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大学生のGPA平均はいくつ?就活への影響は?企業へのアピール方法を解説!| 就活応縁くまもと

公開日: 2024.01.30
更新日: 2024.01.30

大学生のGPA平均はいくつ?就活への影響は?企業へのアピール方法を解説!| 就活応縁くまもと

大学の成績であるGPAの平均がいくつなのか、その値が就活にどのくらい影響するのか心配になることもありますね。GPAが就活で企業からどのくらい重視されるのか、GPAの値に応じた企業へのアピール方法などをこの記事では紹介しています!

大学の成績GPAとは何? 



大学の成績表を見るとGPAの数値が記載されていますが、そもそもGPAとは何の数値で、どのように算出しているのでしょうか?

GPAとは何か

GPAの正式名称は「Grade Point Average」で、その頭文字をとったものです。もともとはアメリカの大学で実施されていた評価方法で、履修科目の成績を点数化しています。2000年代ごろから日本国内でも導入がすすめられ、2017年度の文部科学省の調査では92.2%の大学がGPA制度を導入しています。その導入目的は、奨学金や授業料免除者の選定や交換留学生の選抜、就活の推薦などに用いるためです。通常GPAは学期ごとに新たな数値に更新され、高い数値であるほど成績が優秀であることを示しています。

GPAの算出方法 

GPAの算出方法や何段階評価かは大学によって異なり、4段階から13段階までありますが、2017年度の文部科学省の調査では国内の大学の81.5%が5段階評価を採用しています。また、多くの大学ではGPAの最高値を4.00、最低値を0.00としています。

計算方式は以下の通りです。

(各科目の(GPA値×単位数)の合計)/履修登録した科目の総単位数 


ただし、大学によっては落第した科目の成績はGPAの計算に含まない場合や、落第した科目は0点として計算する場合などもあるため、正確な計算方法は各大学のシラバスに記載されている方法を参照してください。

大学の成績GPAの平均


大学で成績表を見ると必ず記載されているGPAですが、自分の成績が大学生の平均より低いのか高いのか気になる人も多いですね。GPAの平均値を確認して自分の成績が客観的にみてどのくらいの位置なのか確認してみましょう。

大学生のGPAの平均値

大学生のGPAの平均値は2.4~2.8程度といわれています。また、3.0以上の値の場合は成績優秀な部類に入ると言われています。以下の表はGPAのおおよその評価の対応表の例です。GPAの数値が気になる人は、各科目で「B」あるいは「良」以上の成績をとることを狙っていきましょう。

 
100点満点の点数  評価   GPAの値
90~100点 S/秀 4.0
80~89点 A/優  3.0
70~79点 B/良 2.0
60~69点 C/可  1.0
0点~59点  D/不可 0.0

 GPAの評価は大学・学部ごとに異なる

GPAの値は大学の各科目の評価の点数によって計算されます。大学の授業では、学生への評価が厳しい先生もいれば、テストの点数よりも出席を重視して評価が甘めの先生もいますね。このように科目によって点数が取りやすいものや取りにくいものにバラつきがあり、学部や大学ごとのバラつきがあります。そのため、就活の現場で他の大学の就活生と企業が比較する時の判断基準のひとつにはなりますが、GPAの値だけですべてを判断されることは稀でしょう。

企業が大学生のGPAを指標にする理由


多くの企業はGPAのみで学生の能力を判断することはありませんが、面接だけでは測れない学生の持つポテンシャルを正確に把握するためにGPAをみる企業もあります。それでは、GPAを指標にする企業はどのような視点からGPAの値を参考にしているのでしょうか。

企業が大学生のGPAを指標にする3つの理由

①真面目さや「やり抜く力」を測る
GPAを通して企業は学生が課されたことに真面目に取り組んで成果を出せる力があるかをみています。このような力がある学生は、入社後も仕事に一生懸命取り組み、成果を出せると期待されるためです。

②業務に必要な知識を習得しているか確認する。
専門的な知識や技術が求められる職種においては、仕事で必要な知識やスキルを大学できちんと身につけられているかを確認しています。大学で専門的な知識を身につけている学生は入社後も企業が求める水準で仕事を進めていくことができるためです。

③卒業が見込めるか確認する 
卒業の要件は個々の大学によって異なりますが、大学によっては卒業要件にGPAの数値も指標に入っている場合があります。企業としては、せっかく内定を出しても卒業が危うく入社できない場合 、多大な採用コストが再度必要となり、企業にとって大きな損失となってしまうためです。

大学のGPAは就活にどのくらい影響する?注意が必要な5つのケース

大学のGPAは就活の際の指標として使用されることもありますが、果たしてどの程度影響があるのか気になりますね。多くの日本企業では、人事担当者は就活生のGPAの数値は参考程度にサラっと確認する程度であるのが実情ですが、以下のケースではGPAを重視することもあるので注意が必要です。

①学校推薦を受ける場合
理系学部の場合は研究室や学部内から企業へ推薦されることが多く、学内での選抜で推薦する学生を決める際にGPAで決められてしまうことが多いため、注意が必要です。

②GPA記載の成績証明書の提出が義務の場合
企業に応募する際に、GPAが記載されている成績証明書が求められた場合には、選考過程でGPAの数値が重視されていることが多いでしょう。面接などでの印象や評価が同じくらいの学生がいた場合に、GPAが高いほうの学生が採用されるというケースも十分考えられるでしょう。

③金融業界を志望する場合
金融系の企業では通常、入社後には金融に関連するたくさんの資格の取得が必要となります。どの資格も日々の仕事をしながら、その合間に勉強をして取得しなければなりません。そのため、目標に向かってコツコツと努力する姿勢があるかどうか、GPAを通じて判断される可能性が高いのです。

④専門性の高い職種に応募する場合
特に理系分野を専攻する学生の場合は専攻分野を直接活かすような研究職や開発職を志望する学生が多いでしょう。その場合は、大学で学んだ知識が身についているかどうかが入社後の仕事のパフォーマンスに大きく影響します。GPAの数値が高い学生は専門的知識を身につけている可能性が高いため、企業からの評価を得やすいといえます。

⑤大企業や外資系企業に応募する場合
GPAという指標はもともと欧米から取り入れられた評価制度であるため、欧米系の外資系企業では選考過程で重視することが当たり前になっています。応募者を絞り込むための足切りのようにGPAを用いる企業もあります。また、日系企業でも有名な大企業の場合は多数の応募があるため、多方面から評価をするためにGPAを評価項目に設定する場合があります。

大学のGPAの値に応じたアピール方法



大学のGPAは多くの会社ではそれだけで採用の合否を決定することはありませんが、その値が高いに越したことはありません。また、GPAが高い人は人事担当者へのアピールポイントにもなります。

大学のGPAが平均より低い人が好印象を得る方法

大学のGPAが平均より低い人は、大学の勉強以外のことでアピールする必要があります。学生時代の部活やボランティア活動、アルバイトでの実績などが例として挙げられます。大学の勉強よりもその活動に熱中していた理由や、部活の大会やアルバイトの売り上げなどでの成果をあげたエピソード、大学の勉強からは得られない貴重な経験などをしっかり語れるようにまとめておきましょう。

大学のGPAが平均より高い人がアピールする方法

大学のGPAが平均よりも高い人は、学生の本業である勉強に熱中していた証ですので、ぜひ人事担当者にアピールしましょう。専攻科目や熱中していた研究の内容を専門外の人にも分かりやすく伝えられるようにしましょう。また、成績を上げるために努力してきた具体的なエピソード、学んできたことを入社後の業務に企業の一員としてどのように活かしていきたいのかという将来的なことまで語ることができると理想的です。

大学のGPA以外のアピールポイントを増やす方法 


大学のGPAが思ったよりも低いと思った方は、就活で落とされるのでは?と心配になっているかもしれません。しかし、GPAだけで採用の合否が決まるケースは少ないですので、限られた時間の中でもGPAの値以外のアピールポイントを増やして自信をつけましょう。

学業面以外のアピールポイントを作る

学生の本業は勉強ですが、大学生の場合は夏休みや春休みも長期間のことも多く、授業後に部活やアルバイトをすることも多いですね。学業以外で目的をもって取り組む経験をたくさん積みましょう。例えば、部活の大会で良い成績をあげるために効果的な練習を考案する、アルバイト先の売り上げを上げるための工夫をお店に提案する、見知らぬ場所で困っている人を助けるために海外ボランティアに参加する、などがあるでしょう。チームで何かを成し遂げたという経験も、企業という組織で働くうえでは大きなアピールポイントになるでしょう。就活までまだ少しでも時間がある人は、小さなことでも目的意識を持って取り組んでみてくださいね。

 

インターンシップなどの就活を早めに始める

GPAに不安があり、就活までの時間が限られている方や勉強以外の活動でのエピソードも思いつかない方は、インターンシップなどの就活の準備を早めに始めるのも対策のひとつです。実務型のインターンシップを募集している企業もありますので、そのような企業で実務経験を早く積んでいることは高く評価されるでしょう。また、企業では電話応対や仕事の覚え方などビジネスマナーも非常に重要であるため、インターンシップを通じてこうしたビジネスマナーが身についている人は即戦力としてみられるでしょう。

まとめ


学生の本業は勉強であるため、GPAを平均値程度に維持できるように授業に出席し、レポートに真面目に取り組むことはとても大事です。しかし、多くの企業ではGPAは参考程度に用いていることが多く、GPAを重視している企業であってもそれだけで採用の合否が決まることは少ないでしょう。大学生活では勉強以外の活動も自己成長の貴重な機会ですので、勉強以外の部分もバランスよく伸ばすことが重要です。就活は誰もが不安になりますが、新卒の就活生が選考過程で問われることは大学生活全般ですので、少しでも興味のあることは積極的にチャレンジして夢中になれることを増やしてみましょう。

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