合っているか、また転職理由となっている点が、この企業に入社することにより解決するかが分かります。その結果、入社後にミスマッチが起こるリスクを低減させることができます。

納得感のある転職理由を整理しておく

転職理由の整理を行うことも、転職を成功させるためのポイントの一つです。企業との面接などでは、必ずといっていいほど転職理由を問われます。
理由が、仕事がつまらない・人間関係が良くなかったなどのネガティブなものであると、採用担当側としては、うちの会社に入社しても同じようなことになってしまうのではないかと危惧を抱きます。
そのため、納得感のある転職理由を整理しておくとよいでしょう。納得感のある理由としては、ポジティブな理由がよいです。たとえば、「やりがいや経験・知識・技術を習得したいため」などが、その一例となります。

履歴書・職務経歴書の作成に力を入れる

入社試験は、一般的に書類選考・面接の二段階で行われることが多いです。書類選考を通過しないと面接に進めませんので、書類選考は重要な試験となります。
書類選考では、主に履歴書や職務経歴書を利用して行われます。採用担当は、これらの書類を見ることにより、うちの会社で必要としている人材か、審査を行います。
そのため、企業研究で実施した企業側で必要としている求人ニーズを振り返り、そのニーズにマッチした履歴書・職務経歴書を作成しましょう

面接対策も万全を期する

書類選考を通過すると、面接となります。面接の準備としては、転職先を選んだ理由・転職理由・自分のアピールポイント・最低限の転職先企業の情報などを整理して、自分の言葉で話せるようにしっかり準備をしておきましょう。
また、転職活動にあたって転職エージェントを活用する場合には、エージェントが実施する模擬面接などにも積極的に参加し、面接の雰囲気に慣れておくのもよいでしょう。

まとめ

今回は、第二新卒の転職事情として、第二新卒のメリットデメリット・採用企業側が期待している求人ニーズ・第二新卒が転職に成功するためのポイントなどについて、紹介してきました。
採用企業側では、社会人としての経験に最も期待していること、転職を成功させるためには、自己分析・企業研究・納得感のある転職理由を整理することが重要ということがわかったのではないでしょうか。
第二新卒で、これから転職を考えている人は、この記事に記載されたポイントに留意して、転職活動をされることをおすすめします。

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