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ホワイト企業に就職したい!特徴やブラック企業との違い、熊本の認定制度、見つけ方まで紹介| 就活応縁くまもと

公開日: 2024.02.28

更新日: 2024.12.18

ホワイト企業に就職したい!特徴やブラック企業との違い、熊本の認定制度、見つけ方まで紹介| 就活応縁くまもと

就職活動を進めている方は、ホワイト企業に就職したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
従業員が働きやすい環境が整っている「ホワイト企業」。今回は、ホワイト企業の見つけ方のヒントを紹介します。

そもそもホワイト企業とは?

そもそもホワイト企業とは?

ホワイト企業とは、従業員に対する待遇や労働環境が充実しており、働きやすさが魅力の企業です。

近年、ブラック企業が従業員への長時間労働や給与不払いなどで社会問題化しています。ブラック企業とは対照的に、従業員に対する働きやすさが評価され、ホワイト企業と呼ばれています。

ホワイト企業の特徴

ホワイト企業の特徴

ホワイト企業と言われる企業の一般的な特徴をご紹介します。

何をもってホワイト企業だと思えるかは人それぞれです。しかし、以下のような特徴があれば、一般的に働きやすいと思えるはずでしょう。

長く働ける


大きな特徴は、従業員が長期にわたって働けることです。
離職率が低いことは、ライフステージが変わっても働きやすいことを表しています。
また、キャリアに応じたステップアップなど、従業員が成長するためのサポートも充実していると言えます。

残業時間が短い

残業時間が短いことも、ホワイト企業の特徴です。
定時で帰れる日が多ければ、プライベートの予定も立てやすいです。
また、業務量が多すぎると心身の不調の原因にもなることも。
残業時間は確認しておきましょう。

厚生労働省の調査によれば、一般労働者の所定外労働時間(残業時間)は平均で13.2時間
出勤日1日当たり、平均7.6時間、残業が約40分という計算となります。

また、残業時間の上限は、原則として月間45時間、年間360時間と決められています。
企業が求人票に平均残業時間を記載しているケースが多いです。

月20時間以内の残業時間かどうかを基準にすると良いでしょう。
出勤日に換算すると、毎日1時間以内の残業となります。
それ以内の残業時間であれば、ホワイト企業と言えます。

また、ノー残業デーを設けている企業もあります。
ノー残業デーでは、週に1度〜2度、定時で帰る日を社内で取り決める制度です。

福利厚生が充実している


福利厚生とは、会社が給与以外に定める賃金以外の報酬です。
法定福利厚生と法定外福利厚生の2種類があります。

法定福利厚生は、法律で定められた福利厚生のことで、たとえば社会保険料・厚生年金などの会社負担などが挙げられます。
法定外福利厚生は、会社が独自で定めた福利厚生のことを指します。

代表的なのは、住宅手当、家族手当や健康診断補助です。
その他、社員食堂の割引、託児所など従業員が働きやすくなるために定められているものです。

独自の福利厚生がある企業は、経営層が社員の意見を反映していることが伺えます。

業績が安定している

企業の業績が安定していることで、はじめて社員を大事にするような取り組みを実施できます。企業の業績は公式HPなどから簡単に知ることができます。企業公式HPの企業情報の部分には売り上げや利益が公開されていることが多いため、チェックしてみることがおすすめです。

特に重要な部分は営業利益です。売り上げが増加していても、利益がなければ業績が安定しているとはいえません。

ベンチャー企業などは数年後の利益を見越して投資を積極的に行う場合もあり、赤字であっても経営が不安定と決めつけることはできないという部分は押さえるべきポイントです。

社員の年齢に偏りがない

ホワイト企業かどうかを判断するときには、社員の年齢にも着目してみましょう。

若い社員が多い場合は、中堅層やベテラン層があまり在籍しておらず、次々と社員が辞職している可能性があります。一方、年配の社員の割合が高い場合は、若い社員が十分に育成されておらず、早期退職が多い可能性があります。

ただし、ベンチャー企業など、創業間もない会社に関しては若い社員が中心的であることも多いため、会社の特徴と合わせて考えることが大事です。

勤務スタイルが柔軟


勤務スタイルが柔軟であることも、働きやすさを感じられる要因となります。
まず、「年間休日数」「有給休暇取得率」を確認してみましょう。
休日数は年間120日以上あれば安心でしょう。

また、有給休暇取得率は付与された有給休暇を従業員がどれだけ消化できているかを表す指標です。
平均の56%以上ですと、ホワイト企業であると言うことができます。

多様な働き方の一つとして、フレックス勤務を取り入れている企業もあります。
1ヶ月の総合労働時間内であれば、働く時間帯を従業員自身が決めることが可能です。

そして、場所問わず働くことができるのが魅力のリモートワーク
コロナ禍をきっかけに、リモートワークできる環境が整った企業もあります。

通勤時間のストレス、暑さ・寒さなどの天候による負担無しに働くことができます。

育児・介護と両立しやすい


育児、介護と両立しやすい職場環境は魅力的です。
ライフステージが変わっても働き続けることができます。

制度は、子育てや介護を理由とした時間短縮勤務が認められていることが一つです。
先の章で述べたような、フレックス勤務制度やリモートワーク制度が活用できれば、状況に合わせて働くことが可能です。

近年では、男性も育児休暇制度をとる人が増えてきました。
男性の育休普及状況は、多様な働き方が認められているかどうかの指標になりうるでしょう。

もちろん、これらの制度だけではなく、周囲の理解が得られるかも重要なポイントです。
クチコミや実際の社員の声で確認できると良いでしょう。

評価制度が明確


評価制度が明確であれば、働いていて公正に評価されていることを感じやすいです。
人事制度がよく練られていること、客観的な評価指標があることが重要です。

目標を自分の裁量で決めることができることも、モチベーションアップにつながります。

人材育成に投資している


「人」こそが企業の財産であると捉える企業は、待遇だけではなく育成にも力を注いでいます。

具体的には、充実した研修制度、キャリアアップへの相談など、従業員の人生全体を考えた仕組みが作られています。
従業員を丁寧に育てる方針の企業で働くことができれば自分のキャリアを充実させることができるでしょう。

法令遵守・社会的責任を果たしている


近年は特に社会的責任に厳しい世の中になっています。

法令遵守はもちろんですが、商品の環境への影響など、社会的な責任が守られていないと、企業の存続は難しくなっています。従業員への配慮だけではなく、企業の事業が社会全体に及ぼす影響や、その対応をどう行なっているのかを確認しておきましょう。

ホワイト企業を見つけるには?

ホワイト企業を見つけるには?

では、どのようにホワイト企業を見つければ良いのでしょう?その具体的な方法を紹介します。

企業の制度・公式情報を確認

企業の制度など、公式情報を求人票やホームページから確認してみましょう。
確認しておくと良いポイントは以下の通りです。

  • 残業時間
  • 年間休日数
  • 有給休暇取得率
  • 3年後離職率
  • 福利厚生
  • 研修制度

認定制度を確認

また、厚生労働省や経済産業省より認定を受けているかどうかも確認しましょう。

取得の過程で従業員の働きやすさに目を向けていることがわかります。認定を受けていることはホワイト企業であるかどうかの一つの基準となるでしょう。

働きやすさに関する主な認定制度は以下のようにとおりです。

  • えるぼし認定:女性の採用率、管理職比率が一定以上
  • くるみん認定:子育て支援に向けた計画の策定、計画の達成状況
  • トモニンマーク:仕事と介護の両立がテーマ。介護休暇、介護時短休暇など実施していること
  • ユースエール認定:若者の採用、育成に積極的な企業に認定
  • 健康経営優良法人:従業員の定期検診受診率、ストレスチェック実施状況などをもとに認定
  • ホワイト企業認定:生産性、ワークライフバランス、リスクマネジメント、労働法遵守など幅広い点で認定

社員クチコミを確認

社員クチコミでは、匿名で現役で働いている人、過去働いていた人のクチコミを確認することができます。
公式情報だけではわからない、リアルな声を知ることができます。

就活会議 :https://syukatsu-kaigi.jp/
OpenWork :https://www.openwork.jp/
En ライトハウス:https://en-hyouban.com/

クチコミを書いているのはあくまで個人なので、主観的であることには注意が必要です。公式情報など、客観的な情報と合わせて確認してくださいね。

働いている人に実際に会ってみる

OB・OG訪問などを通じて働いている人に実際に会ってみましょう。実際の働き方が分かりますし、わからないことを直接質問できることがメリットです。

ただ、働き方は部署によって大きく異なる場合があることには留意してください。可能であれば、複数の部署・職種の人に会って色々な話を聞いてみましょう。

こんなケースは要確認!ブラック企業の特徴

こんなケースは要確認!ブラック企業の特徴

ホワイト企業の特徴を挙げてきましたが、ブラック企業に多い特徴もあります。

以下にあるような特徴を持つ企業はブラック企業に当てはまる可能性があるので、参考にしてみてくださいね。

ただし、これらに当てはまっていてもブラック企業ではない場合もあるため、他の観点と合わせて考えて判断してみてください。

求人を頻繁に出す・大量募集

ブラック企業の多くは過酷な労働環境ですが、社員が辞めてもどんどん新しく採用すれば良いと考えるブラック企業も多くあります

そのため、ブラック企業の多くは社員の入れ替わりが激しく、中途採用向けの求人を頻繁に出す、新卒採用では大量募集していたりなどします。しかし、新規事業進出や成長過程の企業の場合は大量募集をおこなうケースもありますので、注意が必要です。

精神論が多い 

ブラック企業では、社内で精神論がまかり通っていることも特徴です。

「やる気」、「感謝」、「情熱」などのあいまいな感情や精神論で過酷な労働環境を正当化し、社員を納得させるという意図を持っている可能性があります

たとえば、とても終わらないような膨大な仕事量を社員に課し、「やる気があればできる」、「仕事への情熱があれば乗り切れる」などの精神論が唱えられているといった状況です。人事担当者の発言や公式HPの企業理念、社長のメッセージ、採用ページの先輩の言葉などから見極めることができるでしょう。

ホワイト企業に出会える!熊本県の認定制度とは?

ホワイト企業に出会える!熊本県の認定制度とは?

熊本県で就職を考えている方向けに、熊本県独自の認定制度を紹介します。

ブライト企業

熊本県独自の認定であるブライト企業は、以下のように定義付けられます。

働く人がいきいきと輝き、安心して働き続けられる企業を「ブライト企業」(ブラック企業と対極の企業をイメージした熊本県の造語)として認定しています。

引用元:熊本県ブライト企業推進事業について

認定の基準は以下の4つです。

  • 従業員とその家族の満足度が高い
  • 地域の雇用を大切にしている
  • 地域社会・地域経済への貢献性が高い
  • 安定した経営を行なっている

従業員の働きやすさだけではなく、長期的に働ける要因となる安定した経営や、地域への貢献度も対象になっています。

熊本への愛着があり、地域とともに長く働き続けたい人におすすめです。

よかボス企業

続いて、「よかボス企業」も、熊本県独自で定められた認定制度です。

「よかボス」とは、自ら仕事と生活の充実に取り組むとともに、共に働く社員や職員、従業員等の仕事や結婚、子育て、介護等、生活の充実を応援するボス(企業の代表者等)のことです。

引用元:熊本よかボスサイト

家庭や生活とのバランスを大事にする上司の下であれば、従業員も安心して働くことができます。「よかボス」認定された企業は熊本県のFacebookでも紹介されています。

ぜひご覧になってみてください。

ホワイト企業を見極めてキャリアを築こう

ホワイト企業を見極めてキャリアを築こう

いかがでしたでしょうか?ホワイト企業に就職することは、安心してキャリアを築くために大切なことの一つです。

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参考サイト:【ホワイト企業でも退職者は多い?】離職率や退職者が多い会社の特徴を解説!
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