会社説明会とは、企業が自社を知ってもらうために開催する説明会のことです。実際に働く先輩社員のリアルな声を聞くことができるので、ネットだけでは分からない社内の雰囲気などを知ることが出来る貴重な機会になります。
興味のある企業の説明会に参加したいと思ってもはじめての就活で何をすればいいのか、不安はつきませんよね。
今回は会社説明会に参加するための事前の準備から当日の持ち物まで解説します。しっかり準備して、万全の状態で説明会に挑みましょう。
2. 会社説明会の種類
3. 会社説明会に参加するメリット・デメリット
4. 会社説明会に参加する前の事前準備
5. 会社説明会後にするべきこと
6.会社説明会で必要な持ち物
7.まとめ
8.スカウト採用におすすめ!就活応縁くまもと
会社説明会の情報入手方法
会社説明会の情報を入手する方法をみていきましょう。ここで紹介した手段以外にも様々な方法があるので、自分にあった方法を選びましょう。
各企業のホームページ・SNS
気になっている業界や企業のホームページで説明会開催の情報が出ていないか確認しましょう。
企業がSNSを運用している場合は、そちらのチェックも忘れずに。
就職情報サイト
大手就職情報ナビサイトでは、あらゆる業界、企業の説明会の情報が公開されています。
3月~8月にかけては合同説明会イベントが多く開催されているので直前で慌てないように早めのチェックが大切です。
会社説明会の種類
会社説明会には大きく分けて個別説明会(単独説明会) と合同説明会 の2種類があります。それぞれ見ていきましょう。
個別説明会(単独説明会)
個別説明会(単独説明会)は、企業が独自に単独で行う説明会のことです。
主に企業のオフィスや、レンタルスペースで開催されます。
合同説明会
合同説明会は、複数の企業が1カ所に集まる説明会のことです。
主に展示場などで開催されます。
会社説明会に参加するメリット・デメリット
個別説明会(単独説明会) と合同説明会 の違いについて分かったところで、両者のメリット・デメリットを見ていきましょう。
個別説明会(単独説明会) のメリット
個別説明会に参加するメリットは3点あります。順番に見ていきましょう。
- 質問しやすい
- 実際の雰囲気を知ることができる
- 企業に志望度の高さをアピールできる
質問しやすい
個別説明会は合同説明会に比べて質疑応答の時間が長く設けられていることが多いです。
また、参加人数も小規模なので、大勢の前で発言することが苦手な人でも、気になったことを質問しやすいことが魅力です。
実際の雰囲気を知ることができる
個別説明会(単独説明会)はオフィスで開催されることが多く、実際に自分の目で会社の様子を見ることができます。
また、会社周りの環境を見ることや、交通機関を使ってみることで自分が実際に働いている姿をイメージしやすくなります。
企業に志望度の高さをアピールできる
個別説明会(単独説明会) に参加している学生は、合同説明会のみに参加している学生より志望度が高いと見られます。
エントリーする企業の個別説明会には参加した方がいいでしょう。個別説明会で顔や名前を覚えてもらえることもあります。
顔見知りの先輩社員がいると、その後の面接などでも心強いでしょう。
個別説明会(単独説明会) のデメリット
個別説明会に参加する主なデメリットは以下の2つです。
- 時間的、金銭的負担がかかる
- 失敗すると悪目立ちしやすい
時間的、金銭的負担がかかる
個別説明会(単独説明会)は、当たり前ですがその企業の説明しか聞くことができません。
会場までの交通費は自腹のことが多いので、個人説明会(単独説明会)に複数参加する場合は金銭的負担も大きくなります。
また、一回あたりの開催時間が長く移動時間を含めると1日がかりになってしまうことが多いです。
就活のスケジュールの調整をして参加しても、イメージと違った場合は無駄足になったと感じてしまうことも。
失敗すると悪目立ちしやすい
個人説明会(単独説明会)は志望度の高さをアピールできる一方で、遅刻や無断欠席をすると悪目立ちしやすいです。
自分のイメージを悪くしないためにも、緊張感を持って臨みましょう。
合同説明会 のメリット
合同説明会に参加するメリットは3点あります。
- 効率が良い
- 様々な業界・企業を知ることが出来る
- 就活の軸が決まっていなくても参加できる
効率が良い
合同説明会は、1日でたくさんの企業の説明を聞くことができることが魅力です。
一社あたりに掛かる時間も短めなので、一回の説明会で複数の企業の比較・検討が可能です。
様々な業界・企業を知ることが出来る
合同説明会には有名企業から、ベンチャー企業など様々な会社が参加しています。
「本命の企業説明会の待ち時間、今まで知らなかった企業や業界の説明を聞いてみたら興味がわいた」など、新しい出会いがあることもあります。
就活の軸が決まっていなくても参加できる
「自分がどんな職業に就きたいかわからない」「どの業界に行こうか迷っている」など、就活の軸が決まっていなくても、合同説明会には気軽に参加することができます。
合同説明会に参加し、話を聞くことで自分のやりたいことや目指したい業界が明確になる場合も。
合同説明会 のデメリット
合同説明会に参加する主なデメリットは以下の2つです。
- 説明時間が短い
- 肉体的疲労が大きい
説明時間が短い
合同説明会は、一社あたりの説明時間は約30分ほどと短め。
興味のある企業や業界が明確に定まっている場合、合同説明会では満足度が低くなってしまうという可能性があります。
肉体的疲労が大きい
大きな会場で開催される説明会だと、目的のブースにたどり着くために人混みを歩き回る必要があります。
慣れないリクルートスーツにビジネスシューズで長時間歩くので、足が痛くなったり靴擦れなどを起こしてしまったりすることも。
会社説明会に参加する前の事前準備
初めて会社説明会に落ち着いて挑むためには、事前の準備が大切です。
ひとつずつチェックしていきましょう。
事前に予約をする
説明会のほとんどが定員制で予約が必要です。会社説明会は3月から開催されることが多く、人気企業はすぐ定員に達してしまうこともあります。
参加したい企業の説明会の予約を取り逃がさないためにも、応募開始期間はしっかりチェックしましょう。
また、予約後に別の予定が入り参加できなくなってしまった場合は、必ずキャンセルの手続きをすることが大切です。
見るポイントを整理する
合同説明会の場合、広い会場に多くの企業が参加しているので、闇雲に歩き回ると疲れてしまいます。
また、無計画で回ると時間が足りず、目的の企業を全て回ることができない場合も。
事前に説明を受けたい企業の場所や開催時間を確認し、効率的に回れるようにしましょう。
企業研究をしっかり行う
参加する企業の事業内容や社風、業績などを把握しておきましょう。
特に個別説明会(単独説明会)は志望度の高い学生が集まることから、Webサイトなどで調べて分かることは理解している前提で話が進む可能性があります。
質問を用意する
企業研究を行うと、少なからず疑問点が出てくるはずです。それを元に、企業に対して質問を用意しておきましょう。
質疑応答次第でやる気をアピールすることもできます。企業のWebサイトやSNSで調べればわかる基本的な質問をしないために、企業研究はしっかり行いましょう。
見だしなみを整える
服装の指示がない場合は基本的にリクルートスーツで、私服を指定された場合はビジネスカジュアルを着用するのがよいでしょう。
説明会、就職活動をはじめ、実際に就職してからも常に身だしなみを意識することが大切です。
「このまま最終面接を受けても大丈夫か」を基準に、清潔感や爽やかさを意識しましょう。
会社説明会後にするべきこと
会社説明会に参加した後は、その後の就活をスムーズに行うためにするべきことがいくつかあります。
説明会のレポートをまとめる
説明会で得た情報をまとめておきましょう。後から見返したときに理解できるようにまとめておけば、その後の就活でも必ず役にたちます。
複数の企業の情報を比較できるようにフォーマットを作成しておくといいでしょう。
フォーマットがあることでレポート作成の時間を短縮でき、自分の第一希望も絞りやすくなります。
必要に応じてお礼メールを送る
全ての企業にメールを送る必要はありませんが、自分が興味をもった企業には翌日までにお礼メールを送るとよいでしょう。
感謝の気持ちと共に、感想や参考になったことを添えると好印象です。
会社説明会で必要な持ち物
説明会に参加するにあたっての持ち物、あると便利なものをまとめました。
事前に必要な持ち物を用意することで、心身ともに万全な状態で説明会に参加しましょう。
筆記用具・メモ帳
説明会では筆記用具、メモ帳が必須です。
疑問に思ったことをメモしたり、資料だけではわからない大切な情報を書き留めておくことができます。
最近ではスマートフォンでメモをとる人も増えていますが、就活やビジネスの場では昔ながらの方法でメモをとる方が無難です。
履歴書・エントリーシート
説明会では、履歴書・エントリーシートの提出が求められることがあります。
これは、説明会自体が第一選考を兼ねていたり、企業側が志望度が高い学生を選別したりするためです。
提出を求められても慌てないように、事前に準備しておきましょう。
クリアファイル
会社説明会では、様々な資料を受け取ります。
資料を鞄に直接いれてしまうとぐちゃぐちゃになってしまい、大切な資料が破けてしまっては大変です。
書類を綺麗に保つためにも、クリアファイルは必ず準備しましょう。鞄も、クリアファイルが入る大きさのものを選ぶことが大切です。
腕時計
今はスマートフォンで時間を確認する人が多いですが、説明会でスマートフォンを操作すると失礼に見えることもあります。
マナーとして、腕時計を着用しましょう。
印鑑
企業によっては、往復分の交通費を支給してくれる場合があります。
金銭のやりとりが発生するため、印鑑が必要になるケースが多いようです。
学生証
会社説明会の開催場所によっては、身分証明書が必要になる場合があります。
説明会の定員が決まっている場合、本人確認ができないと説明会に参加できないといったこともあるようです。
就活中は、印鑑と一緒に学生証を常に持ち歩いていると安心です。
絆創膏・常備薬
慣れないリクルートシューズを長時間はいていると、靴擦れを起こしてしまう場合があります。
そんな時のために絆創膏があると安心です。また、説明会といった普段と違う緊張が続く環境で体調を崩してしまう場合も。
頭痛持ちの方は鎮痛薬、お腹が弱い方は胃薬、といったように自分に必要な常備薬をお守り代わりに持っておきましょう。
まとめ
今回は会社説明会の種類・メリット、デメリット、持ち物などを紹介しました。
会社説明会は、企業で働く先輩社員の声を直接聞けたり、社内の雰囲気を知ったりできる貴重な機会です。
興味のある企業、業界が決まっている人は個別説明会(単独説明会) 、まだ就活のプランが漠然としている人は合同説明会に参加するなど、自分の現状にあった説明会に参加しましょう。
会社説明会は3月~8月にかけて行われることが多いので、早めの情報収集を心がけましょう。就活では早め早めの行動が、心身の余裕に繋がります。
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