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OB・OG訪問のやり方やマナーは?事前準備や質問内容も解説!|就活応縁くまもと

公開日: 2024.02.01

更新日: 2024.07.26

OB・OG訪問のやり方やマナーは?事前準備や質問内容も解説!|就活応縁くまもと

就活で有効だといわれているOB・OG訪問。「そもそもOB・OG訪問ってやらないといけないの?」「具体的には何をするの?」など悩まれる就活生も多いと思います。ここではなぜOB・OG訪問が就活で重要なのか、目的やメリットを解説します。

OB・OG訪問とは?

OB・OG訪問 とは?

OB・OG訪問とは興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ねて、その業界や企業を研究するために実際の仕事内容や社内の雰囲気などの情報を得ることです。今ではSNSやインターネットで多くの情報を得ることができますが、実際に働いている人から直接話を聞くことができる経験は、リアルな情報を入手できる機会でもあります。

OB・OG訪問の目的と適切な時期

OBOG訪問の目的と時期

OB・OG訪問を行う最大の目的は、その業界や企業で働く先輩社員から実際の仕事内容や社内の雰囲気など、採用担当者に聞けない本音の情報が得られることです。しかしOB・OG訪問は就活で必ずやらなければいけないものではないため、何のためにOB・OG訪問をするのかあいまいになりがちです。「業界や職種について理解を深める」「実際の業務内容を聞き自分のキャリア設計を深める」など目的を明確にする必要があります。

OB・OG訪問をする時期ですが、一般的には大学3年生の10月ごろから始まることが多いとされています。4年生になると採用が本格的にスタートするためエントリーシート作成や企業説明会への参加など忙しくなります。また企業によっては訪問可能な時期が決められている場合もあり、遅くても4年生になる前の3月までに計画をしたほうがよいでしょう。

OB・OG訪問のメリット

OBOG訪問のメリット

OB・OG訪問はその業界や企業で働く先輩社員から直接生の声を聞くことができる機会です。就活を進める中でOB・OG訪問にはどういったメリットがあるのでしょうか。またなぜそのような機会が必要なのか詳しく解説します。

社員の生の声が聞けるためイメージが明確になる

最大のメリットはやはりそこで働く社員から具体的な話を聞くことができます
実際の業務内容や残業時間、社内の雰囲気や福利厚生など実際にそこで働いている内部の人でしかわからない実状を聞くことができるのです。
こういった話を聞くことで企業のことを知るだけではなく、自分がそこで働く姿を具体的にイメージしやすくなります

ミスマッチが起こりにくい

企業に対するイメージは自分で調べて見るのと、実際にその企業で働いてみて感じるのとでは大きく異なります。
OB・OG訪問では実際にそこの企業で働く社員と1対1で話ができます。そのため、率直な質問や疑問なども気軽に質問可能です。そこの企業と自分の働きたい姿がマッチしているか理解することにつながります。
長く働く上で、職場の雰囲気は大切な要素のひとつです。求人情報などに記載されている文面だけではイメージしづらい部分を知ることで、ミスマッチが起こりにくくなります。

企業研究の深掘りができる

就活で企業研究は重要な項目のひとつ。その企業のホームページを入念にチェックしたり、企業説明会で情報を得る就活生も多いでしょう。しかしホームページや会社説明の資料などに記載されている内容は企業のほんの一部に過ぎず、より詳しく知るには限界があります。

直接社員と話ができるOB・OG訪問ではより内部の事情を聞くことができるため、その企業が大切にしている理念や価値観など深く知ることができます。

応募企業に特化した面接の対策ができる

OB・OG訪問をすることによって、先輩たちが応募企業へ就職を決めた理由や、就職して良かった理由、やりがいを持つことのできた仕事などの情報を知ることができます。自分自身の応募企業への志望動機をまとめる際にこのような情報は大いに参考になりますね。

選考に影響する場合もある

OB・OG訪問が直接選考の合否を決めるものではありませんが、訪問時の評価は選考に影響することもあります
訪問に来た就活生がどういった質問をしたのか、どういう雰囲気だったのかなど対応したOB・OGの社員から採用担当者に情報は伝わります。訪問時の良い印象は就活にもプラスに作用するかもしれません。面接や選考ではなくても就活の一環として気を抜かず取り組むことが必要です。

OB・OG訪問の流れと手順

OBOG訪問の手順

OB・OG訪問のメリットや採用を進めるにあたって大切なものだということは理解できたと思います。実際に自分がOB・OG訪問をしたいと思った時にどのような流れや手順が必要か不安に感じる就活生も多いのではないでしょうか。ここではOB・OG訪問の流れと手順を詳しく解説していきます。

1. 訪問相手を見つける

まずは訪問する相手先を探しましょう。以下のような方法が挙げられます。

  • 大学のキャリアセンター
  • 先輩、友人などネットワークを広げる
  • 直接企業に問い合わせてみる
  • アプリ、SNSを利用する

多くの大学ではキャリアセンターや就職課があり、就職した卒業生の情報などを把握しています。自分が訪問したい企業に卒業生が入社しているか調べてもらいましょう。また教授やゼミ、サークルなどで繋がっていないか相談するのもおすすめです。

家族や親戚、先輩、先輩の友人、友人の友人…とネットワークを広げていくことで志望する業界・企業のOB・OGに巡り合える可能性が広がります。

他にも直接企業の採用担当に問い合わせる方法もあります。全ての企業が対応しているとは限りませんが、企業のホームページの問い合わせフォームなどで連絡してみるのもよいでしょう。最近ではアプリやSNSを利用して訪問先を探すこともできます。どうしてもコネクションがない場合は利用してみるとよいかもしれません。

2. アポイントを取る

訪問先が見つかったらアポイントを取ります。訪問依頼は電話かメールで行うのが一般的です。電話だと仕事で忙しくなかなか連絡がとれないこともあるのでメールの方が相手に負担が少ないといえます。ここではメールでの依頼方法を紹介します。

メールに記載する内容

1.宛名
2.名前
3.目的
4.お願い
5.日程候補日
6.結び
7.連絡先(著名)
 

【例文】

件名:OB(OG)訪問のお願い ◯◯大学/●●●●

 

◯◯株式会社 △△部  ××様

 

突然のメール失礼いたします。

◯◯大学××学部の●●●●と申します。

大学のキャリアセンターで××様の連絡先の紹介を受けまして

OB・OG訪問をさせていただきたく連絡を差し上げました。

 

もしお受けいただけるようでしたら下記日程でご都合のよい日時はございますでしょうか。

◯月×日 10:00~20:00

◯月×日 10:00~20:00

◯月×日 10:00~20:00

 

いずれもご都合が悪いようでしたら××様のご都合のよい日時をお伺いできれば幸いです。 

何卒よろしくお願いいたします。

 

(署名)

 

3. 質問項目を準備する

当然ですが先輩が所属する企業の基本的な情報は調べておきましょう。何も準備しないままOB・OG訪問に臨むのはせっかくのチャンスがもったいないですね。何より忙しい時間を割いて訪問を受け入れてくれた先輩に対して失礼です。訪問時間は限られているので、事前に質問項目を準備してメールしておくと先輩も事前に回答を準備でき、聞き漏れを防ぐことができます。 質問は多すぎると相手にとって負担になってしまいますので、厳選して5~7個程度にまとめましょう。

4. リマインドメールを送信する

OB・OG訪問の前日には、相手にリマインドメールを送信しましょう。その際には、必ず日時・集合場所(オンラインの場合はその旨とリンク)を記載するようにしましょう。

【例文】

件名:明日のOB・OG訪問について ◯◯大学/●●●●

 

◯◯株式会社 △△部  ××様

 

大変お世話になっております。

◯◯大学××学部の●●●●と申します。

先日はご多忙のところOB・OG訪問の日程をご調整いただき、ありがとうございました。 

明日○/○ ○:○○に、〈集合場所、またはオンラインミーティング〉にてお待ちしております。 (オンラインの場合はリンクも記載してあると良い)

 

当日はお会いできることを楽しみにしております。

何卒よろしくお願いいたします。

 

(署名)
 

5. 当日

いよいよ当日。いくつかの注意点があるので、失礼のないように気を付けて訪問しましょう。

オンラインの場合

オンラインの場合は、インターネットの接続環境やミーティングのリンクを確認しておきましょう。
Zoom以外のツールで実施することも考えられるため、時間に余裕をもって入室できるか確認しましょう。少なくとも時間の5分前には入室しておくのがマナーですので心得ておきましょう。

対面の場合

対面の場合は、当日の交通機関のトラブルなども考え、1時間前には最寄り駅に到着できるようにスケジュールを組みましょう
集合場所の近くのカフェなどで質問リストの確認や、自身の志望動機などを整理しながら過ごすのが有意義です。

実際のOB・OG訪問で緊張しすぎないようにほどよくリラックスして過ごしましょう。

これだけは確認しよう!OB・OG訪問での質問例

OBOG訪問質問例

OB・OG訪問では企業の採用担当には聞きづらいことや、自分が働くイメージを描けるような質問を考えておきましょう。企業のホームページや求人情報を見ればわかる質問、残業・福利厚生ばかりの質問、OB・OGのプライバシーや私生活に深く関わる質問は避けましょう。

POINT!

①企業を知るための質問
②仕事の内容を知るための質問
③仕事のやりがいを見出すための質問

以下の質問例を参考に考えてみると良いですので参考にしてください。

【質問例】
・この企業に入社した理由を教えてください
・1日のタイムスケジュールを教えてください
・入社前と後でギャップに感じたことはありますか?
・就活時はどのような業界・企業を志望されていましたか?
・どういったキャリアを歩まれる方が多いですか?
・産休、育休の取得率、復職される方はどのくらいいらっしゃいますか?
・何年目ぐらいで管理職になる人が多いですか?
・繁忙期の時期がいつ頃ですか?また繁忙期の社内の様子をお聞かせください

OB・OG訪問の注意点

OBOG訪問の注意点

遅刻は絶対NG!

OB・OG訪問は仕事の忙しい時間を割いて時間を作ってくれていることを忘れてはいけません。遅刻はもってのほかです。また感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

基本はスーツで!

特に「私服で来てください」といった指定がない場合はスーツ着用が一般的です。スーツやシャツ、靴などに汚れやシワがないか確認し、清潔感を意識した服装を心がけましょう。 カジュアルでと言われた場合も、オフィスに合うような服装を意識してください。

「オフィスカジュアル」をもっと詳しく知りたい方はこちら

訪問後はお礼を忘れずに!

OB・OG訪問が終わった後は、当日中、できれば訪問後1時間以内にお礼のメールを送るようにしましょう。 気を付けるポイントは以下の4つ。

  • 件名と名前は必須
  • 冒頭は訪問の感謝を述べる
  • 訪問で得た学びなどを書く
  • お礼と今後につなげる挨拶で締める

まずは感謝の気持ちを伝えることが鉄則です。その後OB・OG訪問で得た学びや気付きなどを具体的に記載します。その学びを得て今後の自分にどう活かすかと伝えます。最後はお礼と今後につながる挨拶で締めます。

「お礼メール」をもっと詳しく知りたい方はこちら

OB・OG訪問で就活を有利に進めよう!

OBOG訪問まとめ

OB・OG訪問は就活では必須ではありませんが、その企業で働く先輩社員からリアルな声が聞ける貴重な時間です。その体験は業界や企業の理解が深まり、自分が仕事をするイメージがより明確になり志望動機や自己PRに活かすこともできます。OB・OG訪問のマナーを理解し、入念な準備をして臨みましょう。

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