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就職面接で長所・短所を回答するコツや伝え方を解説します| 就活応縁くまもと

公開日: 2024.03.11
更新日: 2024.03.11

就職面接で長所・短所を回答するコツや伝え方を解説します| 就活応縁くまもと

学生や新卒の就職活動で「自分の長所・短所の答え方が分からない」と悩んでいる人必見!本記事では、長所と短所の見つけ方、アピール方法を具体的な例文をご紹介しながら解説していきます。就活で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

面接で短所と長所を聞かれる理由


面接官は応募者が「自社で活躍してくれるかどうか」「長く働いてくれるかどうか」を、さまざまな質問を通して総合的に判断します。
長所や短所を質問することで、応募者がどんな人なのか、自社や配属部門のメンバーとの相性や仕事内容にマッチする行動パターンを持っているかを知ることが面接官の目的です。
主に以下の3つを判断しているといえます。

  • 客観的に自己分析ができているか
  • 自社の雰囲気とマッチしているか
  • 応募者の人となりを知るため

長所・短所を回答するための準備


自分の長所・短所を回答するための準備には、自分の性格や人となりを見直してみる「棚卸し」が必須です。まずは自身で思いつく限りの長所・短所を書き出してみましょう。
自分のイメージだけでは、書き出した内容が客観的に見ても長所・短所であるのか分かりにくいです。面接の回答に説得力を持たせるためにも、以下にご紹介する「長所・短所を見つける準備」に取り組んでみましょう。

周りの人に聞いてみる

客観的に長所・短所を把握するなら、身近な人に聞いてみるのが有効です。
自分をよく知る家族・友人・恋人に聞けば、率直な答えが返ってくるでしょう。その中から長所・短所が見つかり、面接に活用できるかもしれません。

過去の成功・失敗エピソードを整理する

長所と短所がどうしても思い浮かばない場合、過去のエピソードを思い返してみてください。
「これまでの成功体験」「これまでの失敗体験」を思い出し整理してみると、そこから長所・短所が見つかる場合があります。整理した成功・失敗体験はそのまま面接で長所・短所の理由を話すエピソードに使えるため、具体性のある回答ができるでしょう。

自分の棚卸しがうまくできない場合は、「マインドマップ」「モチベーショングラフ」を利用することも良い方法です。

「マインドマップ」「モチベーショングラフ」をもっと詳しく知りたい方はこちら

長所・短所のアピール方法

①履歴書での表現方法

履歴書の長所・短所を作成する際は自己PRと矛盾が生じていないかに注意する必要があります。

例えば、長所・短所で「長所は計画性」と述べたにもかかわらず、自己PRでは「決断が早いので、入社後はスピード感を持って行動したい」と述べると、説明次第では矛盾が生じてしまいます。
また、履歴書の長所・短所はスペースが限られているため、枠に応じて書き方を工夫しましょう。枠が大きい場合は具体的エピソードを盛り込み、枠が小さい場合は箇条書きにすると端的に相手に伝わりやすくなります。

②面接で長所を聞かれた時の答え方

長所の伝え方は面接官に「入社したらどんな活躍をするのか、長所が仕事の中でどのように発揮されていくのか」が伝わるような構成にします。

「結論」「エピソード」「どう生かすか」の順で伝えましょう。人によってはいくつもの長所が思い浮かぶかもしれません。自分の棚卸しがしっかりできている結果であるとも言えますが、面接で話す際は一つに厳選して回答します。あれもこれもと答えてしまうと要点が伝わらず、「結局何を言いたいのか分からない」という印象になってしまう可能性があります。

POINT!

話の構成(全体の長さは2分前後で)
【1】結論
「私の長所は○○です」
     ↓
【2】エピソード
「○○を生かして××に取り組み、△△の成果を上げました」
     ↓
【3】どう生かすか
「長所(性格)をこのように生かして御社に貢献します」

③面接で短所を聞かれた時の答え方

短所はネガティブな情報なので、面接官から質問されない限り、自ら伝える必要はありません。「あなたはどんな性格ですか?」などの質問についても、まずは長所だけを伝えましょう。
「自分の短所はどんなところだと思いますか?」と追加で質問されたり、「長所・短所を教えてください」など、明確に聞かれたりした時は答える必要があります。
短所の回答で大切なのは「短所を言いっぱなしにしない」ことです。

例えば「私の短所は、無口で無愛想に見られがちなところです」とだけ伝えて終わりにしてしまうと、面接官は「職場になじめないのではないか?」「取引先とトラブルになったりしないだろうか」と心配になります。
「人と話す時は笑顔やうなずきを意識し、必要な時は積極的に発言するよう心掛けています」など、自分なりに改善しようとしたり、仕事に影響が出ないように気を付けたりしていることなどを加えて伝えると、印象はよくなります。応募者にとっても、短所を自覚する自己分析力があり、課題に対し逃げずにポジティブに取り組んでいく姿勢をアピールするチャンスでもあります。
短所を回答する時は、短所をカバーするために心掛けていることまでセットで伝えましょう。 また、長所と同様に内容は一つに絞り込みます。

長所・短所の選び方


長所は、短所の裏側と考えられます。例えば、協調性があるという長所の場合、周囲との協調を図るあまり判断が遅れてしまう点が短所と言い換えることもできるのではないでしょうか。そのため、長所や短所を探す際には、自身の長所や短所の裏側に着目することがポイントです。また、面接の際には長所と短所を併せた伝え方を心がけることで、短所ばかりに目がいくことを防げます。

短所 言い換え例(長所)
心配性 責任感が強い、慎重に物事を進める、計画性がある
優柔不断 周囲に配慮ができる、情報収集を怠らない
マイペース おおらか、人の意見に流されない、常に冷静でいられる
緊張しやすい 常に周到に準備する、物事に真剣に取り組む 
負けず嫌い 向上心が強い、目標に向かって人知れず努力できる
せっかち 行動力がある、スピード感がある、ものごとへの対応が早い
協調性が足りない 常に堂々と主張できる、信念を貫こうとする
頑固 信念を持っている、粘り強く取り組むことができる
視野が狭い 集中力がある、得意なことを追求する、探究心が強い
面倒くさがり 常に効率を考えて仕事をする、無駄を省くことが得意

よくある長所一覧と回答例文

【長所・例文】

【粘り強さ】
私の強みは、粘り強さです。目標に向かって躓いても、最後まで諦めずに努力することが得意です。学内プロジェクトでの経験から、チームと協力して課題を乗り越える粘り強さを発揮しました。この姿勢を仕事やプロジェクトにも生かし、成果を上げることに貢献したいと考えています。

【協調性がある】
私の強みは協調性です。チームワークを大切にし、メンバーと円滑なコミュニケーションをとりながら、共に目標に向かって協力することが得意です。これまでのグループプロジェクトでは、協調性を発揮し、円満なチーム環境を築き上げました。貴社でも協力し合いながら、成果を上げるお手伝いができれば幸いです。

【計画性がある】
私の強みは計画性で、これを発揮した一例が過去の学内プロジェクトです。プロジェクトでは、最初に明確な目標を設定し、それに基づいて詳細なスケジュールを策定しました。予定された期限内に進捗を確実に積み上げ、途中での修正や調整も柔軟に行いました。具体的には、グループメンバーと協力してタスクを分担し、個々の進捗を逐一確認しながら進めました。週次ミーティングを通じて課題や進捗を共有し、効率的なコミュニケーションを心がけました。その結果、プロジェクトはスムーズに進み、期待された成果を達成することができました。
このような計画性を仕事にも活かし、期限を厳守しつつ効果的な業務進行をサポートすることで、貴社のチームに価値を提供できると考えています。

【ポジティブ】
私の強みはポジティブな思考です。例えば、前回の学内プロジェクトでは、プロジェクトが難航していた時期がありました。しかし、その際にはメンバー全員がモチベーションを保てるよう、明るい雰囲気を作り出しました。週次ミーティングでは、進捗の中で見える成功や学びを共有し、困難な状況でもポジティブな視点を大切にしました。このような経験から、ポジティブなアプローチが協力と成果にどれだけ影響を与えるかを実感しています。貴社でもこのポジティブな姿勢を活かし、仕事においても前向きな解決策を提供し、チーム全体のモチベーションを高める一翼を担いたいと思っています。

よくある短所一覧と回答例文 

【短所・例文】

【せっかち】
私の短所は、時折せっかちなところです。物事が遅れるのが苦手で、結果を早く出したいという気持ちが強いです。これまでの経験から学び、計画性を重視してタスクに取り組むように心がけていますが、時には焦ってしまうことがあります。この短所に対処するために、時間管理や優先順位の設定に工夫を重ね、焦りを抑えるように心がけています。貴社での仕事においても、チームと協力しながら改善に努め、効果的な進捗管理を実現できるように努めてまいります。

【頑固】
私の短所は、頑固なところです。仕事のやり方にはこだわりがあり、自分のやり方にこだわるあまり仕事が遅くなってしまうことがありました。そこで、効率よく仕事をしている社員にやり方を聞いたところ、たくさんの学びがありました。そのため現在は自分の仕事のやり方だけでなく、ほかにもっと良い方法はないか考え、困ったときには周りの仲間に助言を求めるようにしています。

【心配性】
私の短所は、心配性なところです。初めてプロジェクトに配属された際、自分の担当した仕事にミスがなかったかどうか不安になってしまうことがありました。それからはスケジュールをあらかじめ把握し、事前の準備やチェックを行える時間を設けることで落ち着いて仕事に取り組めるようにしています。

面接で長所と短所を伝えて、自分のことをよく知ってもらおう


面接で「長所」「短所」を質問されるのは、自己分析ができているか、募集している職種や業務で活躍してもらえるかを判断するためももちろんありますが、あなたがどんな人なのか知りたいという気持ちのあらわれでもあります。取り繕いすぎずに、自分とマッチする企業を探すつもりでアピールしてみることも時には大切です。
自分自身の長所・短所を正しく把握するのは意外と難しく感じるかもしれません。
どんなに魅力的な長所があっても、それに甘えていては成長できません。また、短所は応募企業の業務に支障を与えないことが前提ですが、直していこうとする意思を伝えられれば、採用に近づく可能性が高まります。
自分の個性をしっかり伝えられるよう、長所や短所の回答は事前に準備しておきましょう。

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